島のまにまに~インドネシアの小径~

海洋国インドネシアのあちこちでで出会う、美しい村、美しいもの。自然とつながる暮らし。

ティーバッグの紅茶と、生中ジョッキの紅茶

2012-06-10 | 紅茶・コーヒー

私が泊まるような実用的な安いホテルでも、
着くとサービスでコーヒーか紅茶を持ってきてくれることが多い。
着いたときだけでなく、頼むと無料で持ってきてくれる。
ジャワ島のホテルでは、やっぱり生中ジョッキ風グラスに入ってくる。
で、テ・タワールと言わないと、甘いのが来る。

ところがバリに行くと、宿泊料金は高くなるのに、ティーバッグとお湯が来る。
これにはがっくり来る。
ちっともおいしくない。味が薄い。

そもそもポットのお湯がぐらぐらに熱いことなどないから
ティーバッグでおいしい紅茶など淹れられない。

で、紅茶も有料で、高い。
なんでたかがティーバッグとお湯にこんな高いお金払わなきゃいけないの?と思う。
工場生産の包装してあるものは高くなるという原則に基づいているのか。
加えて、ジャワ島じゃないから、紅茶を淹れる習慣がそんなにないってことか。
まれにジャワのホテルでもティーバッグのことがあるけど。
ティーバッグの場合は、磁器の紅茶カップとシュガーポットがついてくる。まあそれは普通。



ジャワ島では紅茶を鍋で淹れている。詳細な淹れ方は確認できていないのだけど、
1人分ずつ入れるときは、小鍋で作って、その段階で砂糖を入れてしまう。
決して、グラスに注いでから砂糖を入れてかきまぜるわけではないのだ。
砂糖を熱してしっかり溶かす。ヤシ砂糖を使うこともある。
食堂や屋台では、大量に作りおきして、ポットに入れてあることが多い。
その場合には、砂糖抜き紅茶は飲めないか、特別に作ってくれるようだ。

いずれにしても、ティーバッグにお湯を注いで2分待つような作り方ではなく、
小鍋を使って、十分に葉を開かせているのだろうから
注文してから5分なり10分なりの時間がかかる。
でも店主さんがきちんと作ってくれる紅茶のほうが、
ずっとおいしいと思う。

そういえばフローレス島でもティーバッグが多かった。
やっぱり生中ジョッキの濃い紅茶はジャワ名物。
ジャワの楽しみの一つ。

上の写真/ジャワ島バトゥのレストランの食事。紅茶のグラスにはステンレスの蓋。この蓋便利です(2012年)。
下の写真/ジャワ島ジョグジャカルタのホテルの朝食。やっぱりグラスに蓋(2012年)。




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