シリウスの環

時事問題を弄るblogと化してしまいましたw
初めの主旨から大変革・・・。

盗作疑惑?

2007-10-27 21:16:54 | お勉強会
スティーブン・スピルバーグの代表作である「E.T.」(1982年 米)について、ストーリーなどが日本の某古典文学作品に酷似していることが指摘されています。
具体的な類似点は、以下のとおりです。

1 不思議な発光体を見た主人公Aが、その後主人公Bに遭遇することから物語が始まる
2 主人公Bの正体は外部の天体から来た宇宙人である
3 主人公Aは主人公Bを保護し、主人公Bのことを家族に打ち明ける
4 主人公Bと主人公Aとその家族は、日々の生活の中で親愛を深めていく
5 主人公Bは自分の星にいつか帰らなければならない
6 主人公Bの噂を聞きつけた多くの人間達が、主人公Bを手に入れるため主人公Aのもとにやってくる
7 主人公Aのもとに、主人公Bを迎えに来た、母星からの使者がやってくる
8 主人公Bの母星からの使者たちは、UFO(未確認飛行物体)に乗ってまばゆい光とともにやってくる
9 主人公Bは主人公Aに別れを告げ、未確認飛行物体に乗りこみ母星へと帰ってしまう

これだけ共通点があると「E.T.」は日本の某古典文学作品をパクったと言えるのではないでしょうか?
スピルバーグ監督には釈明をしていただきたいものです。


と、冗談はおいといて・・・
上で紹介した日本の古典文学とは「竹取物語」(通称:かぐや姫)です。
上記で記載した共通点は「E.T.」と「かぐや姫」に共通しています。
しかし、両方の作品を見たら盗作の疑いなんて感じることはないと思います。

これは【箇条書きのマジック】と呼ばれ情報操作のテクニックです。
都合の良い事実のみを箇条書きで列挙し、相手に強烈な事実として錯覚させてしまう手法です。
盗作疑惑の検証によく用いられ、マスコミも嬉々として列挙します。
しかし、上記の例のように一見全く関係がないような作品内容でも”盗作疑惑”をかけることが可能となります。

おとぎ話でありがちな
・おじいさんとおばあさんが出てくる
・小人(妖精)が出てくる
・王子のキスで目覚める
・悪い魔女が出てくる
等、挙げようと思えばいくらでも挙げられます。

情報は発信者の恣意的な操作が容易に行えます。
情報を正確に見抜くことは困難ですが、少しでも情報に対して疑いの目を持つことが肝要だと思います。

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