11月8日、土曜日夜。
京都府民ホール「アルティ」にて、『國松竜次 ギターリサイタル』開催。
聴きに行きました。
京都生まれのクラシックギター奏者。スペインに留学。
数々国際コンクールに優勝、入賞し、2007年に帰国したばかり。
詳しくはHPをご覧ください。
静かな情熱、音符の丸み、美しい旋律を堪能してきました。
スペインのギター、
なんていったらかき鳴らすような賑やかさを想像していたのだけど、全然違いました。
一曲ごとに丁寧に調節する弦、
そっといたわり慈しむように楽器を抱える手、
音符の響きをそっと空気中に放し、それが消えるまで丁寧に見守る様子。
とても繊細で優雅。
静かに旋律が上がったり下がったりそこら中をひそやかに走りまわるようだったり。
スペインに行ったことはないのですが、フランスとの国境まで旅したことはありました。(ああ、すっかり止まったまま忘れていたビアリッツ日記!)
その明るくからりとした高い高い空が、その音には映し/移し出されていました。
彼はまだスペインに居る、
それはたしかなようでした。
曲目は、この通り。
J・マラッツ 「スペインセレナーデ」
J・トゥリーナ 「セビリャーナ」
J・ロドリーゴ 「祈りと踊り」
I・アルベニス 「コルドバ」「アストゥリアス」
M・リョベート 「レスプエスタ」
後半は、ドビュッシー、ピアソラなどの曲の彼本人による編曲、
そして京都の景色を表現したご本人による曲。
ラストに、即興演奏。
「京都の風景」
という曲は、雪が降る様子をイメージして作られたそうですが、
本当に、静かに屋根にはらはらと降りかかる雪の姿が目に浮かぶようでした。
景色をそっと紡ぐギタリスト。
こんなギターは初めて聴きます。
精神の奥深く、どこまでもしっとりと届いていくような音色でした。
言葉少なに、しかし満ち足りた静かな気持ちで、わたしたちも家路につきました。
京都府民ホール「アルティ」にて、『國松竜次 ギターリサイタル』開催。
聴きに行きました。
京都生まれのクラシックギター奏者。スペインに留学。
数々国際コンクールに優勝、入賞し、2007年に帰国したばかり。
詳しくはHPをご覧ください。
静かな情熱、音符の丸み、美しい旋律を堪能してきました。
スペインのギター、
なんていったらかき鳴らすような賑やかさを想像していたのだけど、全然違いました。
一曲ごとに丁寧に調節する弦、
そっといたわり慈しむように楽器を抱える手、
音符の響きをそっと空気中に放し、それが消えるまで丁寧に見守る様子。
とても繊細で優雅。
静かに旋律が上がったり下がったりそこら中をひそやかに走りまわるようだったり。
スペインに行ったことはないのですが、フランスとの国境まで旅したことはありました。(ああ、すっかり止まったまま忘れていたビアリッツ日記!)
その明るくからりとした高い高い空が、その音には映し/移し出されていました。
彼はまだスペインに居る、
それはたしかなようでした。
曲目は、この通り。
J・マラッツ 「スペインセレナーデ」
J・トゥリーナ 「セビリャーナ」
J・ロドリーゴ 「祈りと踊り」
I・アルベニス 「コルドバ」「アストゥリアス」
M・リョベート 「レスプエスタ」
後半は、ドビュッシー、ピアソラなどの曲の彼本人による編曲、
そして京都の景色を表現したご本人による曲。
ラストに、即興演奏。
「京都の風景」
という曲は、雪が降る様子をイメージして作られたそうですが、
本当に、静かに屋根にはらはらと降りかかる雪の姿が目に浮かぶようでした。
景色をそっと紡ぐギタリスト。
こんなギターは初めて聴きます。
精神の奥深く、どこまでもしっとりと届いていくような音色でした。
言葉少なに、しかし満ち足りた静かな気持ちで、わたしたちも家路につきました。