ヴァザーリの回廊。
めったに入れないところの一つ。
Palazzo VecchioからPalazzo Pittiまでを結んで
地上に一度も降りる事なく
仕事場と自宅を行き来するために
メディチ家が作った回廊。
1565年に Giorgio Vasari
(ジョルジョ・ヴァザーリ)が設計・建築。
当時たったの五ヶ月で作り上げたという代物。
![immagine19.jpg](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/59/1e0161c58ae1599327b9fb41dd0fdd50.jpg)
光が入りすぎて飛んでしまった写真ですが、
ヴァザーリの回廊・ポンテヴェッキオの上部から
アルノ川下流を見下ろす窓。
この窓は反対側(上流を眺める)の窓よりも
一段と大きくなっています。
ムッソリーニ全権の時代に
ヒトラーとのフィレンツェ会見があったときに
その威厳を見せるために(?)
ヴァザーリの回廊内の窓を
いくつか大きく改装させているのです。
因みにヴァザーリの回廊の窓は
現在はセキュリティの面から全て2重窓。
それも鍵がまちまちでなかなか開けられないらしいです。
ポンテ・ヴェッキオの南側部分で
ヴァザーリの回廊はちょっとだけ迂回します。
今もその形が残っていますが、
建設当時ここにはMannelli(マンネッリ家)の塔が聳えていて
どうしてもメディチ家の人がその塔を突き破って
回廊を作るのが気に食わなかったので
最後まで拒否し続け
痺れを切らせたメディチ家は
その塔を取り巻くように回廊を作ることで妥協します。
橋の方に張り出した形になっている部分がそれにあたります。
![immagine20.jpg](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/92/97ba8984cb01a67e64d6efabe7141fec.jpg)
内部からその塔の辺りを見ると
そこが確かに塔の外部であった印が残っています。
フィレンツェの古い建物の外壁によく見られる
鉄の留め金がちゃんとついています。
なかなか入れないヴァザーリの回廊ですが、
嬉しい裏情報(どこが…?)。
現在ウフィツィ美術館で行われている
「20世紀の肖像画展」。
この特別展覧会の延長として
ヴァザーリの回廊も特別公開。
金・土・日曜日の午後2回づつの公開ですが
(確か13:00と16:30)
当日のウフィツィ美術館のチケット
(特別展料金も含まれている)を持って
出口付近にあるブックショップの前に設置された
予約受け付け所で
チケットにスタンプを押してもらって予約をすれば
ヴァザーリの回廊に入場できるそうです。
1回30人限定なので
予約には早めに行くといいでしょう。
因みにヴァザーリの回廊特別公開は
上出の展覧会開催期間のみ。(2005年1月9日まで)
「ponnoかずちゃんのイタリア・フィレンツェ日記」
~Ponte Vecchio~にトラックバック
めったに入れないところの一つ。
Palazzo VecchioからPalazzo Pittiまでを結んで
地上に一度も降りる事なく
仕事場と自宅を行き来するために
メディチ家が作った回廊。
1565年に Giorgio Vasari
(ジョルジョ・ヴァザーリ)が設計・建築。
当時たったの五ヶ月で作り上げたという代物。
![immagine19.jpg](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5f/59/1e0161c58ae1599327b9fb41dd0fdd50.jpg)
光が入りすぎて飛んでしまった写真ですが、
ヴァザーリの回廊・ポンテヴェッキオの上部から
アルノ川下流を見下ろす窓。
この窓は反対側(上流を眺める)の窓よりも
一段と大きくなっています。
ムッソリーニ全権の時代に
ヒトラーとのフィレンツェ会見があったときに
その威厳を見せるために(?)
ヴァザーリの回廊内の窓を
いくつか大きく改装させているのです。
因みにヴァザーリの回廊の窓は
現在はセキュリティの面から全て2重窓。
それも鍵がまちまちでなかなか開けられないらしいです。
ポンテ・ヴェッキオの南側部分で
ヴァザーリの回廊はちょっとだけ迂回します。
今もその形が残っていますが、
建設当時ここにはMannelli(マンネッリ家)の塔が聳えていて
どうしてもメディチ家の人がその塔を突き破って
回廊を作るのが気に食わなかったので
最後まで拒否し続け
痺れを切らせたメディチ家は
その塔を取り巻くように回廊を作ることで妥協します。
橋の方に張り出した形になっている部分がそれにあたります。
![immagine20.jpg](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/92/97ba8984cb01a67e64d6efabe7141fec.jpg)
内部からその塔の辺りを見ると
そこが確かに塔の外部であった印が残っています。
フィレンツェの古い建物の外壁によく見られる
鉄の留め金がちゃんとついています。
なかなか入れないヴァザーリの回廊ですが、
嬉しい裏情報(どこが…?)。
現在ウフィツィ美術館で行われている
「20世紀の肖像画展」。
この特別展覧会の延長として
ヴァザーリの回廊も特別公開。
金・土・日曜日の午後2回づつの公開ですが
(確か13:00と16:30)
当日のウフィツィ美術館のチケット
(特別展料金も含まれている)を持って
出口付近にあるブックショップの前に設置された
予約受け付け所で
チケットにスタンプを押してもらって予約をすれば
ヴァザーリの回廊に入場できるそうです。
1回30人限定なので
予約には早めに行くといいでしょう。
因みにヴァザーリの回廊特別公開は
上出の展覧会開催期間のみ。(2005年1月9日まで)
「ponnoかずちゃんのイタリア・フィレンツェ日記」
~Ponte Vecchio~にトラックバック
内部もそうですが、ヴェッキオ橋より一段高いところからみるアルノ河の景色がみてみたいです。
私はさすがに住んでいるだけあって、
何回かヴァザーリの回廊には
侵入していますが、
友人のなかには
何年越しで入場を狙っている人が
何人かいます。
一般公開するには
管理費、維持費、人件費などが
足りな過ぎるのだと
係員のおねえさんが言っていました。
無念じゃ~。
切腹。(何で腹を切るねん)
かすっているだけに無念だよねぇ。
フィレンツェにいながら見れないなんて…。
まぁそのうちチャンスはやってくるさ。
そしてウフィツィ美術館は当然行きましたが、
ヴァザーリの回廊に入れるチャンスがあったとは・・・
残念です。
イタリア好きなので、また遊びにきます。
Uffuziに行くのは初めてなので、ブックショップがどこにあるか、ご存知の方おしえていただけると助かります。美術館の中なのですよね?1F? 2F?3F?
ウフィツィの出口自体は
昔と違って変更になりましたが
この受付をしているのは
出口の手前にあるブックショップなので
間違えることはないと思います。
出口は地上階です。
早速ありがとうございます。朝一で入館したら、とりあえずブックショップ方面に行ってトライします!あ、でも一旦 出口付近に行くと、もう3階にはもどれないということもあるのかしら?
帰ってきたらご報告させていただきます!