2月22日はニャンコの日なんだ。
日本は語呂合わせでいろんな記念日作りますね。
そんな猫の日に
たまたま偶然見かけた記事は
Gatto Selvatico(Felix Sylvestris)についてだった。
イタリアにずっと昔から生息するといわれる
野生原生の猫、山猫というべきなのかな。
夜行性の非常に強い動物なので
ほとんど日中見かけることはないようですけどね。
でも見かけたら人目で他の猫とは区別がつくらしいです。
まるで宙に浮いているかのような
非常に軽く速い足取りで動くんだそうです。
チッチーノには到底真似はできまい・・・。
トラ猫によく似た模様ですが、
体側に特徴的なはっきりした縞模様があり、
背中に一本筋が通っているらしい。
そして何より尻尾がかなり太いんだって。
尻尾の太さは
もしかしたらチッチーノも負けないかもしれない。
というGatto Selvaticoの画像はこちらやこちら。
Selvaticoという名称が示すとおり
非常に懐きにくい種なのだそうです。
今イタリアの家庭で飼われている猫の先祖は
この山猫が起源ではなく
もっと性格が温厚なアフリカの猫が
元になっているそうです。
中東地域で何千にもわたり交配が重ねられて
家猫は作られたのですね。
人間が猫を買うようになったのは
ねずみ駆除のためという側面も強いのですが、
この山猫はねずみはもちろん
ウサギくらいまでの大きさの小動物も獲物にします。
トスカーナのマレンマ自然公園では
1970年代に一度絶滅し
イタリアのほかの地域から
番をつれてきて繁殖を試みて
現在は数を増やしてきているようです。
イタリア国内では中部から南部のアペニン山脈、
ガルガノ半島、シチリア、サルデーニアに多く生息し
北限はリグーリア・アルプスといわれています。
しかし、昨今では温暖化と
森林化政策による緑地の増加などもあり
北部イタリアでも目撃されるようになっているそうです。
そんな彼らの天敵は実は家猫なんだそうで。
もちろん喧嘩すれば山猫のほうが断然強そうですが
家猫を介して罹病したり
うっかり交配してしまったりすると
種が途絶えてしまいかねないのですね。