アンを探して Looking for Anne

「赤毛のアン」の島、プリンスエドワード島でオールロケ!第5回AFFF(シンガポール)で最優秀監督賞、グランプリを受賞!

ドラマの花子さんと本当の花子さん

2014年08月08日 | 「花子とアン」について

「花子とアン」、お話が百蓮さんの恋や カヨと郁哉さんなど、花子のまわりのけれん味のある騒動に、重きがいってしまっていて、村岡花子さんの人物描写やドラマが希薄になってしまっているところが、すこうし残念です。

随筆や「アンのゆりかご」を読むと一目瞭然ですが、村岡花子さんの魅力は、芯の通った強さであり、敬三に対する一途で(百蓮ともひけをとらない)情熱的な愛情、そして結婚も、主婦と仕事と両立も、強いご自身の決意と努力がありました。

写真は、リアル花子と敬三さんと長男の道雄ちゃん。

* * * * * * * * 

不思議と、花子と敬三さんは、アンとギルバートを連想させ、そして、

奇しくも、アンとギルバートが負う試練も、花子は体験することになりますが・・・

わかっていながらも、観るのがつらいです。

[PR]「赤毛のアン」の島プリンス・エドワードオールロケ

「アンを探して」DVD発売中!

 

 


おしゃれな花子と敬三さんのラブレター

2014年08月07日 | 「花子とアン」について

そうそう、5月に訪ねた東京の「赤毛のアン」展では、楽しみにしていた花子と敬三さんのラブレターを拝見することができました。

全くもって無学な私には2人の流暢な英語や日本語はもはや解読不可能だったのですが、そのなかで、「おや、これは!」と思う発見がありました。

今ではおそらく外国人俳優さんのメッセージなどで皆さんご存知かと思いますが、◯◯◯×××というマーク。

確か、「アンを探して」主演の穂のかもblogで使っていたのですが、ご存知(×=キス)(◯=ハグ)という意味なんですが、最近の若者言葉なのかな~と勝手に思っていたのですが、なんと私の記憶が正しければ、その文字を花子さんと敬三さんのラブレターにも はっけーん。(というか、ほとんど達筆すぎてそれしか読み取れなかったという、悲しさ(笑)

残念ながら写真撮影禁止だったので、証拠はおみせできませんが、日本人同士のお二人が、こういう流行?言葉も使っていたということが、驚きです。

 

[PR]「赤毛のアン」の島プリンス・エドワードオールロケ

「アンを探して」DVD発売中!

 

花子さんに学ぶこと

2014年08月05日 | 「花子とアン」について

「花子とアン」、村岡ファンとしては、花子さんの存在感が薄すぎる~と多少不満はありますが、観ています。

今、沖縄で、こども国際映画祭in沖縄<KIFFO>という子どもイベントのため、子どもたちとふれあう機会が多いです。

「をみななれば」のなか「幼年芸術家」というエッセイに、共感したと同時に、肝にめいじなければいけないな、と思ったのでした。

このページだけでも、一読の価値ありです。

KIFFOのワークショップでは、なるべく親御さんには同席を遠慮してもらっているのは、子どもたちの自主性を育てたい、と思うからでありますが、花子さんも、きっと同意してくださろうだろうなぁ~となんだか心強く思いました。

 

 

[PR]「赤毛のアン」の島プリンス・エドワードオールロケ

「アンを探して」DVD発売中!

 

 

 


お便り・・・続き

2014年08月04日 | カナダとアンとモンゴメリ

みなさま

続く・・・と書いておきながらそのままになっており失礼しました。

前回の更新からだいぶ時間が経ってしまいました。

いただいたポストカードには計3枚となっており、いずれもアンシリーズの表紙の絵ハガキで嬉しく思いました。
 

ハガキには・・・

*7月プリンス・エドワード島で行われたモンゴメリ研究会?でも「アンを探して」は注目を集めたとありました。

*映画「アンを探して」のなかでは、フランス系のアカディ人と呼ばれる人たちのことがでてきますが、
今の若い人にはアカディ人のことをあまり知らず、「赤毛のアン」を再読したときにフランス系への差別に驚く人も少なくないようです。
 
*また、香港でカナダ人兵士たちが日本軍の捕虜となったことなども少し出てきますが、プリンス・エドワード島出身の人が捕虜になっていたことなども、知る人は少ないだろう、とありました。
 
 
筑波大学の吉原さま、「モンゴメリと戦争」というテーマということで、現地の声もあって「アンを探して」をテーマに取り上げてくださったことに、感謝申し上げます。この場をかりてお礼申し上げます!(あれ、でもよく見たらスタンプがPEIではなく、USA・・・現地ではなく飛行機の乗り継ぎの際に慌てて出してくださったのかな?!)
 
「アンを探して」でのアカディア人のことは、企画に携わった藤本さんのアイデアでもありますが、脚本を進めるについて、物語のなかでなくてはならない活躍をしてもらいました。それは、きっと今モンゴメリが生きていたら、聡明なモンゴメリのことだから、きっと差別的な表現をしたことをどうにかして、挽回したいに違いない と思ったからです。
 
香港でカナダ人兵士たちが日本軍の捕虜となったことは、「キャンプ」という本を主に参考にしました。
無邪気にも、冒険旅行にでるつもりで兵隊になった青年たちの人生は、戦争で、あまりにもメチャクチャになりました。
 
ブラックバーン先生が花子に問いかけた、「人に会いにいくための飛行機か、人を殺しにいくための飛行機か、それは私たちの理性にかかっている」という旨の言葉が胸にささります。
 
第一次世界大戦から100年たった今も、世界では未だに紛争で沢山の罪のない子どもたちや市民の命が落とされている。
 
沖縄でも、名護市辺野古に、頑丈な米軍基地を作ろうと、市民の意志を無視した形で強行な作業が日本政府の指示のものと、進められており、その強行さに、本当に民主主義の国なのか、と悲しくなります。
 
私たちは、何を歴史から学ぶのか。
そして、未来を変えていくことが、私たち一般市民に、できるのでしょうか。
 
いつかみた、モンゴメリの日記に、ペンを剣に見立てたイラストがあったのを覚えています。
 
せめて、少しでもいいから、発信していくこと。知ってもらうこと。
 
話はそれてしまいましたが、沖縄では、まだ戦争は終わっていないと感じる今日この頃です。
 

[PR]「赤毛のアン」の島プリンス・エドワードオールロケ

「アンを探して」DVD発売中!