みっかぼうず。

ものぐさ&ぐ~たら三日坊主の、ドラマ・映画・本のオボエガキ&おりおりの記録。

今日の映画 『ターシャ・テューダー 静かな水の物語』。

2017-04-29 13:17:01 | 映画
ターシャ・テューダーは、何年か前
初めてテレビで紹介された時から見ていた。

それから折に触れ、幾度となく録画やDVDを見た。
彼女を見ていると、なんとなく落ち着いて、
その後、家事を一生懸命やりたくなる。
自分の生活を大事にしたくなる。

その一方で、ただぼんやり流し見ていると、
その間は自分のいる世界や時間を意識しないでもいられる。

見てきた映画は、何作か放送されたものの総集編。
タイトルの「静かな水の物語」は、
それまで見てきた中ではほとんど出てきていない言葉。
ちょっと唐突に思えたけれど、
紹介されている画面の池の風景は、
何度も見て、まるでモネの水連の絵そのもののようで
とても好きな場面だったので
すんなりと受け入れることができた。

彼女のどこがいいというわけではない。
けれど彼女のように、生涯かけて目指し、実現するために
生きる目的になるものが見つけられた人は、
本当に羨ましいと思う。

彼女の育った環境と資質、それが大きくかかわってはいるだろう。
でも、3,4歳の時に初めて黄色いバラを見て、
こんな美しい花を咲かせる人になりたい、と感じたこと、
これは神様の贈り物だろう。

私のやりたいこと、なりたいことって何だろう?
50を半ば過ぎた今も考える。

ひょっとするともう、それは見つからないのかもしれない。
そうだとしたら、私の人生って何だろうと思う一方で、
見つからないのなら、それはそれで私の人生、とも
開き直って考える。

あるいは、求め続ければこの先
60、70、80超えてから、ひょっこ見つかるかもしれないとも。
(それまで生きる、生きられるという前提で)

とりあえず今は、自分の心に響くものを
気負わず見つけていこうと思う。


(写真は、近所の遊歩道に咲いていた、スズラン)




今日の映画 『スタートレック BEYOND』。

2016-10-27 01:07:36 | 映画
映画館で見る映画が好き。
特にスケールの大きさを楽SFものは、ビデオよりも絶対映画館。

勢いとスケールを楽しむので、正直あとからあまりストーリーは覚えていない。
それでも、今日見た「宇宙都市・ヨークシティ」の映像は忘れないと思う。

上下左右、どちらを見ても天と地があるってすごい。
後半、シティに突入して追いつ追われつする小さい戦闘のサイドを、
別次元の軌道を巨大な古い宇宙艦が並走していく様子はすごかったな。

大元の作品を見ていなくとも、テーマ音楽だけでテンションMAXになれるのが、
「スターウォーズ」と、「スタートレック」。

(前者は「エピソード4~6」は見ておらず、
後者は、テレビ版を見ておらず(かなり昔のものだけど…)

そして、あの、でっかいエンタープライズの雄姿を見ると
(実は何機目なんだろうか)
本当にこういう未来が来たら…夢見ずにはいられない。

PS
オリジナル・スポックと、ニュー・チェコフのご冥福をお祈りします…。














今日の映画 『ゴーストバスターズ(2016)』。

2016-08-26 11:11:52 | 映画
1980年代の旧作シリーズ、シガニー・ウィーバーファンだったこともあり、大好きだった。

リメイク版(正確には、ニューバージョン)の女性4人+ヒロイン(?)のイケメン秘書、
まさに、旧作では思いもよらなかった設定で、それがうま~くはまっている。

(イケメン秘書は、ホントに見てくれだけなので、もう少しどうにかならんか?)


きっと当時とは比べ物にならないほど進化した特撮も、あまり進化を感じられないのが
逆にリアルすぎなくていい。
というか、当時の特撮がそれだけすぐれていたのだろう。
素朴なねばねばとか、ゴーストをとらえるビームなど、懐かしいけれど古びていない。
加えて、きっと知っていればもっと楽しめたであろう、映画のパロディいっぱいなのも楽しかった。


絶対出てきてくれるはずと、目を皿のようにして旧作のキャストやエピソードを探していたが、
一人だけ見つからなかった。
見逃したかなあ…と思ったら最後のクレジットに

『ハロルド・ライミスに捧ぐ』

亡くなっていたのか…なんて残念…。

クレジットといえば、操られたイケメン秘書に操られ、
ダンスダンスの警察や軍隊軍団が、別の映画をもう一本おまけしてもらったみたいだった。
最後の最後に(隣の人たちは、帰ってしまっていたな)いわくありげな「おまけ」あり。

これから見に行く人、特に旧作を見たことある人は最後までお席にどうぞ。

今日の映画 『ロシュフォールの恋人たち』。

2016-05-25 15:34:03 | 映画


フランス版のミュージカル。
とにかく、衣装の色味がきれい。
デザインは皆シンプル、単色もしくは色の組み合わせで魅せる。
どの一色をとっても、カラフルなのに派手でなく
パステル調でも可愛らしすぎず、なんとも素敵な色合い。
さすがフランス。

双子姉妹を演じた、フランソワーズ・ドルレアックとカトリーヌ・ドヌーブ。
実際に姉妹。なんて美しい!
どちらかといえばフランソワーズの方が、キレがあって溌剌。
カトリーヌの方が、品よく可愛らしい。
二人で踊る場面(特に室内で)、いつまでも見ていたくなる。、

この映画撮影直後に亡くなったというフランソワーズが存命だったら、
どんな女優になっていたことか…。
今でも大スターのカトリーヌとの共演を、もう一度見たかった。




今日の映画 『世界から猫が消えたなら』。

2016-05-22 10:00:56 | 映画
見ている間、頭をかすめ続けた事があある。

自分がいなくなった方がうまくいくかも、と思ったこと。
家族の具合が悪かった時。
あの時は、いなくなったなりにうまく回るかもというのと、
その時の状況から、逃げ出したいという両方だった。

でも、逆縁は最大の不孝とかんがえているから、、
両親が健在の自分は、それはできないと思った。
両親がいなくなったら、それでもいいかとも思った。
私がいなくても、その方が世の中うまくいくなら、
別にいなくなってもいいやと。

今でもなんとなくその思いはあるけれど。

一方で、自分にとって消えて欲しくないものは?とも考えた。
自分が生きていた意味とか、証とか、深く考えたことはない。
それは一つに、わが子の存在が大きい。

好むと好まざると、自分が産んだ子供は
自分がいなければ存在しなかったのは事実。
それでもう、十分と思う。

反面で生み出された子供たちは、それで良かったのかなとも
考えてしまう。
彼らにとって、何が良くて悪くて、何が幸せで不幸せなのか、
今この瞬間、私には判断できない。
でも、幸せになるために、生まれてきたのだから、
もし、不幸せになっているのなら、それは私にも責任があるのかなと。

映画の主人公は、一日の自分の命よりも
恋人、親友、そして両親に繋がるものを消えさせたくないと思った。

私はどうなんだろうと。

消えてほしくないもの、それはわが子の存在なのか。
彼らにつながるものが消えてしまったら。

結婚したことをどう思う?と聞かれたことがある。
夫本人よりも、彼がいなかったら、子供たちがいなかったと考えると、
結婚したことはあり、と答えた。

子供たちは、どう思うだろうか。
私の存在につながるものを、消えさせたくないと思うだろうか?
できれば思ってほしい。
この世に彼らが存在していて、生まれてきて良かったと、
少しでも考えてほしいと思うから。







今日の映画 『恋におちて』。

2016-04-06 23:56:37 | 映画
携帯電話のない時代、プッシュホン式の家電に、公衆電話。
前髪を立たせるヘアスタイルに、分厚い肩パッド。
そして、デイブ・グルーシンの軽快な音楽。

懐かしさ満載。

でも、ストーリーは今も昔も一緒。
いまどき風にいうと『ゲス』な話。

メリル・ストリープとロバート・デニーロの組み合わせで、
こんな偶然ありすぎ!と突っ込みつつ
とてもリアルで感情移入もできるんだが。

メリルの女友達と、デニーロの男友達、
それぞれ不倫しているんだけれど、
状況や性格で、結果はこんなに違ってくるんだと面白かった。

不倫したって別にい~よ、本人たち以外に
一方的に傷つけられる人がいなければ、ね。



今日の映画 『SHERLOCK 忌まわしき花嫁』(軽くネタばれ)

2016-03-09 20:20:08 | 映画
現代版シャーロック・ホームズが、原作の時代へタイムスリップ(?)

いまどきのシャーロックとジョンが、19世紀の雰囲気に見事にはまっている。
日本でいえば、着物にちょんまげというところかな。

今日の映画版を見て、自分がシーズン3の最終話のラスト20分を
見ていなかったのを思い出した。(なぜか録画切れ)
そのあたりが今回の話につながっていたのね。
異なる時代設定の行き来、こういうやり方できたか!

モリアーティは相変わらず気持ち悪いのに妙な迫力だし
(黒目が大きくて、つぶらな瞳なのが何とも…)
最初は胡散臭かったお兄ちゃんは、だんだんいい人になってくるし、
メアリーはやっぱりカッコいい。

シャーロックとジョンが、普通に会話していても
なんとなく面白みがあるのは、現代版のイメージがあるから?
それにしても、薬物中毒というホームズの負の部分を、
こういう形で生かしたかと、脚本に拍手喝采。

あと、昔のホームズの家にはキッチンがなかったらしい。
男性は料理をしてはいけなかったかららしいけれど、
この辺の導入も、話全体の伏線につながっていたのだと
見終わって気づいた。

あまり活動的には見えないけれど、イギリス男子のかっちりした仕立ての
装いはすてきだと思う。
これは、毎週『名探偵ポワロ』を見ても感じる。


本当は、どんより暗くて、じとじと湿っぽくて、冷たかったであろう
ちょっと昔のイギリスの雰囲気は好きだ。
実際に当時を経験したくはないけれど。


小学生時代、少年探偵団シリーズ、ルパンシリーズと
子供向けの探偵小説は読破したけれと、ホームズにはなじめなかった。
中学時代にクリスティに目覚めてからも、コナン・ドイルには手が出なかった。
でも、このテレビシリーズは好き。
始まる前の特別編を見たら、あらかじめ読んでいたら
いろいろなこだわりがわかって、もっと楽しめそうなんだが。
これから少しずつ、読んでみようかな。

それにしても、今日の映画、一回ではもったいない。
テレビでどうか、再放送してビデオ録画させてくださいな。

今日と昨日の映画 『イニシエーション・ラブ』 『陽だまりの彼女』。

2016-02-23 17:20:57 | 映画
なぜだか、二日続きでDVDで映画鑑賞。
 
(娘が借りてきたのに便乗した)

両方とも100%「ネタバレ厳禁」!!!…のはずなんだが
両方とも原作既読。という状況での鑑賞。でも、楽しめたわ。


『イニシエーション・ラブ』…原作を知っていた方が、そうきたか!と楽しめそう。
              なぜか80年代テイスト満載なので、懐かしさも楽しさをアップ。
              そう、ケータイやネットの存在しない時代があったのよ。
              それでも生活できていたんだよ。
              あったら便利だったものが今や、なければ死ぬ、ような勢い。
              前田あっちゃんの小悪魔っぷりと、ポニーテールが可愛い。

『陽だまりの彼女』……中学生の怖さを実感しつつ、かつての中学生は今、
              みんなどうしているんだろうと、ちょっと思う。
              ラストに向けて、わかっちゃいるけどちょっと泣けた。
              今の自分の記憶が、再構築されたものだとしたらと想像して。
              上野樹里ちゃん、ピッタリです。




             

今日の映画 『ベン・ハー』

2014-03-16 22:03:54 | 映画
私が生まれる前につくられたんだねぇ。

チャールトン・ヘストン主演という以外予知識無だったので、
タイトルに「これはキリストの話」と出て、ちょいびっくり。

聖書に名前が出てくるような人でなくても、
キリストとリアルタイムに生きていた人、実際にいたんだろうか。
というか、そういう人たちの話。

とにかくすごい迫力の画面満載だったけれど、
思わずうるうるきそうになったのは、ラスト近く。
ゴルゴダの丘へ向かうキリストに、ジューダ(ベン・ハー)が
柄杓で水を差し出す場面。
あの場面のヘストンの表情が、一番だと思った。

それにしても、キリストを処刑したのはローマ帝国の指図なのに、
現在カトリックの総本山のバチカンがローマ市内にあるというのは、
なんともいえない。

「午前十時の映画祭」、とりあえず一区切り。
『ドクトル・ジバゴ』や『リオ・ブラボー』などなど、
見られなかったものもたくさんあるけれど、
また四月から新しい「午前十時の映画祭」シリーズが始まるのは嬉しい♪

やっぱり映画館で見る映画は最高!



今日の映画 『レ・ミゼラブル』。

2013-02-06 20:46:46 | 映画
今年最初の映画館は 「レ・ミゼラブル」を見てきた。多少ネタばれ。



台詞がすべて歌の違和感は、まったくなし。
Ⅹ-メンしか知らなかったヒュー・ジャックマンのバルジャンはすさまじい。
意外だったラッセル・クロウはイメージは合っていそうだけれど、
ジャベールの執念がいまひとつピンとこず。
蜂起した学生たちがみんな死んでしまうのは衝撃。

最初、コゼットと比べてあんまりかわいくないな~と思ったエポニーヌに
ぐんぐん引き込まれた。
舞台版で同じ役をやっていた役者さんと知って、大納得。

どこの国でも同じように貧しい民衆がいたわけだが、ヨーロッパ・フランスの
怖さを感じてしまった。
今のフランスのイメージが、洗練されているから余計に。

ラストはじわじわ泣けてきた。
コゼットとマリウス以外、みんな死んでしまったんだよね・・・

映画館は暗いから、その点いいわ。