今日は3月3日、桃の節句、おひな祭りです。
お雛様の起源は、流し雛からだったとか、
平安時代の貴族の子女の遊びだったとかいわれてますが、
本来、お雛様は子にふりかかろうとする災いの身代わりとなる、
災厄除けの守り神といわれています。
女の子の厄除けと、健やかな成長を願うお祭りです。
これは私が、小学校3年生の頃、両親が買ってくれた京雛。
もともと7段飾りで、これに右大臣、左大臣、仕丁といわれる3人組、
あと金屏風や、お飾りが多くて、お内裏様もかなり大きなお雛様です。
小さい時は、そのまま、毎年飾っていたのが、
あまりに大きいので、近年飾り棚だけ変えて、
それでも、我が家にはスペースもなく、実家で母が飾っていました。
30年以上も前のお雛様。
今年は晴れて、スタジオに飾れることになり、
レッスンの生徒さん、お母さん方にも大変喜んでいただいています。
この優しいお顔のお内裏様は、小さい時から特に好きで、
幸せな気持ちになります。
お道具類を見ても平安時代の絵巻物を見るようです。
母は大変綺麗に保存しておいてくれていたので、
お人形もお道具も、ほとんど当時のままです。
この時期、金沢市内の和菓子屋さんは、いつにも増して華やかに!
これは’うら田’のひな人形のお菓子。
最近毎年見てますけど、かわいくて、大好き
これは、’ながた’の「青柳」
中にしろあんがはいっていて、真ん中の本物の桜は塩味でおいしい
これは、’諸江屋’さんのひなの落雁(らくがん)
その昔、後小松天皇の時代、菓子を献上したところ、
白い菓子の上に黒胡麻が散っていたのを、
「雪の上に降りたる雁に似たる」と歌を詠まれて、
その菓子を’落雁’と名付けたそうです。
諸江屋さんの落雁は、どの季節のものも、色が綺麗でおいしくて、大フアンです。
桃の節句にひな壇に飾られる金沢の伝統菓子が、これ、
「金花糖」(きんかとう)
金花糖は、溶かした上白糖を木型に流し込んで固めたお菓子で、
藩政期から親しまれていたもので、金沢のひな祭りには欠かせないお菓子。
タイや野菜、果物などが多いです。
父も見に来てくれました!
小さい頃は、毎年お友達も呼んで、おひな祭りをしたものですが、
最近はあまりしないのかあ。
でも今年は生徒さんにもたくさん見てもらって、
なんだかうれしそうなひなたちです・・・
このあたりは、4月までお雛様を飾る風習があるので、
右大臣、左大臣、仕丁の人たち、残りのお道具など、
これから週代わりで飾っていこうと思います(笑)
この先、娘の時代にも、またその次の世代にも、
日本のいいものは、伝えていきたいですね。
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繊細な茶道具、鏡台、車、籠・・・どれも惚れ惚れしますね~。
そして金沢の和菓子のキレイなこと!
日本の伝統文化、次の世代に伝えたいものですね。
コメントありがとうございます
やっとお雛様飾れました!
下の父との写真では、少し小さく見えてますけど、
このお内裏様、その当時でもかなり大きくて、
7段の時は、すごい高さからあって、お内裏様のスペースも広かったんです。
それで、まだ金の欄干やら、お花やらのせなきゃいけないお道具類がのらない・・・
これから、大切に保管していかなければと思ってます。
それにしてもれんれんさん、いつものことながら、
’お雛様ケーキ’のあまりのすばらしさに感動!
金沢風和菓子も是非!れんれんさんならできる!
さすが金沢ですね。和菓子の繊細なこと・・・・。そしてお雛様!教室をもっていらっしゃるからまさにお披露目のチャンスもあってよいですね。私のお雛様、せっかく祖母が私の初節句に買ってくれたのに、実家でも手に負えず(嫁入りならず、孫に与えるという希望も薄れつつあるため)供養されたそうです・・・。哀しい雛人形の運命をたどらせてしまいましたが、私が小さいときに毛氈を引っ張ったためにひな壇から落ちて首がもげたお雛様はやっと平安な日々がすごせることになったようで・・・。
いいお顔をしたお雛様ですねお道具も立派で。30年前のものとは思えないほど美しいよほどお手入れが丁寧だったのでしょうね。
我が家の雛人形は長女の初節句に両親が買ってくれたものですが、それでももう20年経つのだと感慨深いものがあります。内裏雛なのですが、無精者の私がこれだけは毎年欠かさず飾っております娘と一緒に飾る時間が楽しいです。
金沢は本当に雛菓子が充実してますよね見た目にも美しく、食べても美味。
4月までたっぷり飾ってあげましょう。大臣さんも日替わりで頑張ってもらいましょうちの娘たちいわく、お人形でもぬいぐるみでも放っておくとお顔が変わるそうです。悲しそうな顔、嬉しそうな顔、こちらの心を反映しているのかもしれませんね
コメントありがとう~
いろんなお人形の運命があるのですね。
でも、お人形にも魂が宿るというから、
供養してあげてよかったですね。
金沢に、人形の供養の専門?のお寺があって、安産祈願も出来ることから、娘が出来た時、大きなお腹でいったなあ…
金沢のお菓子は、本当に繊細です。
季節ごとに、さまざまな色と形で楽しいし、
おいしいですよ
お菓子の売り場は、歩いて見るだけで、
わくわくします
コメントありがとう~
お人形も、引越しで、たくさんの箱と共に我が家にやってきました(笑)
確かに大臣さんも飾ってあげないと・・・
でも右大臣、左大臣と、仕丁の3人を、5人ばやしの段に飾ると、年齢がぐっと上がりますね(笑)
我が家は、娘が、ぬいぐるみや人形が好きで、
ものすごい数なんですけど、
確かに、ずっとしまったままのお人形は
悲しい顔してるかも。
雛人形も、これから、あっきーさんのように、
頑張って管理します
今日は忙しかったので、明日はささやかなひな祭りかなあ
あれもこれも、見ていたいし、食べたいし(笑)
お雛様には娘を思う親の気持ちが詰まっていますね。
お嬢さんに受け継がれるお雛様も幸せでしょう。
実は私・・今日がひな祭りであることも忘れていたぐらいなのです。 ダメですね。。私は・・日本の姉がお雛様の写メール送ってくれたので、あ。そうだ!って思い出したぐらいです。
Yoshikoさんのブログいつも写真とっても綺麗でほんとにステキです。
コメントありがとうございます
金沢のお菓子…ご紹介したいお菓子がたくさんあって、
また、今度、Upしてみますね
今回の諸江屋さんの落雁などは、綺麗な和紙で出来た引き出しに入っているシリーズもあり、
まあそれは美しい色と形!
そしておいしい
食べるのがもったいないくらいですが(笑)
各社、それぞれ嗜好をこらして、伝統の味を守っていて、なかなか趣深いです。
雛人形は、先の話ですけど、娘のところに女の子ができたらうれしいなあと思ったり、
ずっとつながっていく尊いものですね
コメントありがとう~
このお内裏様、ホントに大きいんです。
だいたい、普通は3人官女の大きさですから、
この時代でも随分大きくて、今もスタジオのを見て、
生徒さんのお母さん方が、
驚いていらっしゃいます。
せっかくの金の欄干や、お花がのらなくて残念。
今回の写真は、携帯電話のカメラで撮ってますよ。
うちの中や、近所の海の風景などは、全部携帯です
ブログ始めてから、この携帯カメラは必需品!