自分の記憶がどんどん薄れていっているので、早く忘れないうちに書かなきゃ書かなきゃと思っているうちに、出産から3ヶ月近く経っていて驚いています。
もう桜が咲いているなんて!ベビーカーで赤ちゃん連れて花見に行きたい~!
前日からバルーンを入れて陣痛を促進させていたので、出産当日の朝は早朝から赤ちゃんの心音の検査をしていたの。バルーンのせいで陣痛のようなものが起こって痛くてほとんど寝てなかったので、ベッドの上でぼんやりしながらベッキーとゲスの不倫のニュースを見ていたっけ。
昼くらいから陣痛促進剤を入れていくことになると思いますと言われ一旦病室に帰されたのだけど、病室に戻ったら割りとすぐに分娩室に呼ばれて促進剤を入れていくことに。朝まだ10時くらいだったのかな。
お医者さんや助産師さんには、多分初産だし子宮口も開いていないし、多分明日の朝位に産まれるんじゃないかな?って言われていて、実家の両親にも「多分明日産まれる」っていうメールを打っていたの。
夫にも分娩室でついていて貰い、もし私が痛がったら、テニスボールを肛門に押し当ててね。もし私が喉乾いてたら、ペットボトルのお茶を飲ませてね。など打ち合わせをしながら、じわじわ少しずつ促進剤を点滴でいれていっていたのだけど、時々陣痛がやってきて「すいません!すいません!もう勘弁してください!」というすごい痛みがやってくる。この陣痛の間隔がもっと短くなって強くなって来なきゃ産めないって?まさか嘘でしょう?と信じられない気持ちで陣痛を耐えていたんだけど、夫に「痛さキター!」「ムリーー!」など色々言っても全然伝わってないっぽく、「へぇ」位のことしか言って貰えず。くっそー!覚えてやがれよこの野郎と思いながら、何度も陣痛の波をやり過ごしていたの。ちなみに、テニスボールは私には効かなかった。
一旦陣痛が始まると、痛さが一気に加速!どんどん痛さは増していってもうどうにも出産を止めることができなくてすごく怖くなってきてパニック気味に。
もうすぐ自分が母になろうとしているというのに、心の中では「お母さん、お母さん、痛い!助けて!」って叫んでいたような気がする。
腰に鉄筋コンクリートをごいんごいんぶつけられているようなものすごい痛みにも耐えられず、無痛に切り替え!前々から無痛分娩にしようと思いながらも、我慢できそうなら麻酔なしで産んでみようかなーなんて思っていたのだけど、無理だったわ。でも、無痛にして良かったって思ってる。
早く!先生早く麻酔を打って!頼みます!って背中を丸めて冷や汗かきながら陣痛を耐えていたので、背中の麻酔の注射はいつ打たれたのかもう全然わからなかった。結構痛いと噂に聞いていたけど、私は平気だったな。
ジワジワと麻酔が効いてくるも、陣痛はやっぱりそこそこ痛くって「これ、麻酔効いてますか?」って何度か助産師さんだか看護師さんに聞いたよ。実際、右足を動かして下さいって言われて動かそうとしても、麻酔が効きすぎて自分では自分の右足が動かせなかった位。慌てて助産師さんだか看護師さんが麻酔の量を調節していたのを見たから、結構麻酔は強めに効いていたのだと思う。でも、陣痛はゼロにはならなかった。麻酔なしだともっと痛いんだろうな。
お昼過ぎ。陣痛は痛いながら、耐えられない程のキェェー!って叫びそうな痛みではなくなってきたので、夫に「長丁場になるだろうし、お昼ご飯でも食べてきたら?」と言って、出てもらう。
一人になって少し眠くなってぼぅっとしていたら、助産師さんが子宮口のチェックにきて、「あれ!結構おりてきてる!早いかもしれないですよ!」と言われる。骨盤らへんはミシミシと何だか押されている感じはあったけど、痛さはあんまりないのでよく分からず。「ご主人は外に出られたんですか?」と聞かれ「お昼ご飯に出てるんですー」なんて返事をしたけれど、え?あれ?何だかもう生まれちゃう感じ?もう?もうそんな感じ?
連絡した方がいいのかな。でも携帯はカバンの中にあって取れないしどうしようかななんて考えてると夫が戻ってきた!
なんか、ちょっといきみたいような感じ。ごりごり押されてる感じがする。
「もう頭が見えています。茶髪です!」と言われて夫は「じゃぁちょっとトイレに」と言ってトイレに。ズコー!じゃぁって何だ?今トイレ行く?もう頭が見えてるって?茶髪?私も見たい!けど見えない!あぁもういきみたいんですけど!
隣の部屋でも同じ頃に分娩が行われているらしく、何だか女の人の悲鳴みたいな声が!!
何だか隣の方でバタバタしていて、夫と二人にされる。
私は無痛分娩だし、ちょっといきみたい感じはするけど、まだいきまない方がいいのかな。なんかそろそろ生まれそうな感じしてきてるけど、助産師さんもきっと忙しいよね。と考えながら、待っていたのだけど、我慢できなくなってきた。ナースコールを押して、助産師さんに見て貰い、助産師さんが先生を呼んで準備してる。いよいよ、い、い、い、いよいよか!怖い!
何度かいきんでみたものの、出てこない!汗だく!赤ちゃんの心音が弱ってきたらしく会陰切開して出すと先生が判断して切って貰う。麻酔が効いてるので痛みは全然なかった。
ワーーっと裸ん坊の赤い生き物が出てきた!暴れて泣いてる!何ヶ月もずっと待っていたけれど、ホントにお腹の中から赤ちゃんが出てくるなんて信じられなくてびっくりした!
気づいたらおいおい泣いていて、お医者さんや看護婦さんが何か言っていたような気がするけど全然覚えていない。 後で夫に聞いたら、生まれた瞬間、私は「ウソーーー!」って言っていたんだそうな。そう言われてみたらウソー!って言った気がするよ。出てくる出てくるとは噂では聞いていたものの、ホントに赤ちゃんが出てきたのー?って呆然としたんだもの。
カンガルーケアを希望していたので、すぐに赤ちゃんを抱っこさせて貰い、おっぱいに赤ちゃんの口を当てる。赤ちゃんの手がしわしわで、あれ?生まれてすぐなのに爪が結構伸びてる。茶髪だって聞いたけど、金髪っぽいような?
可愛い?分からない。可愛いとかそういう言葉では足りない。なんか、でも良かった。無事に生まれてきてくれた。
赤ちゃんを綺麗にして貰ったり測ったり貰ったりして、夫はその写真を撮ってる。
私はお腹の上をギューギュー力任せに押されて、胎盤などのお腹に残ってるものを出される処理をされて、これ結構痛かった。
赤ちゃんの心音が弱ってきていたのは、お腹の中でウンチをしていたからなのだそうで、胎盤も機能が弱って色が悪くなっていたんだそうな。良かった。先生の判断が良かったんだろうな。
無痛誘発分娩で3時間56分の超安産。24時間とか30時間かかる人もいるというのに、4時間弱での出産!
あまりに展開が早くて、ジェットコースターみたいだった!!
出産はそんな感じだったけれど、産後も結構大変なのだね。誰も教えてくれなかった。
麻酔がきれた後の会陰切開部の痛さ。トイレが怖くて怖くて仕方なかった。おむつみたいなのをして防水シートも腰に巻きつけてその上からバスタオルをくるくるに巻いて、よちよち歩きでトイレにいったっけ。ドーナツ型の座布団がなければ座ることもできなかった。
それから、助産師さんに母乳マッサージをぐりんぐりんされた時の痛さもすごかった。声も出せない位痛かった。夜中石みたいに胸がゴリゴリになって、熱も出てアイスノンで冷やしたけどすごく辛かったな。乳首を針で刺されてるみたいなというか、もう痛くて痛くて眠れなかった。
入院中は沐浴指導やら母乳指導やらなんやらで忙しく、退院後は退院後で全然眠れず、怒涛のような日々だったなぁ。
もうすぐ三カ月。
あっという間の三カ月、赤ちゃんは結構大きくなりました。ぷくぷくぷくぷくしていて、赤ちゃんのいい匂いがするよ。
私は産後、ホルモンバランスが乱れて訳もなく泣いたりした日もあったけれど、だいぶ落ち着いてきたかなという気がします。
こうやって赤ちゃんが生まれてきてくれたのって奇跡みたい。可愛いまつげを、柔らかい頬を、愛しい指先を、守っていってあげたいなぁ。そう思っています。