不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Trattamento dei Dati personali

2005-02-07 20:46:25 | 日記・エッセイ・コラム
dati_personali
テレコムイタリア(イタリアの電話会社)からのお知らせ。
今月の請求はなぜか莫大な額でビックリした。
それはおいておくとして
今回のお知らせの中には
個人データの取り扱いについての
調査用紙も入っていました。

イタリアでは今後電話帳に
携帯電話の番号も掲載することになりました。
もちろん希望者だけですが。
それに関しての意向をお尋ねするという調査。

固定電話を契約している人は
契約時に登録した税務者登録番号
(Codice Fiscale:コディチェ・フィスカーレ)から遡って
所有する携帯電話の番号を検索して
固定電話の番号と同時掲載。
なので携帯電話の番号をこちらから知らせる必要はないらしい。
それって、実はある一つの情報
(ここではコディチェ・フィスカーレ)から
本人を割り出すことができるという、
いわゆる背番号制が導入されていることの証でもあります。

因みに私の携帯番号は元々友人から譲り受けたもので
もしかしたら私のコディチェと繋がっていないかもしれない。
それでもいいのだろうか。
変更したような記憶もあるけど、不明…。
居候がもっている携帯番号は私の名義になっているので
もしかしたらそちらの番号が掲載されるのか??
電話帳が手元に来ないと判明しない・・・。

私はフリーランスで仕事をしていることもあって
これまでも個人名で
住所と電話番号を堂々と記載していたのですが
物騒な昨今、色々考えるところあって
名前はイニシャルだけの掲載を選択。
(といっても苗字はフル掲載なので
外国人であることは依然としてバレバレである…)
そして住所の掲載は控えてもらうことにして
携帯電話の番号を掲載することに。

他にオプションとして
「肩書き」(イタリアでは結構重要)
「職業」(まぁ、これも情報としては有用かも)
「メールアドレス」(これもこれからの時代は必要かも)
などの掲載を選択することができます。
私はオプションはとりあえず何もつけずに様子見。

このいい加減な国イタリアで、
個人情報がどこまで守られているのかは
いささか不安ではありますが
まぁ、おおっぴらに漏洩しないことだけを
ひたすら祈るしかありません。

私の元にはテレコムイタリアから届きましたが
他の媒体オペレーターを介して
何らかの形で在住者にはお知らせが届くことでしょう。
皆さん個人情報の取り扱いを熟考して
調査に協力しましょう。