「古寺巡礼」で有名な和辻哲郎さんの書いた「イタリア古寺巡礼」を読んでいます。
京都大学の助教授だった著者が、文部省の海外留学生としてドイツに留学、
そのときフランス・イタリアの各地を巡り、夫人に感想を書き送った手紙が元になった本です。
フランスからイタリアに行ったのが年末、ローマに滞在したあとシチリアめぐりをして帰ってきたのが3月はじめ。
10日ほど置いて今度はアッシジ、フィレンツェ、ボローニャ、ヴェネツィアなどを巡っているようです。
文部省のお金で行った以上そんな自由があるのか?と今ならつい思っちゃうのですが、昔はのんびりしてたんだろうなぁ。
今はフィレンツェのウフィツィ美術館を巡っているあたりを読んでいます。
日本の風土との違い(湿気の多さ)、美術品の鑑賞。
ローマ・シチリアでは、特にギリシャ時代の彫刻・建築に惜しみない賞賛を送っています。
アッシジ、フィレンツェでは、ジョットーやラファエロなどの感想になってます。彫刻的要素の観点が多いかなぁ?
あと、時代を表しているのが、時折出てくるムッソリーニの話題。
パレードでムッソリーニの車が、、、とか、ファシズムの興隆、
通りを行く子供たちがすっかりファシズムになっているようだ、
そういえばムッソリーニが子供に対する教育に熱心らしい、というような話題も出て、
このあとの歴史につい思いを馳せてしまうのです。
その場にいる人の素直な感動・感想が、まるで自分が今そこにいるような新鮮な気持ちになって読ませてくれます。
今読んでも全く色あせることのない本。
「古寺巡礼」が古都巡りのガイドブックになっているのと同様、この本もイタリアめぐりの際のすばらしいガイドブックになります。お勧めの本です。
でもこの本、「古寺巡礼」ほどは有名じゃないですよね?
そりゃ、古寺巡礼のほうが、皆見たことのあるものの紹介だからとっつきやすいとか、国内だから行きやすい、とかいろいろ理由はあるだろうけど。
うーん、もったいない。
これを持って、イタリアの美術めぐりをしたいなぁ。
今日の天気はのち。
京都大学の助教授だった著者が、文部省の海外留学生としてドイツに留学、
そのときフランス・イタリアの各地を巡り、夫人に感想を書き送った手紙が元になった本です。
フランスからイタリアに行ったのが年末、ローマに滞在したあとシチリアめぐりをして帰ってきたのが3月はじめ。
10日ほど置いて今度はアッシジ、フィレンツェ、ボローニャ、ヴェネツィアなどを巡っているようです。
文部省のお金で行った以上そんな自由があるのか?と今ならつい思っちゃうのですが、昔はのんびりしてたんだろうなぁ。
今はフィレンツェのウフィツィ美術館を巡っているあたりを読んでいます。
日本の風土との違い(湿気の多さ)、美術品の鑑賞。
ローマ・シチリアでは、特にギリシャ時代の彫刻・建築に惜しみない賞賛を送っています。
アッシジ、フィレンツェでは、ジョットーやラファエロなどの感想になってます。彫刻的要素の観点が多いかなぁ?
あと、時代を表しているのが、時折出てくるムッソリーニの話題。
パレードでムッソリーニの車が、、、とか、ファシズムの興隆、
通りを行く子供たちがすっかりファシズムになっているようだ、
そういえばムッソリーニが子供に対する教育に熱心らしい、というような話題も出て、
このあとの歴史につい思いを馳せてしまうのです。
その場にいる人の素直な感動・感想が、まるで自分が今そこにいるような新鮮な気持ちになって読ませてくれます。
今読んでも全く色あせることのない本。
「古寺巡礼」が古都巡りのガイドブックになっているのと同様、この本もイタリアめぐりの際のすばらしいガイドブックになります。お勧めの本です。
でもこの本、「古寺巡礼」ほどは有名じゃないですよね?
そりゃ、古寺巡礼のほうが、皆見たことのあるものの紹介だからとっつきやすいとか、国内だから行きやすい、とかいろいろ理由はあるだろうけど。
うーん、もったいない。
これを持って、イタリアの美術めぐりをしたいなぁ。
今日の天気はのち。