土を踏む感覚、木々の間から溢れる光、しんと冷たい澄んだ空気、下界と隔絶した感じ(でもすぐ下に人家が見える)にやはり惹かれる感覚があってまたハイキングコースに入った。まだ14時を回ったところで日の入りまでには3時間はあり、里山歩き的にはもう終盤の時間帯ではあるもののまだ強い日の光に勇気を得て再び同じコースを行く。
あと前回内心一人プルプルしていたが、一体時間にしてどのくらいだったのかを計りたいというものあった。
もう花が咲いていたり
素敵な小道があったりして癒やされた。
これは地元だった観音崎公園でも似たような一画があったな。
二度目はかなり余裕だった! ゴールまでの道のりを分かっているってすごく安心だ。しかも今回は土曜日だった為、同様にハイキングコースを楽しむ人が割りといた。安心(^o^)
計ってみると大体20分程度の道程だった。
そんなものだったのね。彷徨気味だと時間感覚もよく分からなくなってしまうものだ。
今回は源氏山公園を散策した。
もう花が咲いていたり
素敵な小道があったりして癒やされた。
これは地元だった観音崎公園でも似たような一画があったな。
あそこは特別な場所だ。ハイキングコースからすぐ下に海が見えて景色がとてもきれいというのもあるが、戦跡が豊富でその手の見どころも多い。子供の頃から目には入っていた風景なのだが、大人になって多少なりとも知るにつけ、かなり興味深くなった。
山の上にある戦没船員の碑からは、上皇・上皇后陛下(当時天皇・皇后陛下)の鎮魂の歌の碑があり、それを横にして彼方まで広がる明るい太平洋が見渡せるのだ。
観音崎の高台から硫黄島、サイパン、グアム、ペリリュー島を経て、果てはニューギニアまで。鎮魂は、悠久の時を超え静かに輝く大海原に溶けこんでいく。それにしてもよくあんな所まで南下したよなぁ。大海に沈むってどんな気持ちなんだろう。絶対経験したくない(T_T) 太平洋はフネの墓場だ。
ところで観音崎は、生えている植物も少し南国チックなところがあって自然公園の中を歩いていると何となくジャングルの中にいるように感じたりする。しかも木々の間からは紺碧の海が見え、海岸線などにヤシの木なんかが植えられたりしているものだから、これでもしも、浅瀬に大破したゼロ戦とか砂浜に朽ち果てた九七式中戦車の残骸なんかを転がしといたらそのまんま南方の激戦地跡みたいに見えるんじゃないかと思ったりする。んな訳ないかなぁ(;^ω^)
そんなトリップが出来る場所なのに、すぐ下に降りればレストラン、美術館などがあって、俗世ともすぐに繫がっている。
週末にちょっと異世界へお出掛けするにはもってこいの最高の場所なのだ。
歩くっていい。特に自然の中だと癒やされるし、こんな浮世離れした妄想とも遊べるし、殆どお金も掛からない、その辺のコースなら装備もそんなに要らないし、手軽だし、運動不足解消になるし、筋力アップに貢献するし、ダイエットになるし、普段酷使している目にもとても良い。そして歩くと本当に身体が熱くなる。真冬でもポカポカして電気代節約になるし、いい事尽くめなのだ。
毎回、体内の燃焼には驚かされる。冬でも汗をかく。身体は燃えているんだと実感する。