Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

お好み焼き、極まる。

2008-10-08 | gouter... ajiwau
お好み焼きは自宅でつくるもの、という概念を、最近初めてインストールされました。
大変カルチャーショックです!

「研究に研究を重ねた」究極のお好み焼きを作ってもらいました。
それまであまりお好み焼きを食べる機会自体そうなかったのですが、この優しいみずみずしい味、ふんわり感は、

とするくらい、衝撃でした。

ものすごーーく、美味しい!!

大阪ふうと広島ふう。
特に大阪ふうにはめろめろになりました。
たこ焼きのあの「薄いぱりんとした皮ながら、すぐ内側は熱々とろりん感」が味わえるお好み焼き・・・、考えてもみなかったので。

作り手によると材料にこつがあり、

・粉を極限まで少なくすること。
・キャベツたっぷりに。お好み焼きとは、「キャベツの蒸し焼き」を中心にしていると認識すべし

だから、実はヘルシーでダイエット向き。野菜をたっぷり摂れるから、腸を整える働きが期待できる。
しかしもちろん、その配合には細心の注意が必要になるようです。

あまりのスピードでタネが作られたので追いきれていないのですが、

・最小限のお好み焼き粉(小麦粉+山芋がメイン)を水で溶いてたらたらにする
・卵は多めがよい。さっくり、混ぜすぎずに
・キャベツを7ミリ角に刻む(小さすぎても食感が薄れ、大きすぎても火の通りが悪くなる)
・紅ショウガを刻んで混ぜ込む
・やはり混ぜ込む豚肉は、あらかじめきちんと焼いておくと臭みが出ない
・とろけるチーズを少々いれるとふんわりする

大阪ふうの話です。

さらに細かいコツとしては、
「タネにかつおだしを混ぜて風味をつけておくと生地自体が味わい深くなる」というものも。
料理は基本的に個々に下味をきちんとつけたものを調理することで味わいがぐんと増しますが、お好み焼きにもきちんと適用すべし とのことです。納得。

そして、
・きちんと焦がすこと。
香ばしい匂いがしてくると、椅子でそわそわしてしまいます。
・ふたをするタイミング
も、重要とのことです。
お好み焼きを「焼く」 とは、水分を飛ばすことに目的があるため、最初にふたをするのはNG。じっくり水分を飛ばし、きちんと焦げ目をつけます。
ふたをするのは、ひっくり返してしばらく焼き、さらに中までじっくり火を通すための数分間のみ。この見極めを会得するのに「しばらく修行を必要としそうだ」と感じながら見ていました。

特にこのワザは、生地・野菜・肉・生地とサンドしながら焼いていく広島ふうを作るときに集中力が必要。
分厚くってふわふわアツアツの生地。大事に育てられてこそ、そんなにふっくらするんですね。
ああ、そしてジューシーに広がるキャベツの甘み。

仕上げのマヨネーズは、からし入り。
ソースと順番に、細く線を描きながらまんべんなく垂らしていく。

おいしかったです・・・・・・。

翌日のカラダが軽いのも、快適。
自分もそのうち作り方を極めてみたい一品です。

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