プライベートな演奏会のご依頼をいただき、鶴岡アートフォーラムにて演奏してまいりました。
演奏会を主宰され今回のご招待をくださいましたO様には、以前にも二度ほどお世話になっており、久しぶりにお会いすることが叶いました。
演奏の準備に際し、スタッフの皆様と共にとても細やかなお心配りを賜り、万全な態勢で演奏に臨めましたこと心より感謝申し上げます。
演奏会の前半には合唱団の皆様が歌われ、後半に私たち山形弦楽四重奏団の演奏をお届けして、短い時間にぎゅっと濃密な内容の演奏会。
弦楽四重奏の演奏は、ハイドンから作品33−3「鳥」、作品76−2「五度」、髙田三郎さんの《山形民謡によるバラード》から「幻想曲」、幸松肇さんの「さんさ時雨」「ソーラン節」「最上川舟唄」などを聞いていただきました。
今回ゲストで第1ヴァイオリンを受け持っていただいた山形交響楽団の新鋭・豊田泰子さんが、本番中も常に演奏をもっと高めようという積極的なアプローチで、四重奏団メンバーにも非常に愉しいアンサンブルのひとときとなりました。
このコロナ禍にあって、疲れた心身を潤し癒すには、歌と音楽に勝るものはございません。
主催のO様と合唱団の皆様、お集まりいただいたお客様、会場に集った全員で心に栄養を補充した素晴らしいひとときでありました。
ありがとうございました!!
なお今回会場として使用された鶴岡アートフォーラムは、山形交響楽団で日頃お邪魔しております荘銀タクト(鶴岡市文化会館)の向かいに位置する施設で、お恥ずかしながら入館したのは今回が初めて。
清潔感ある白を基調としたモダンなデザインで、冬の時期も寒さを感じさせないであろう豊富な採光で、とても居心地の良い空間が造られてました。
演奏会に用いたスペースも程よい響に包まれる感じで、気持ちよく演奏することが出来ました。
またひとつ、庄内に素敵な施設があることを知りました。