病院のロビーで姉と落ち合って、母の見舞いに行った。
ナースステーションで面会票を記入している間、看護師さんと姉が話していた。
今日も母は熱も無く、何とか頑張っているようだ。
病室に行って母に声をかけると、目を覚ましてわたしたちを見て笑顔になった。
今日は二言三言、なんとか口を開いて話すことができた。
少しするとまた眠たそうにしていたので、わたしたちは病室を離れた。
近くのファミレスに入って姉と二人で食事をした。
母に何かあったら、わたしがどうなるか、姉は心配な様だ。
わたし自身分からないが、その時はそっとして置いて欲しいと言っておいた。
帰宅してしばらくした所で香港の友人から連絡があった。
老人介護施設でのインターンシップが終わって、
マネージャーからとてもいい評価をしてもらえたと喜んでいた一方で、
わたしの母の事を案じて、最後の時を大切にして欲しいとも言われた。
明日も母は目を覚ましてくれるだろうか?