アンを探して Looking for Anne

「赤毛のアン」の島、プリンスエドワード島でオールロケ!第5回AFFF(シンガポール)で最優秀監督賞、グランプリを受賞!

お便り・・・続き

2014年08月04日 | カナダとアンとモンゴメリ

みなさま

続く・・・と書いておきながらそのままになっており失礼しました。

前回の更新からだいぶ時間が経ってしまいました。

いただいたポストカードには計3枚となっており、いずれもアンシリーズの表紙の絵ハガキで嬉しく思いました。
 

ハガキには・・・

*7月プリンス・エドワード島で行われたモンゴメリ研究会?でも「アンを探して」は注目を集めたとありました。

*映画「アンを探して」のなかでは、フランス系のアカディ人と呼ばれる人たちのことがでてきますが、
今の若い人にはアカディ人のことをあまり知らず、「赤毛のアン」を再読したときにフランス系への差別に驚く人も少なくないようです。
 
*また、香港でカナダ人兵士たちが日本軍の捕虜となったことなども少し出てきますが、プリンス・エドワード島出身の人が捕虜になっていたことなども、知る人は少ないだろう、とありました。
 
 
筑波大学の吉原さま、「モンゴメリと戦争」というテーマということで、現地の声もあって「アンを探して」をテーマに取り上げてくださったことに、感謝申し上げます。この場をかりてお礼申し上げます!(あれ、でもよく見たらスタンプがPEIではなく、USA・・・現地ではなく飛行機の乗り継ぎの際に慌てて出してくださったのかな?!)
 
「アンを探して」でのアカディア人のことは、企画に携わった藤本さんのアイデアでもありますが、脚本を進めるについて、物語のなかでなくてはならない活躍をしてもらいました。それは、きっと今モンゴメリが生きていたら、聡明なモンゴメリのことだから、きっと差別的な表現をしたことをどうにかして、挽回したいに違いない と思ったからです。
 
香港でカナダ人兵士たちが日本軍の捕虜となったことは、「キャンプ」という本を主に参考にしました。
無邪気にも、冒険旅行にでるつもりで兵隊になった青年たちの人生は、戦争で、あまりにもメチャクチャになりました。
 
ブラックバーン先生が花子に問いかけた、「人に会いにいくための飛行機か、人を殺しにいくための飛行機か、それは私たちの理性にかかっている」という旨の言葉が胸にささります。
 
第一次世界大戦から100年たった今も、世界では未だに紛争で沢山の罪のない子どもたちや市民の命が落とされている。
 
沖縄でも、名護市辺野古に、頑丈な米軍基地を作ろうと、市民の意志を無視した形で強行な作業が日本政府の指示のものと、進められており、その強行さに、本当に民主主義の国なのか、と悲しくなります。
 
私たちは、何を歴史から学ぶのか。
そして、未来を変えていくことが、私たち一般市民に、できるのでしょうか。
 
いつかみた、モンゴメリの日記に、ペンを剣に見立てたイラストがあったのを覚えています。
 
せめて、少しでもいいから、発信していくこと。知ってもらうこと。
 
話はそれてしまいましたが、沖縄では、まだ戦争は終わっていないと感じる今日この頃です。
 

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