Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

襲名披露公演@南座

2018-11-16 | Théâtre...kan geki
最近ハマっているのよ、と友達に誘われて、桟敷席を取ってもらい、お弁当も用意してもらい、何もかもお任せで快適に準備してもらい、11月16日に、襲名披露公演に行ってきました。
美しい装束に包まれた男たちが、きりりと鮮やかに白塗りして力強く舞い、語り、華やかさに見惚れる5時間の夜会でした。


実は昔から、いわゆる美男やモテオーラがむんむん湧く男性には興味がなく、この度も、目を奪われたのは美しい女形の色気ある仕種ばかりでした。
美しい仕種にはかならず筋力が必要であることよ、と、なよやかな動きに思いを馳せつつ思う。
中村壱太郎さんが最高でした。
まだ無垢さの残る、新しい市川染五郎さんは別格として。


叔母がよく着ていた小紋と母の帯が、ぴったりくるんじゃないだろうかと前から目をつけており、
今回借りてきました。
観客席には粋筋の女性が目立ち、おなじ和装でも着付けで、「あれはお茶のベテラン仲間グループ…」「あれは名家の奥様グループ…」「あれは芸妓さんチーム…(襟の抜き方が大胆で、うなじが真っ白で色っぽい!!)」と見当がつくので、これからは和装に慣れて、「着慣れてますのよ」風を目指したいものだと思いました。
わたしの着付けは、残念ながら、「おのぼりさん」カテゴリです。カテゴリといっても仲間の数はゼロ。
総じてホッとしたのは、小紋で、格の高い名古屋帯で、十分だと思ったこと。婦人画報の、小紋で歌舞伎に行こうキャンペーンが効いているのかもしれませんが!

折しも友達の取ってくれた席が、こんなところ。
桟敷で目の前を名優たちが通るのです。用意してもらったお弁当もおいしく、
こんな贅沢なピクニックは初めて〜❤︎


次回は玉さんに行きましょうと誘ってもらいました。楽しみにしています。









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