茂木日誌

茂木の日誌

続・副作用

2014-10-04 05:03:30 | 日誌
咳止めを飲んで音感が破壊された件、のつづき。
山形Q定期前日から病院で処方された咳止めを飲んだところ、定期本番の朝には音感が変になっていたのでした。というところから。

薬の副作用なんて考えられず、きっと風邪で頭もぼんやりしているからだろう、くらいに思い朝もちゃんと咳止めを服用。
喉をやられましたから。
処方された咳止めが、またきちんと効いてくれます。

なんか音がズレて聞こえる気がするけど、今々すぐに何とかならなさそうな事を悩んでも仕方がない。
今日は山形Qの定期演奏会、穴は空けられない。
文翔館に行ってちゃんと演奏しなければ。
よほど使い物にならなきゃ他のメンバーがストップかけてくるだろう。
その時は、どうするか皆で考えよう。
とにかく出動。

メンバーと合流し会場の設営を終え、リハーサルが始まると、通常あまり経験した事の無い高さの音が洪水のように襲ってきた。
ように感じる。
やっぱり変だね僕の耳。

こういう場合、他の三人のメンバーの聴覚が正常だと思うので、彼らのピッチを信じて、そちらから相対的に音の高さをとるのがベターか。
けっこうスリリングな本番になりそうですな。
と思いながら、夕方の薬の時間にも咳止めを服用。
薬の副作用をまったく疑っていませんで。。。

さぁ開場前、控え室でチューナーを睨みながら音程の歪みにオエッとなりつつ、今まで経験した事の無い怪奇変則伸縮五度(に聴こえる音程)で調弦を整え、何食わぬ顔でプレ・トークに出てゆく。
四重奏のメンバーには、まだ何も説明していない。
内心、人前に出て話をしている場合ではない。

つづく!!

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 副作用 | トップ | 続2・副作用 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
副作用を周知 (山形Q大好き)
2014-10-04 14:44:03
医学・薬学とは全く縁がないので、戯言と受け取っていただいてもよいのですが、フラベリックは音楽家には不可ではないでしょうか。
昨年5月の山響第229回定期に首席トロンボーンで客演された古賀慎治さんも「フラベリックの副作用で音程感と音色感を喪失」と書いておられます。
http://nombirato.seesaa.net/article/360573286.html
山形Qの皆さんだけでなく、山響の団員さんなど、多くの音楽家の方々にこういった情報が共有されるべきしょうね。

※山形Qのオール・モーツァルト・プログラムを聞きました。とても楽しかったです。今度は、是非、ハイドン・セット全曲で・・・・。演奏する方も、聴く方も大変な演奏会になるとは思いますが、期待しています。
返信する
今回は、うっかりでした (茂木)
2014-10-05 00:39:26
山形Q大好き さん

演奏会を聴いていただき、ありがとうございます。
モーツァルトの作品は、いつかまた演奏したい作品ばかりです。ゆっくりじっくりお待ちいただけたらと思います。

薬の副作用の件は、まいりました。確認が足らず、うっかり飲んでいました。
製薬会社は、副作用が一般の方の日常生活に支障をきたさない程度で一過性の変調であれば、薬効の有益性が勝るという判断なのでしょう。
音楽家の様なマイノリティは、自衛が第一の様子です。
独立行政法人 医薬品医療機器総合機構というのを見つけました。薬品名から検索できます。
http://www.info.pmda.go.jp/index.html
フラベリックの音感への障害は、「頻度不明」だそうです。たしかに、一般の患者さんの中に音楽家が混ざる頻度は「不明」なのですが。。。製薬会社に都合の良い様に書かれているとしか思えません。
返信する

コメントを投稿