みっかぼうず。

ものぐさ&ぐ~たら三日坊主の、ドラマ・映画・本のオボエガキ&おりおりの記録。

佐々木優子さんへのエール。

2005-04-17 17:56:33 | 海外TVドラマ
何になりたかったか、どんな職業につきたかったかと聞かれたら、唯一の答えが『声優』。
幼い頃にある女優さんの声に惹かれたのがきっかけで、ドラマの吹替に興味を持った。
そのうちいわゆる「声優ブーム」で、アニメを中心に声優が一気に表舞台に出てきた。
芝居には興味がなかったけれど、声を出すのは好きだったので、いつか自分もと憧れた。
でも、結局憧れは憧れで終わってしまった。選んだ高校が合わず、無気力な時代を経て
短大になんとなく進んでしまった。
今思えば、あの時一念発起して、何かの形でチャレンジしてみればよかった。

その後も海外ドラマや映画を見るのなら、まず吹替版を選んでしまうほど、
吹替への興味や声優への憧れはずっと抱き続けている。
この10年、大好きな海外ドラマがある。
そして9年続いたそのドラマで、最後の2年分に登場した女性キャラクターに、特に惹かれている。
キャラに惹かれて、声を担当している声優さんにも興味を持った。
正直今まで知らなかった方だったが、ネットで検索してみたら、なんと私と
同じ年の同じ月生まれらしい!
同じ時に、同じ時代の空気を吸い、同じようなものを見てきたのだ。
そして、今声優をなさっているからには、きっと少なからずブームを体験されたと思われる。

私と同年代の女性が、私がかつて憧れた職業につき、私が一番好きな番組の、
一番好きなキャラクターの声を担当している。
もしもわたしもチャレンジしていたら・・・というほど、身の程知らずではない。
でも、ひょっとしたら私も、同じ世界のいられたかもしれないという妄想を止められない。
何ともいえない気持ちだ。うらやましさ、ねたましさ、尊敬、憧れ。

私は憧れるだけで何もしなかった。
でも行動を起こした彼女は、今立派にその道を歩んで、私を惹きつけ、幸せな時間をくれる。
今の自分の状況を悔やむと言うのではない。
今、私の周りにいる夫、子どもたち、友人たち。
もし、違う道を歩むことを選んでいたら、絶対に得ることができなかった、出会うことができなかった。

それでも。自分の夢に彼女を重ねてしまう。
彼女にいいようのない、気持ちを抱いている。
たとえば、彼女の出演作を逃さず片っ端から視聴するというファンではないけれど、
明るく艶やかな美しい響きの声に、密かにエールを送りたい。
知るのは遅かったけれど、ずっとずっと応援しています、佐々木優子さん。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。