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不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

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2012-05-23 19:04:05 | Tweet Log



Verso al Marchio Unesco per le Ville Medicee di Firenze

2012-05-23 13:56:48 | アート・文化

フィレンツェ市内及び近郊に点在する
メディチ家の別荘群は
今年1月に正式にユネスコの世界遺産への
登録申請を行っています。

登録される建物群は下記の通り14件。
Giardino di Boboli(ボボリ庭園)
Giardino di Pratolino(プラトリーノ公園)
Villa di Cafaggiolo (カファッジョーロ荘/Barberino di Mugello)
Villa Il Trebbio (イル・トレッビオ荘/San Piero a Sieve)
Villa di Careggi(カレッジ荘)
Villa Medici di Fiesole(フィエゾレ・メディチ荘)
Villa di Castello(カステッロ荘)
Villa di Poggio a Caiano(ポッジョ・ア・カイアーノ荘)
Villa la Petraia(ペトライア荘)
Villa di Cerreto Guidi(チェッレート・グイディ荘)
Palazzo di Seravezza(セラヴェッツァ宮)
Villa La Magia (マジア荘/Quarrata)
Villa di Artimino (アルティミーノ荘/Carmignano)
Villa di Poggio Imperiale(ポッジョ・インペリアーレ荘)

このうち、主要構成建築は下記のようなものになります。

Villa Medicea di Castello(カステッロ荘)
フィレンツェ郊外カステッロ地区にあり、
ペトライア荘にもほど近い別荘。
ボボリ庭園に継ぐ、
豊富な植物の多様性を誇る庭園に囲まれています。
メディチ家の時代から
冬の間に柑橘類の樹木を保護する目的で作られた
温室リモナイアは有名で、
今でも特殊な接ぎ木などによる
柑橘類の新種交配なども行われています。
また、イタリア語純化を推進するべく
1583年に設立された
l'Accademia della Crusca(クルスカアカデミー)の
本拠地が置かれています。

Villa la Petraia(ペトライア荘)
カステッロ荘からほど近く、
非常に良く手入れされた別荘の一つ。
1800年代
フィレンツェが統一イタリアの首都となった時代には
イタリア国王ヴィットリオ・エマヌエーレ2世
(Vittorio Emanuele II)が
暮らしたことでも知られています。
建物内は絵画やフレスコ画、
調度品、タペストリーなどで装飾され
非常に華やかな雰囲気になっています。
多くの彫刻作品も残され、
特にジャンボローニャ(Giambologna)の
ヴィーナス(Venere)が有名。
宮殿の裏手のユートピア思想に基づくロマン主義の公園、
宮殿の手前には美しいイタリア式庭園が広がります。

Villa Poggio Imperiale(ポッジョ・インペリアーレ荘)
ミケランジェロ広場の裏手の丘(Colle di Aretri)にある別荘。
現在はネオクラシックの建物に改装されて
国立女子寄宿学校が置かれています。
かつてVilla di Poggio Baroncelliと呼ばれたころの
古い面影を残すのは
入り口を入ってすぐの中庭部分のみ。
ここにはフィレンツェ滞在中の
若きモーツァルトが奏でたというピアノが保存されていたり
メディチ家やロレーナ家の東洋趣味を反映した
中国陶器などの膨大なコレクションも収蔵されています。

Villa Careggi(カレッジ荘)
ロレンツォ・イル・マニフィコ
(Lorenzo il Magnifico de' Medici)が
当時のプラトン学派アカデミー
(L’Accademia Platonica)内の
メンバーとよく集った場所であり、
彼が晩年を過ごした別荘でもあります。
最もメディチ家らしさを残すメディチ荘であるともいわれます。
ここにも非常に種類の豊富な植物を擁する
庭園が残っています。

数年足を運んでいないメディチ家の別荘群、
季節がよくなったら久々に巡ってみたいです。


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2012-05-22 19:04:04 | Tweet Log



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2012-05-21 19:04:04 | Tweet Log



Le feste in Maggio

2012-05-20 01:29:08 | 日記・エッセイ・コラム
5月生まれの友人、そしてバラの季節。
お祝いしたり、パーティしたりの5月前半でした。

まずは心の友のバースディ。
彼女の希望でHard Rock Cafe Firenzeで夕飯。
ハンバーガー食べる気にもならず、
シトラス風味のサラダを食べてみました。
チーズがこってりで、
ハニーグリルのチキンも入っていて
これはこれで、ずっしり感のある一品でした。
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かつて劇場&映画館だった頃の面影も残してはいるけど
すっかりハードロックな雰囲気になってます。

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他のハードロックカフェと同じように
著名人の衣装や楽器があちこちに展示されてます。

偶然にも彼女と同じ日がバースディの
私の料理の師匠はホームパーティ。
数年彼らの自宅にお邪魔していなかったので、
久しぶりに食べる師匠たちの手料理は
私にまた料理をちゃんとやりたいと思わせる素晴らしさでした。
彼らはユダヤ系、そして私の大好きな師匠はヴェジタリアン。
イタリアに来たばかりで彼らに出会えたことが
私にかなり大きな影響を与えているのは
いうまでもないこと。

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ろうそくを吹き消す師匠、動きが早すぎて見えない(笑)。

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彼らの家に飾られているこの作品。
私には非常に懐かしい作品だったので、ついつい。
あの頃は私も若かったよなぁ。
15年前だものね、彼らに出会ったの。
「幸いにも我々は年を取った」
という師匠は料理人であり画家でもあり、
彼に何をプレゼントするかはすごく悩んだけれど、
私の友人の作品をプレゼントとして用意したら
とっても喜んでくれた。

そのプレゼントを手がけてくれた友人は
バラをこよなく愛し、
5月のバラの季節に自宅でバラフェスタを開催。
彼女がパートナーと丹誠込めて育てている
様々なバラが咲き誇る庭を一巡り。

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活動範囲の広い彼女を慕って集まった人々は
年齢・国籍を問わず30名近く。
それぞれ飲み物か料理を持ち寄り、素敵な時間を共有しました。

3つのパーティ、一見それぞれ孤立しているようでも
私の中では少しづつ繋がっている。
そして、こうして改めて振り返ると
私はとても素敵な人たちに囲まれて
イタリア生活を送っているんだなって思う。
私を支えてくれる友人たちに感謝!!