不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Momento di cambiare

2012-04-08 05:58:25 | 日記・エッセイ・コラム

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春になったなと思うと、ちょっと肌寒くなったり。
やはり復活祭までは冬物はしまい込んではいけないイタリア。


毎週木曜日に共和国広場のアーケードの下に立つ花市場。
春色がアーケード一杯に広がって気持ちよかった。

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3年間、
トイレなしの狭いオフィスで
一人気ままに仕事をしてきたことに
実は私はあんまり不満も抱いてなかった。
むしろ人間関係の余計なストレスをためることもなく、
自分のやったことに対する自分の責任を負うだけの
環境には非常に満足していた。


しかもその3年間、
そのオフィスを閉める閉めないで
さんざん振り回され
閉めるなら閉めるで
はっきり結論を出してほしいと思っていたけれど、
今年になって突然、閉鎖から拡張の方向に一転。
どのみち私なんかが何かを発言したところで
どうにもならない組織。
上層部の勝手な決断に委ねるしかないわけで。


と思って
新しいオフィスの物件探しも上司に任せっきりにして1ヶ月。
決めたという物件からの回答がないまま2週間も経った頃には
何かうまくいってないと感づいてはいたけれど
任せた先の上司は問題ないと思い込んでいるので仕方ない。


そして結局、
先方から入居を断られるという始末。
なぜもっと早くに決断できないのかと腹もたつでしょ。
そして、改めてゼロから物件探し。

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共和国広場を
木曜日にふらついていられたのはこの物件探しのため。
お客様のことを思えば、街中にオフィスがあった方がいい。
そしてできるだけ分かりやすい場所であった方がいい。
共和国広場周辺はもってこいの立地条件なのだよね。

Momento di Cambiare。
色んなことを変える時期。
タイミングなんだけど、
多分私自身は、
今の場所や立ち位置では
自分のやりたいことはもうできなくなっている。
私自身が、次のステップに進みたがっているから。

吉川さんもいうように
古い物差しを捨てて臨むべき状況がそこにあるんだと思う。

復活祭の朝に、そんなことを思いつつ。

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最後は正義が評価される世の中であることを願う。


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