蝸牛の歩み

「お話」を作ってみたくなりました。理由はそれだけです。やってみたら結構面白く、「やりたいこと」の一つになっています。

誰の姿が見えますか?

2015-09-09 14:41:00 | 日記
 「ヤコブの梯子」という言葉がある。元々は、旧約聖書に出てくる言葉で、ヤコブが夢でみた天と地とを結ぶ梯子で、そこを天使たちが上り下りしているという。
「雲の切れ目から太陽光が帯状に伸びて見える、自然現象の一種」とウィキペディアには書いてある。
私のような無信心な不埒ものが見ても神秘的な思いに包まれる。

 これまでは、かなり遠くにあるのをぼんやりとみてきた。しかし、今日は、車を飛ばせば近くまで行けるのではないかという距離に「ヤコブの梯子」があった。土曜日であることもあって、私は車に乗り込んで走り出した。
至近距離まで行ったとき、たしかに梯子が見えた。もう少し近寄ってみる。かなりはっきり見えるようになった。何かが、或いは誰かが梯子を上っている。

 ハッキリ見える距離まで行った。
 背中に羽の生えた天使が先導している。
 みんな若々しい。段を握り、踏みしめ、自分の後ろから上ってくる人に配慮しながらたくさんの人たちが登って行く。
 そんな中で、我先に上ろうとして人を押しのけようとし、天使に突き落とされるものもいる。上る資格もないのに上ろうとして足を滑らせて落ちるものもいる。

 私の目に映った人だけを記すことにする。

 陳舜臣さん、奥平康彦さん、ヴァイツゼッカー元大統領、板東三津五郎さん、松谷みよ子さん、金子國義さん、桂米朝師匠、小島功さん、愛川欽也さん、ベン・E・キングさん、長田弘さん、B・B・キングさん、今福将雄さん、クリストファー・リーさん、オーネット・コールマンさん、入船亭扇橋師匠、鶴見俊輔さん、加藤武さん、三上満さん・・・。


 あなたが「ヤコブの梯子」見た時に、誰の姿が見えるのでしょうか。


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