不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

10 anni in Italia,anzi a Firenze

2005-09-16 16:02:27 | 日記・エッセイ・コラム
時の流れなんて振り返ればいつでも
「あっという間」。

フィレンツェに暮らし始めてから
10年が過ぎていきました。

10anni

10年間暮らしてもまだ不思議がいっぱいのイタリア。
いやなことも辛いことも確かにあっただろうけれど
そんなことは忘れちゃって。
イタリアの底知れない魅力と
素敵な思い出がいっぱい詰まった10年間。

フィレンツェに10年間いると言うと
たいていは驚かれる。
日本人にもイタリア人にも驚かれる。
10年を海外で暮らすこと自体は
ちょっとの辛抱とチャンスがあれば
たぶん誰でも実現できること。
だからそれほど驚くことじゃないと思うけど。
なんで驚かれるかというと
よく言えば
「変にスレたり偏屈にならずにずっとピュアでいる」
ように見えるかららしい。
悪く言えば
「順応性が足りない」ってことなのかもしれないけど?

フィレンツェに長く暮らす人は多いけれど
そういう人によくありがちな
疲れきった意地悪な顔にはなりたくないなと
常々思ってきたのもあるし、
なににも縛られず、
自由に生かせてもらえたおかげで
ずっと、「来たばっかりの人」状態でいられるのでしょう。

顔に「イタリア生活10年の重み」が出ていないらしい…。
まぁそれはそれでいいとしよう。
これからもこんなふうに
「どこぞの風に吹かれながら」ゆっくり行きます。

この日を迎えられたことを
神様・吉川晃司と両親、友人の皆様に感謝して。

また新たな10年を行くために
一歩踏み出したところです。

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