たくさんの女性と仕事をした、という経験があまりない方なので、職場でヒステリーを起こす、という最近出会った例は、ある意味とても新鮮でした。
そんな、公の場で、よく・・・と思うのだけど。
自尊心が強く、「あえて勝ちを譲る」ことの効能を知らないタイプ。つまりは身勝手なカンペキ主義者。あとがない、という感じにすぐ自分を追い詰めてしまうので、気持ちに余裕がなくなると、さらに他人も追い詰めることになり、自分だけでなく周りをもへとへとにさせてしまう。
思い通りに行かない、とこういう人が感じたときに発する圧迫感はそうとう強く、不覚にも、ここ数日はそんな余波をくらって、
しかも慣れない仕事で彼女と組むとあっては・・・で、自分も調子が落ちてしまっていました。
夜お部屋に帰るとなんとなくうわの空、いつもお手入れの時に感じる幸せが味わえない・・・
そんな状態のつけはすぐまわり、あれ、何故こんなに顔色が冴えないの。と、週半ばにふと気付いてショック。
手を抜いていたらしい。
お手入れ、つまり、気合を。
そんな自分をまじまじと鏡の中にみつめ、「老ける」のは簡単なのだろう、と思いました。
「老ける」のに、からだの年齢は関係ありません。心のイキイキがなくなった、それすなわち「老ける」です。
その証拠に、私の年上の女友達に、「おばちゃん」な人は一人もいません。かえって、年齢と共に、匂い立つような艶っぽさをましていく、まだ自分には追いつけない、憧れの存在たちです。
そしてふと、いつも何かと心に昇ってくる、あの言葉、「ヤメルノカンタン!」がまたやってきたのを感じました。
大学時代、フィギュアスケート部にいたのですが(体育会系だったのでした)、主将までしていながら、あまり試合の結果が出せず、あのスポーツに自分が向いていないような気がして、当時何かと行き詰まりを感じていました。
コーチが同じの、仲良しの他大の主将と、ちょうど同じふうに考えていたことが重なり(彼女の大学のスケート部は名門なので、より悩みが深かった)、二人で、早い時間のリンクの外周を滑りながら、もう続けてもムダなら止めた方がいいのか、と暗く話し合っていたことがありました。
リンクの中央では、一人の小さい子が、今しも個人レッスン中。
明るくって声の大きい、顔見知りだけれど、私達の担当ではないコーチが、スピンを教えていました。
新しいこと習う時って、不安でわけが解らないものです。
スピンは、最初、視界も体勢も定まらないし、とても心もとないもの。
それでもその子は、よろよろくるくるとがんばって回る。もう止まりそうな回転に、手拍子と共にコーチのゲキが飛ぶ。
「ハイッ、やめるの簡単、やめるの簡単!」と。
私達がなんとなくそこを眺めながら通りかかった時、コーチの、
「ヤメルノカンタン、ヤメルノカンタン!」
という声が響き続けていましたが、彼は不意にこちらを振り返り、
「そうだよねっ!」
と明るく力強い笑顔を向けたのです。
それまで、ただの号令として聞き流していたそのゲキが、にわかにハッと心に入ってきた瞬間でした。
その子の、力を尽くしたスピンも、同時に視覚の中に残りました。
「ヤメルノカンタン・・・そうだよねっ!」
という張りのある元気な声は、その後何年も、我々二人の耳に残り続けることになります。
努力はなんでも、このように能動の力ですから、ストップさせるのは、簡単なことなのです。
でも、あきらめたとしても、何も残りはしない・・・
逆境にこそ力を発揮するこの言葉。
これはあらゆる事柄に通じていて、一方では ”見切りをつけるのがヘタ” という欠点にも大きく結びつくのですが (トホホ) 、
それ以降今まで、辛かったことはかえって投げ出さなかった自分に、大きく働いています。
それが美容でも、もちろん例外ではない。
美しくなりたい、をやめるのはラク、存分にだらければ、緊張感も抜けていく。
でも、そんな自分を、果たしてプラスに評価出来ましょうか?・・・
余談ですが、女として、自分に手をかけた、という自負は、なぜだか人としての気持ちの自信にも繋がるんですよね・・・。
冒頭のヒステリーな彼女にも、広義ながら同じようにいえますが、理性を放り出してしまって人に当たるのは、カンタンなこと。
同時に、意識していないのでしょうが、理性の放棄は関係の放棄でもあり、こうしてカンタンに彼女との友好的な関係は終わってしまう。お互いもっと仲良くなれるかもしれないのに、そしたら仕事でもっとカバーしあえるかもしれないのに、もったいない!
でもプライベートで知り合ったら、そんなこと思わず、きっとすぐ遠ざかってしまうな
とりあえずは仕事の相手としてだけ付き合っているのだから、身内ならお互い様、なそんな甘えは、ここじゃぐっとこらえてほしいなあ・・・と思う。
ヤメルノカンタン、でもその後に訪れる結果を、自分は望む?
そんな自問自答を取り戻して、心をリセットする週末にしたいです
(写真は、生後間もなく果敢に「立ち・歩き」に挑戦する、我が家で生まれた子犬)
そんな、公の場で、よく・・・と思うのだけど。
自尊心が強く、「あえて勝ちを譲る」ことの効能を知らないタイプ。つまりは身勝手なカンペキ主義者。あとがない、という感じにすぐ自分を追い詰めてしまうので、気持ちに余裕がなくなると、さらに他人も追い詰めることになり、自分だけでなく周りをもへとへとにさせてしまう。
思い通りに行かない、とこういう人が感じたときに発する圧迫感はそうとう強く、不覚にも、ここ数日はそんな余波をくらって、
しかも慣れない仕事で彼女と組むとあっては・・・で、自分も調子が落ちてしまっていました。
夜お部屋に帰るとなんとなくうわの空、いつもお手入れの時に感じる幸せが味わえない・・・
そんな状態のつけはすぐまわり、あれ、何故こんなに顔色が冴えないの。と、週半ばにふと気付いてショック。
手を抜いていたらしい。
お手入れ、つまり、気合を。
そんな自分をまじまじと鏡の中にみつめ、「老ける」のは簡単なのだろう、と思いました。
「老ける」のに、からだの年齢は関係ありません。心のイキイキがなくなった、それすなわち「老ける」です。
その証拠に、私の年上の女友達に、「おばちゃん」な人は一人もいません。かえって、年齢と共に、匂い立つような艶っぽさをましていく、まだ自分には追いつけない、憧れの存在たちです。
そしてふと、いつも何かと心に昇ってくる、あの言葉、「ヤメルノカンタン!」がまたやってきたのを感じました。
大学時代、フィギュアスケート部にいたのですが(体育会系だったのでした)、主将までしていながら、あまり試合の結果が出せず、あのスポーツに自分が向いていないような気がして、当時何かと行き詰まりを感じていました。
コーチが同じの、仲良しの他大の主将と、ちょうど同じふうに考えていたことが重なり(彼女の大学のスケート部は名門なので、より悩みが深かった)、二人で、早い時間のリンクの外周を滑りながら、もう続けてもムダなら止めた方がいいのか、と暗く話し合っていたことがありました。
リンクの中央では、一人の小さい子が、今しも個人レッスン中。
明るくって声の大きい、顔見知りだけれど、私達の担当ではないコーチが、スピンを教えていました。
新しいこと習う時って、不安でわけが解らないものです。
スピンは、最初、視界も体勢も定まらないし、とても心もとないもの。
それでもその子は、よろよろくるくるとがんばって回る。もう止まりそうな回転に、手拍子と共にコーチのゲキが飛ぶ。
「ハイッ、やめるの簡単、やめるの簡単!」と。
私達がなんとなくそこを眺めながら通りかかった時、コーチの、
「ヤメルノカンタン、ヤメルノカンタン!」
という声が響き続けていましたが、彼は不意にこちらを振り返り、
「そうだよねっ!」
と明るく力強い笑顔を向けたのです。
それまで、ただの号令として聞き流していたそのゲキが、にわかにハッと心に入ってきた瞬間でした。
その子の、力を尽くしたスピンも、同時に視覚の中に残りました。
「ヤメルノカンタン・・・そうだよねっ!」
という張りのある元気な声は、その後何年も、我々二人の耳に残り続けることになります。
努力はなんでも、このように能動の力ですから、ストップさせるのは、簡単なことなのです。
でも、あきらめたとしても、何も残りはしない・・・
逆境にこそ力を発揮するこの言葉。
これはあらゆる事柄に通じていて、一方では ”見切りをつけるのがヘタ” という欠点にも大きく結びつくのですが (トホホ) 、
それ以降今まで、辛かったことはかえって投げ出さなかった自分に、大きく働いています。
それが美容でも、もちろん例外ではない。
美しくなりたい、をやめるのはラク、存分にだらければ、緊張感も抜けていく。
でも、そんな自分を、果たしてプラスに評価出来ましょうか?・・・
余談ですが、女として、自分に手をかけた、という自負は、なぜだか人としての気持ちの自信にも繋がるんですよね・・・。
冒頭のヒステリーな彼女にも、広義ながら同じようにいえますが、理性を放り出してしまって人に当たるのは、カンタンなこと。
同時に、意識していないのでしょうが、理性の放棄は関係の放棄でもあり、こうしてカンタンに彼女との友好的な関係は終わってしまう。お互いもっと仲良くなれるかもしれないのに、そしたら仕事でもっとカバーしあえるかもしれないのに、もったいない!
でもプライベートで知り合ったら、そんなこと思わず、きっとすぐ遠ざかってしまうな
とりあえずは仕事の相手としてだけ付き合っているのだから、身内ならお互い様、なそんな甘えは、ここじゃぐっとこらえてほしいなあ・・・と思う。
ヤメルノカンタン、でもその後に訪れる結果を、自分は望む?
そんな自問自答を取り戻して、心をリセットする週末にしたいです
(写真は、生後間もなく果敢に「立ち・歩き」に挑戦する、我が家で生まれた子犬)
というか、ヒステリーを起こされた相手に逆切れしたというのが、正確ですね。苦笑。
喧嘩に勝ち負けをこだわるつもりはありませんが、あまりに相手の言い分が身勝手すぎて、「どうしてもっと真剣に考えてくれなかったのですか!?」と。
逆に相手がしどろもどろしちゃって、事なきを得たのですが。
ヒステリーを起こすのも性格的なものがあると思いますが、でも、私、「勝てない喧嘩」は本来しない人なので、思いますが、無理矢理、理論をこじつけてその場は勝ったとしても、失う物は多いように思いますよ、はい。
そして、ヒスを起こした後の関係の修復もまた、大切なアフターケアですね。
私は、どういう理由で、口喧嘩したとしても、後まで長引く関係はまた、美しくないなと思ったりします~。なかなか、難しいですけれどね。
この彼女、そういうフォローしているのかしら?ふと思いました。
普段花さまの日記を拝見していて思うに、花さまのヒステリーは、いろんなことに耐えた末の、説得力ある爆発(!)だろうなって私は信頼を感じてしまうのです。
そして、どんな相手であっても、その後歩み寄り、仲良くなれるケンカ、という要素が絶対どこかあるだろうなって。
後日、教訓として、その事件が活かせるような。
(そしてそもそも、花さまのは、「ヒステリー」なのでしょうか??「喝」、では??)
この女性のヒスと、爆発のしどころが全然違うのだろうと・・・。
自分の中で煮詰まった彼女のヒスは、自分の利益だけを追ったもので、周りの状況は見えていないがためのもので、当然フォローもなく(かわりに急に卑屈な態度になったりする)、よって次第に周りからは孤立していく感じです。
単なるキレやすい人かも。。
おっしゃるとおり、ワガママによって失うものは多い感じ。
関係が続かないだろうとアッサリ投げてしまったのは、そういうわけなんです。
しかし、ああ。
くやしいのは、そういうことに影響されてしまう自分ですね。
納得できるケンカになら、立ち向かうけれど、相手出来ないことって、ひたすらに受身にしかなれないから、吸い取られてどっと来る、という不本意なことになってしまって。
もう、その時点で負け負けです
楽しい旅の計画でも立てなくちゃ
miさまのコメントを読みつつ、ああ、ここまで理解してくれているとは・・・と改めて、miさまの洞察力に脱帽致しました。
そうですね。私、エゴで切れる事はまず無いですね。そういう切れ方をした時、どうしても、罪悪感が出てしまい、後から挙動不審な対応をしてしまう・・・。この日も、確かに職場の方々の曖昧な対応には切れた物の、現実的には、それを放置していると、関係部署に影響する恐れがあるため、確認作業に追われ、何とか、穏便対策を施しましたよ。
その対応に、その切れた方が、納得してくれた感じです。苦笑。
私個人的な意見なので、皆さんがそう感じつつ、切れるのかは別問題でしょうが、そもそも、エゴを本当に通したいなら、吐き出す言葉に責任を持った上でマイナス要因も請け負う覚悟がないのであれば、まず、しない方が良いですよね。後々、面倒だから。苦笑。
多分、この彼女は、単に愚痴っぽいと見ますけれど。
こういう人は、極力、御相手なさらない方が良いですよ。エネルギー全部取られちゃいますよ。苦笑。
お気をつけて下さいね。
ははは、よくぞ見事に一言でさくっとまとめて下さいましたね!
ああ、そういえばいいのか・・・。
そう、さすが、おっしゃるとおりのキャラです。
気をつけるようにします。
花さまのお人柄は、私ならずとも、いつもの読者の皆様なら、充分ご承知だと思いますよ♪
それにしても、女性って、男性に比べて、こういう、職場でのキャラのばらつきが目立ちますよね。
スタンスのばらつきも。
そういうのもあり、雰囲気だけ見ていた人から、「女性同士の関係はこわいな」とか、ひとくくりにされると、なんだかうんざりしてしまう、ピンからキリにいろんな人がいるのに、そんな簡単にまとめないでほしいなって。
かといって、男性のようになる(いろんな意味で)、ということが一番かっこいいと思うでもありませんが、キャラクターがこのようにマイナスに目立つことなく、プラスな個性として発揮できるように、自分を操縦しプレゼンするセンスの必要性を感じます。
フィギュアスケート部だったのね!!
知らなかった・・。
かっこいいね~。
ますます尊敬しちゃいます。
安藤美姫みたいですねー、、、などとベタなコメントしているバアイじゃないですね。
クールな性格はそういうとこらで培われたのかな?
それはそうと、件のヒス女に昔、何かスポーツしてる?って聞いたら
『ヨガです』
っていわれた。
ヨガ、素晴らしいスポーツと思うけど、あいつが言うとオ●ムっぽく聞こえるからフシギ!
私も短気な性格なので、仕事中にイライラすることも多いし、メゲることもしょっちゅうで、この頃はよく『辞めたい』と思ったり、しちゃう。
でも、“辞めたら素晴らしいことが待っている”なんてことは現実にはありえないのよね。
自分が自分にいま一番何が大切?か考えて、ベストな状態でいるのって大事なんだよね、、。
すごく考えさせられてしまった。
パック中に!!
ヒビ割れちゃった、顔
そうか・・・いちおう彼女も鍛錬しようとしてるのか。
がんばってほしいものです。。
チーさまがやめちゃうのは、私が困る!
どうぞ思い直してくださいね