Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

北大路庵

2020-01-16 | Thé… sa do u
あけましておめでとうございます。

ようやく、日常生活が戻ってきました。
年末とお正月にイレギュラーな予定や旅行が入ると、年々疲れが取れにくくなります。
わたしは短期間に一度に不特定たくさんの人と会うと、なんだかすごく、調子を戻すのに時間を要するようになりました。

いけない、そんなことを思ってたんでは、将来、偏屈な孤独老人になってしまう。

だから…、という訳でもないのですが、今年は、事務所で新しい試みをすることにしました。

『北大路庵』

茶室(もどき)設営です。自主練場として、作りました。
名前の由来は、何故か和室に北大路魯山人のお軸があるため。
もともとは、お点前の自主練を独りでしようとして何か違う気がするぞとつまづき、
「だれか!わたしに続きの本当の動きを教えて!」
…っとなり、教本を側でお互い読み合いませんかと、同門仲良しにお声をかけたのが始まり。

「ではお弁当も用意しましょうか」と言っていただいたり、
「お茶は、小山園がおいしい」と教えていただいたり、
ピクニックの相談みたいに盛り上がってきて、次第に自宅有り合わせの道具で練習をするのが申し訳なくなった言い出しっぺのわたしは、
実家から短冊箱を貰い受け、
近所に越してこられた名お茶道具店「菊光堂」さんに伺い、あれこれレクチャーを受けて参りました。
当日に、主菓子は嘯月さんにてきんとんを予約。銘は、藪柑子です。




嘯月さんをご存知でしょうか?
名店の誉れ高いと、実は東京の友人から聞きました。
ママ友の幼なじみの御宅ということで認識していましたが、たしかにおいしい素敵な御菓子なのです。きんとんの細かなツノが、はらはらと粉雪のようでした。

着物で集合して、茶室披きですので、略盆から…
お稽古ではできない撮影による動作チェック、教本朗読で、おもしろくも復習になるひと時でした。



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