インドネシアではホテルに泊まるの?と、日本の知人は決まって聞く。
そうです、としか言いようがないのだが、
おそらく、日本人が普通に想像するホテルとはかなり違う。
日本のホテルといえば、ホテルオークラとか、東急インとか、アルファー1とか、よく駅前にあるステーションなんとかのように、マッチ箱みたいな形のものが一般的。
で、それもきわめて機密性が高い。
けれどインドネシアは気候がいいので、オープンスペースが多い。
バリにはすばらしく素敵なリゾートホテルがあって、ゴージャスな気分が味わえる。
きれいで、快適だ。私も遠い昔そんなところに泊まって、瞬間的にいい気分を味わったものだ。日本の日常を離れてそんなところで休息して、現地にお金を落とすのはいいことだと思う。
バリだけでなく、あちこちにリゾートホテルはある。
一方、ジャカルタやスラバヤやジョグジャカルタにはマッチ箱ホテルもある。要は、高層ホテル。
このリゾートホテルと高層ホテルは、インドネシアでは例外的、あるいは言葉を変えれば、おおむね外国人の泊まるところであると思う。
それを除いて、一般的なのは、写真のようなホテル。
2階建てで、共有スペースをゆったりと取っている。それがオープンエアになっていて、心地いい。
ソファがあって、ただ座って過ごすだけの場所もあるし、食事のための場所もある。
日本のホテルのように、みんな個人で室内の箱のなかに閉じこもっているという利用の仕方はしないようだ。ホテルの窓
こんなホテルには、インドネシア人の出張のビジネスマンや、家族旅行の人たちが泊まっている。今の日本のホテルのグレードでいうと、おそらく、5000円から7000円ぐらいで泊まれるビジネスホテルクラスだと思う。
バックパッカーの泊まる安宿よりはちょっと良く、リゾートホテルよりはずっと下といったところ。
写真/ジャワ島ボゴール(2008年)
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