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風の向こうに  

前半・子供時代を思い出して、ファンタジィー童話を書いています。
後半・日本が危ないと知り、やれることがあればと・・・。

戸久野第八小学校の呟き(最後の在校生・すべての卒業生への挨拶)

2010-03-31 23:18:26 | 校舎(精霊)の独り言

終了式・卒業式も、終わりました。わたしも今日で、みんなとさよならです。

 

みんな、元気でね。

わたしのこと、忘れないで。

わたしは、ずっと、ここにいるから。

たとえ、ここに、わたしの姿はなくとも。

ずっと、ここで、みんなのことを見てるから。

わたしは、ずっと・・・ここに・・・・いるよ。


第六小学校の呟き

2010-03-28 14:28:27 | 校舎(精霊)の独り言

これで、私と夢ちゃんの物語はおしまいです。はぁ~、長かったぁー。え、そうでも

ない?それはうれしいです。でも、なんでちょこちょこ、四小の姉さんが出て

くるんだろう。これは、私と夢ちゃんのお話のはずなのに。う~ん、わからない。

今度、夢ちゃんに聞いてみよっと。

さあ次は、夢ちゃんが大人になってから、四小の姉さんと私に会った時の物語です。

でもその前に、ちょっとしたコラムのようなものを書くそうです。〔夢ちゃんからの伝言〕

コラムって、何書くんだろ。わくわく。


第六小学校の呟き

2010-03-25 13:30:36 | 校舎(精霊)の独り言

はぁ~、今日は卒業式かぁー。六年生のみんな、大きくなったなぁ。

わたしが始めて卒業式を見てから、もう四十三年になるんだなぁ。早いなぁ。

今までに卒業してった子たちは、みんな元気にしてるかな。そういえば、夢ちゃんは

確か、第四回の卒業生だったよね。あん時の卒業生は何人だったっけ。う~んと、

あ、思い出した。確か、九十八人だった、うん。あの頃は、子どもたちも多かったな。

それが今では、三十何人なんだよね、大体。ずいぶん少なくなっちゃった。四小の

姉さんは卒業生九人だって。四小の姉さんも八小の妹みたいに、何年か後には

閉校になっちゃうのかなぁ。そしたらわたし・・・・・淋しいなぁ。クスン・・・・・

 


第六小学校の呟き

2010-03-20 12:17:48 | 校舎(精霊)の独り言

夢ちゃんから聞いた話。以下は、夢ちゃんの言葉です。

「昭和三十八年に川崎市の小学校で実際に出されていた給食を、期間限定で

食べられる所がある、と聞いて行って食べてきた。献立は、コッペパン・

鯨のたった揚げ・白菜と人参のおひたし、それに脱脂ミルクだった。

コッペパンは当時の大きさ、でも、味は当時のよりいい。当時のコッペは

パサパサしていたけど、今回のはやわらかくておいしかった。鯨のたった揚げ・

おひたしは、当時食べたそのままの懐かしい味だった。脱脂粉乳ミルクは、

当時のより少しうすく感じたけど、おいしいと思ったのは・・・何故???

食器も、アルマイト製のものをわざわざ使ってくれていた。ただ、当時あった

先割れスプーンのかわりに、スプーンと箸が付いてたのがちょっと残念。評判が

悪くて使わなくなった先割れスプーン、だけど、当時は当たり前に使っていた。

当時確かに、子ども心にも強烈な印象を与えた先割れスプーン、そんなものにも

郷愁を抱くわたしだった。

それはともかく、懐かしい味に、おもいっきり感動!

楽しくて、涙もろくもなった給食時間であった。」

へ~、そうだったんだ。夢ちゃんも年だね。うふっ。


第六小学校の呟き

2010-03-18 22:34:19 | 校舎(精霊)の独り言

ねえ、みなさん、コークスって知っていますか? え、知らない?そんな~~。

コークスは、石炭と同じようなものなの。石炭とコークスの違いはね、なんか

あるらしいんだけど、わたしには難しいからパス。

夢ちゃんがわたしの所にいた頃は、コークスを燃す石炭ストーブだったのよ。

夢ちゃんによると、このストーブのことを『だるまストーブ』って言ってね、結構

暖かかったんですって。教室全体にちょうどよく、暖かさがまわっていたそうよ。

時には、ストーブの上に牛乳のせて温めたりして。そういえば、給食のない時には、

お弁当のせて温めていた子もいたなあ。今ではもう、そんな光景見ることも

できないけど。う~~ん、懐かしい思い出だわ。あ、こんなこと言うと、わたしの歳

ばれちゃうわね。え、もうばれてる?そっか。そう、わたしはただ今四十四歳で~す。

ついこの間、開校四十周年むかえたのよ。あ~、月日のたつのは早いなぁ。

「何、ごちゃごちゃ言ってるの。夢ちゃんが、次のお話に進めないでしょ。」

あ、四小の姉さんだ。また注意されちゃった。結構うるさいんだ、姉さん。うふっ、

じゃあ、またね。