Belle Epoque

美しい空間と、美しい時間

極める人

2004-11-10 | beaute... bi zenpan
最近また、週一回ですが、フランス語のクラスに通い始めています。
いい先生です
なにかを習うとき、いい師に出会うことは、本当にたいせつです。

私がフランス語を始めたのは、以前仕事で必要だったことがきっかけですが、
それで速習しようと、御茶ノ水の『アテネ・フランセ』の「サンテティック・コース」を取ったことが、
「良い教師というものは・・・」のひとつのかたちとの出会いでした。
ここの先生は、ほんとにすごい。
その、学問へのストイックなまでの探究心は、本当にいい刺激になります。

なによりかっこいいなあと思うのが、先生方はみんな、すごく博識なのに、
いまだ、「学ぶ」ことへの好奇心に溢れていて、
だから、「知らないことがたくさん」の見解のもとに、謙虚であること。。

この「謙虚」さ、というのが、知恵者たるゆえんだと思います。
ほんとに「極める」人は、極めることに終わりがない、といういつも前向きに進む人で、
自分が知っていること、
より、
知らないこと、の方に興味があるので、奢っている暇がないのです。
進めば進むほど、智恵の森は深くなるので、「極めた」という完了形には、たぶん出会わないのです。

最近ちょうど、上司に、『ソフィーの世界』を「読んでごらん」と貸して頂いて読み始めたからか、
自分の中で、その内容ともリンクしているところがあるようです。
ある時代の最高の知恵者、ソクラテスは、
「自分が知らない」ということだけを、知っている。
と言い、だから知りたい、と、学びに学んだといいます。

すごい人は、自分のすごさを知らない。
そこが、かっこいい。。

同じことは、他にもいろいろ言えそう。
忙しい人ほど、泣き言をいわず時間のやりくりを上手に工夫する、とか、
モテる人ほど、自分なんかまだ全然!と腰が低いとか、
苦労した人ほど、自分の苦労話に口が固いとか・・・ 
ちょっと違うかな
こういうのはケースバイケースだけれど、
要するに、常に、上には上がいて、やればやるほど、天井・限界が遠のいていく、
とは、よくすごい人たちから聞きます。

「極める」すごい人たちは、ほんとにすごいのに謙虚なのです。
だから、たまに人の「マイ・すご話」を聞くことがあると、いたたまれない気持ちになります。
それを思うと、すごくない自分はもっと謙虚になってないと、恥ずかしいぞ・・・
と冷や汗もので思います。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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本当に、そうですね~ (Yuko)
2004-11-11 16:30:17
こんにちは!私も本当にそう思います。自分が尊敬できて素敵だと思える人たちって、皆とっても優秀なのにけっしてそう思わずいつも自分なんかまだまだ!と思って努力しているのよね。。。本当に頭が下がります。自分もちょっとづつでもそういう人たちに近づけるように努力しなくては、と思います(^ー^)
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努力を続ける (mi)
2004-11-11 19:55:16
それがまず難しいですものね。。(^-^;

なにごとにも、モチベがないと。。

でも憧れるひとはほんとにたくさん

うんうん、少しでも近づきたいものですよね
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