アンを探して Looking for Anne

「赤毛のアン」の島、プリンスエドワード島でオールロケ!第5回AFFF(シンガポール)で最優秀監督賞、グランプリを受賞!

新年1月9日(土)から沖縄/北谷・ミハマ7プレックスでの凱旋上映が決定!

2009年12月26日 | お知らせ
新人監督の作品が、大手の劇場で上映されることは前例がないことです。しかし沖縄から世界へ羽ばたく宮平貴子監督を是非応援したい、素晴らしい映画を多くの観客に見てもらいたいとのスターシアターズのご協力を得て実現しました。

先日12月4日にはシンガポールで行われた第5回アジアンフェスティバル・オブ・ファーストフィルム(AFFF)において、グランプリ(最優秀作品賞)と最優秀監督賞を受賞、日本人初の快拳となり、2009年の終わりを飾る素晴らしいニュースとなりました。映画祭の審査員の一人であり『スーパーマン・リターンズ』などハリウッドで活躍するプロデューサーのクリス・リー氏からは「多くの驚きがあり、型にはまらず、感情をゆさぶられ、心に響く作品」との感想も得ています。

全国に先駆けて公開した東京・シネカノン有楽町1丁目では、2ヶ月に及ぶロングラン上映を達成、いよいよ22日に最終日を迎えます。19日からは京都、高槻、そして静岡と続きます。新年2010年も沖縄・北谷での上映を皮切りに札幌、富山、佐賀、岐阜、など全国の劇場で公開の輪を広げて行きます。
これも皆さま方の熱い声援と、応援の賜物です。来年もどうぞ「アンを探して」を宜しくお願いいたします。

            
コメント(あいうえお順)

クリス・リー(AFFF審査員・ハリウッドプロデューサー"Superman Returns" and "SWAT")「多くの驚きがあり、型にはまらず、感情をゆさぶられ、心に響く作品」
   
黒柳徹子さん(女優)「こんな結末が待っていたなんて!ロマンチックってこういう事をいうのかしら!息がちょっと止まりました。」

檀ふみさん(女優、作家)「『アンをめぐる人々』の、最上の第一章にめぐりあった思いです。爽やかな涙が頬をつたいました。」

林真理子さん(作家)「本当にピュアな映画で、特に主役の穂のかさんが素晴らしい。一度訪れたプリンス・エドワード島の風を感じるようでした。」

松本侑子さん(作家、翻訳家)「大人の恋愛と、初々しい10代の恋の季節が重ね合わされた『赤毛のアン』のイメージにぴったりの佳作です。息をのむ程の風景、美しさにも感動しました。」

村岡恵理さん(赤毛のアン記念館・村岡花子文庫主宰)「ポジティブに生きる勇気をもらいました。哀しみの先には、また素晴らしい世界が待っているーそう確信させてくれる映画です。」

吉村和敏さん(写真家)「ずっと心待ちにしていたプリンス・エドワード島オールロケの映画!島の光や風、アイランダーの暮らしの様子が丁重に描かれていました。」

日本経済新聞(春秋)11月14日記事抜粋
▶沖縄出身でカナダに住む宮平貴子さんの監督作品「アンを探して」が東京で上映中だ。カナダ東部のプリンスエドワード島の美しい風景のなかで戦争と平和をしみじみと考えさせる。日本人少女が祖母の初恋の人だった元カナダ人兵士を探す物語だ。島を舞台にしたモンゴメリの小説『赤毛のアン』が底流にある。
▶探し当てたと思った元兵士は、日本国内の捕虜収容所で仲間が亡くなっていった記憶を語る。少女に「君を責めているのではない。事実を知ってほしいだけだ」と話す。見終わって、号泣ではないが、感涙を誘う。ゆったりとした映像がいかにもカナダらしい。平和もまた声高ではなく、静かに語る方が胸に迫る。

上映館情報はこちらをご覧下さい!

京都初日、満員御礼!!!

2009年12月20日 | お知らせ
京都で初日が開きました。座席は満席。立ち見のお客様に、また来ると帰って行ったお客様、本当に申し訳ありませんでした

立ち見の方に「良い映画で、夢中でみていたので足が痛いのも忘れてました」と言ってもらえたのでホッといたしました。

ずっと1月8日までの上映です。皆さん底冷えの京都で外に出るのも大変ですが、劇場に足を運んで下さいね。

写真は監督がグランプリと最優秀監督賞のトロフィーを持って劇場を訪れた時のものです。支配人の横地さんと。

      

トロフィー

2009年12月14日 | お知らせ
グランプリ(最優秀作品賞)と最優秀監督賞のダブル受賞!そして日本人としては初の受賞と言う嬉しいお知らせ。

シンガポールへの旅のあと、これらのトロフィーはいろんなところへ出没しています。

来年にむけて大きなステップとなりました。応援して下さった皆様に感謝!!!


(写真は監督の友人が撮ったもの、さすがです)

沖縄桜坂12月11日本日まで!群馬たかさき明日から!

2009年12月11日 | お知らせ
祖母静香のモチーフにもなったユリさんのお母様、マリの夫役(写真での出演)の建築家竹山聖氏と、劇中杏里が描くイラストを担当した大槻香奈さんとも喜びを分かち合いました。

連日満員御礼と聞いている沖縄桜坂劇場での上映は本日までとなってます!!特に桜坂劇場専用の前売り券をお持ちの方はお急ぎ下さい☆

そして明日は群馬のシネマテークたかさきにて「アンを探して」が公開されます!!10時30分の回の後私宮平による舞台挨拶を行ない、その後14時ぐらいから高崎駅にあるFMたかさきで、ラジオ出演します!ド派手なトロフィーも持って行く予定ですので、ぜひ皆さんご覧になって下さい!!

帰ってきました!監督メッセージ&映画祭スナップ

2009年12月06日 | お知らせ
昨夜中12時すぎに、シンガポールから帰ってきました。本当に、グランプリ(最優秀作品賞)と、最優秀監督賞という人生最大級のご褒美がいただけて、最高の気分です。

「アンを探して」は、30年というまだ短い人生ではありますが、私自身が出会った人たちからもらったパワーをエッセンスに描いています。今の私があり、この作品ができたのは、沖縄の家族、友人たち、映画友達や、師匠のガニオン監督、ユリプロデューサー、モントリオールの友達、を初めとする、素敵な人たちとの出会いがあったからでした。そして私を信じてついてきて下さったスタッフ、キャストの皆さん、本当にありがとうございます。

そして、「初監督」という映画監督にとって一番の難関を突破して作品を生み出し映画祭にノミネートされた、アジア、そして世界で活躍する、頼もしい仲間と出会えたことがグランプリ受賞に勝るとも劣らない、これまた最大級の財産となりました。どの作品も初監督とは思えない作品ばかりで、いえ、もしかしたら、初監督作品だからこその、作家性と決意に満ちた、素晴しい作品ばかりでした。

そして日本人でもない、カナダ人でもない、ましてや「赤毛のアン」でさえもあまり知られていない文化圏の人たちが、映画「アンを探して」をみて、泣き、笑い、心から感動したという言葉をいただけたことが、最高に嬉しかったです。年代や国籍、時を越えて伝わる芸術作品の力、それが映画「アンを探して」の、メッセージでもあるからです。


第五回アジアン・フェスティバル・オブ・ファースト・フィルムでの、グランプリ(最優秀作品賞)と、最優秀監督賞受賞は、「アンを探して」に関わった全ての人たちに対する、チームワークへの評価です。そしていち映画監督の私にとって、これ以上ない、ご褒美です。しかし、これからも初心を忘れず、「観客のひとりひとりの心に届く」映画作りを目指して、頑張っていきます。これからも応援よろしくお願いします!!

以下、映画祭のスナップです!!どうぞお楽しみ下さい。


日本を飛び立つ飛行機からの画像です。写真には納められなかったのですがなんと富士山の山頂を目撃したんです。Youtubeレポートでは期待させてしまうと思って黙ってましたが(笑、なんだかとってもいい旅になる予感がしました。


今回、映画祭とコラボしている高級ホテルが満席でとれず、自分でチャイナタウンのホテル(Temples Inn)を予約!でもゴージャスホテルに泊まった監督たちに、素敵な街に宿泊してる~と、うらやましがられました。スタッフがとっても親切で地下鉄もすぐ後ろで便利でした☆


映画際の公式パンフレット。表にしっかり『アンを探して』の写真があります!嬉しい~~。


到着二日目の夜、最優秀脚本賞、最優秀プロデューサー賞、最優秀主演女優賞、最優秀主演男優賞の最多の四部門を獲得したSona Jain監督の"For Real"を拝見、大人の世界と子供の世界が交差する微妙な時間を捉えた秀作でした!


映画祭中は、映画祭監督のSanjoyさんに連れられて、映画談義に花を咲かせました。この日は、インド料理のお店です。


到着三日目。いよいよ我らが『アンを探して』の上映日!午前中は、審査員長のAna Kokkinosさん(奥)と、前述のSona Jain監督(手前から二番目)、"Land Gold Woman"という作品で最優秀プロデューサー賞にノミネート、観客賞を受賞したVivek Agrarwalさん(一番手前)と地元のラジオ局に出演しました。皆さん流暢な英語の中、初めての英語での質疑応答に超緊張しましたが、なんとか乗り越え、ホッとしました。


ラジオでの宣伝が功を奏したのか?「アンを探して」のチケットはまさかのソールドアウトでした!観客からも沢山の質問と感動の声が聞けて、幸せでした!写真は、号泣してくれたSona Jain監督と短編映画"JUST KABIR"の監督Meenuさんとの一枚。Menueeさんの作品は宗教を越えたアイデンティティを追求するもので「アン」に通じる精神を感じました、すると、彼女も「アンを探して」を見て、そう思った!と言ってくれ、嬉しい!

到着四日目の授賞式。会場は120年の歴史を持つラッフルズホテルのボールルームです。ラッフルズホテルは広すぎて迷いそうでした・笑。



受賞会場のスナップ。映画祭監督のSanjoyさん、審査員長のAnaさんたちのテーブル。


最優秀監督賞の発表、審査委員長のAnaさんからトロフィーが渡された!!


その後、最優秀作品賞(グランプリ)が手渡され、感無量の様子。グランプリのトロフィーはかなり、重い...!実は、踏ん張ってます・笑。



最優秀監督賞のトロフィー。


最優秀作品賞(グランプリ)のトロフィー(あおり)。その名の通り、輝かしいデザイン!


二つ一緒に、もらえるなんて...。今でも、本当に夢のようで、ため息が出ます。


最後に、映画祭監督のSanjoyさんとのツーショット。素晴しい映画祭を有り難うございます。他の映画祭と違い、二度と監督としてこの映画際にもどってこれないのが寂しい!でもこの映画祭で出会えた仲間とまたどこかで、会えるよう、頑張りたいと思います。

宮平貴子

Asian Festival of First Films 2009

Best Film 'Looking for Anne' Takako Miyahira
Best Producer 'For Real' Sona Jain
Best Director 'Looking for Anne' Takako Miyahira
Best Screenplay 'For Real', Sona Jai...n AND Land Gold Woman Avantika Hari
Best Cinematographer/ Editor 'Superman of Malegaon' Shweta Venkat
Best Male Actor 'For Real' Sriharsh Sharma Churai
Best Female Actor 'For Real' Zoya S. Hasan
Best Documentary 'Superman of Malegaon' Faiza Ahmad Khan
Best Director of Documentary 'Addicted in Afghanistan' Jawed Taiman AND 'Superman of Malegaon' FaizaAhmad Khan
Best Short Film 'Vitthal' Vinoo Choliparambil
Foreign Correstpondents Orchid Award 'Land Gold Woman' Avantika Hari, Vivek Agrawal

グランプリ及び最優秀監督賞を受賞!!!

2009年12月05日 | お知らせ
本日「アンを探して」がシンガポールで行われた映画祭、第5回アジアンフェスティバル・オブ・ファーストフィルムにて2冠を獲得しました。日本人では初めての受賞です。左手にもっているのがグランプリのトロフィー、右手が最優秀監督賞のトロフィーです。重そうですね。
監督は今夜成田に到着です。映画祭の模様等またアップしてもらう事にいたします。まずはご報告と、応援していただいている方達へのお礼を込めて、こころから「ありがとう」の気持ちを伝えます。共同通信ニュース

ベスト初監督、ベストフィルムにノミネート!!!

2009年12月01日 | お知らせ
第5回アジアン・フェスティバル・オブ・ファーストフィルムの初監督部門と最優秀作品部門に「アンを探して」がノミネートされ、宮平貴子監督は開催国のシンガポールへと旅立ちました。
全世界から700ものエントリー作品があり、初監督には6本のノミネート、ベストフルムには7本のノミネートがあり、見事にその一本に選ばれました。
日本の作品、日本の監督の初ノミネートです!!!
南国の沖縄から、北の国新潟への移動のあと、こんどはまた南国のシンガポールです。初めての映画際参加で意気揚々と出かけました。英語の字幕も完璧、3日の上映がうまく行きます様に!!!