1月6日は公現祭(Epifania)。
イタリアは祝日であり、
一連のクリスマス行事の締めくくりの日でもあります。
イタリア各地でこれに伴うお祭りが行われますが、
フィレンツェでも東方三博士の礼拝を再現する
古式仮装が行われます。
Cavalcata di Magiといわれるこのお祭りは
ドゥオーモとその芸術作品を統括する団体
(Opera del Duomo)によって企画され
今年で16回目。
古式仮装は14:00にピッティ宮殿を出発、
シニョリア広場からカルツァイウオーリ通りを通過して
ドゥオーモ前まで練り歩きます。
ドゥオーモに到着するのは15:30頃。
14:00過ぎからドゥオーモ前は人だかり。
そして仮装行列が到着するまでは
結成から10年のフィレンツェの少年合唱団
SS.Annunziata教会付属のMelogranoコーラス隊が
クリスマスにちなんだ楽曲を披露。
寒い中、聖母マリア、父ジュゼッペ、そして幼子キリスト
生身の人間のPresepio Vivente。
そしてこの日めでたく
ローマ教皇から枢機卿任命のお達しを受けたという
フィレンツェのBetori司祭も登場。
まだ若いんですよね、司祭。
かなりリラックスして笑顔。
寒風吹きすさぶドゥオーモ広場で
とりあえず、寒さに震えながらも
最前列を確保して待機する自分もどうかとは思うけど。
かなり冷えました。
そしてようやく広場の向こうにフィレンツェマークの旗が登場。
Calcio StoricoとBandierai degli Uffiziから続々入場。
コマンドのおじいさまも健在。
ひと通りフィレンツェのいつもの仮装グループが入場すると
ようやく東方三博士の登場。
フィレンツェですから、
Palazzo Medici Riccardiにある
Benozzo Gozzoli(ベノッツォ・ゴッツオリ)の
東方三博士の礼拝に描かれるものを元に
デザインされた衣装を身につけています。
この衣装、確か
Stefano Ricciが手がけているはず。
3人の賢者が生まれたばかりの幼子イエスを訪ね
それぞれに贈り物をもってくるというマタイ伝のエピソード。
メルキオールは王権の象徴である黄金をもってくる青年、
バルタザールは神性および教会の象徴である乳香をもってくる壮年、
カスパールは将来の受難である死を象徴する没薬をもってくる老人。

しかし、この日のイベントでやってきた3人は
馬に乗るのに必死で贈り物もってない。
というかお付きのものがもってくるんですよね、普通ね。
そりゃそうだ。

Comandante di Bandierai degli Uffiziのおじいさまと
Betori司祭が和やかに言葉を交わす。
こんなシーンがみられるとは。

普段はもっとカジュアルな服装をしていたでしょうけれど、
1500年代の人々はお祭り時には
豪華な衣装を身に纏って楽しんだといいます。

しかし、地方からやってくる人たちなどは
あまり派手な衣装ではなく。
毛織物でも有名だったフィレンツェの
職人さんたちの仮装も登場。
カラフルな毛糸の横のかごの中にはニワトリ。

パン屋も登場。
お祭りに晩餐は欠かせないしね。

子供たちも当時の装いで。

隊列に号令をかけるキャプテン。
これも何回も聴きすぎて一緒に諳んじていえるようになった(笑)。

Presentate i Vostri armi !!
の号令で一斉に自分の持つ武器を掲げる隊列。
全然揃ってないけど、それはそれでイタリア的。

儀式的ではあるけれど、
ドゥオーモ前に用意されたプレセピオの前に
贈り物を届ける三博士。
この日はプレセピオも人間&動物が演じていました。
ウシ、ロバ、ヤギもちゃんと参加してました。
しかし、三博士よりも
その周辺に余計な人物が多すぎる。
今年は700人強の仮装行列だったそうですよ。
フィレンツェだけではなく、
近郊各都市からも参加があり
かなり見応えありました。

最後は世界の平和を願って
風船が飛ばされました。
強い風に煽られて
あっという間に遠い空に消えていきました。
これでクリスマス気分も終了。
最前列で張り切って写真撮りすぎました(笑)。
Cavalcata dei Magiのフォトアルバム