シリウスの環

時事問題を弄るblogと化してしまいましたw
初めの主旨から大変革・・・。

F1日本GP(FSW)を考える

2007-10-04 02:31:21 | モータースポーツ
先日富士スピードウェイ(以下FSW)で行われたF1ついて、再度記載しようと思います。
様々な問題が発生しましたが、あまり報道されていませんので・・・。

【仮設観客席問題】

下段が常設スタンドでコース全域が見渡せます。
上段が問題の仮設C席ですが、コースの半分が見えません。
1コーナーへ飛び込むため、紫のラインがレコードラインとなり、多くの車がこのラインを通ります。
仮設C席からの視線を伸ばすと・・・見事にレコードラインが死角となっています。
FSWは、「10日前に完成し、確認をしていなかった」と述べていますが、設計時で判る事です。
とてもモータースポーツを理解している人間が作ったとは思えません。

【観客輸送問題】
チケットとセットになったパーク&ライド方式をとりましたが、とても10万人規模の観客に対応できていなかった。
また、駐車場やFSW敷地内の道路整備が行われていなかった(簡易舗装や舗装なし)ため、満員のバスの加重に耐えられず陥没したり、スタックする車両が続出。
FSW敷地内でバスがぬかるみによりスタックし、レッカーされる始末・・・。
一部報道で、陥没が混雑の元との報道があるが、インフラを含めた計画自体がすでに破綻していた。
また、バス待ちの行列を誘導する人が数人しかおらず、情報伝達体制が皆無。
一般客の乗ったシャトルバスを止めて、関係者やツアーバスを優先的に移動させた。
この間、数万人の観客は雨とぬかるみの中バスを待っていた。

【応援席問題】
当初、FSWは「特定のチームを応援する応援席は設けない」と言っていたがなぜかTOYOTAチームの応援席があった。
 →FSWの親会社がTOYOTAであることに関係?

【応援旗・横断幕問題】
当初、FSWは「旗や横断幕は認めない」と言っていたがなぜかTOYOTAチームは大きな旗が・・・。
結果、応援旗がない世界的にみても珍しいGPでした。
 →FSWの親会社がTOYOTAであることに関係?

【決勝強行?】
TVの中継を見てもわかりますが、視界が確保できないほどの霧が発生していました。
土曜のFP3は、「濃霧のためメディカルヘリが飛べない」ということで中止になりました。
日曜になっても霧が晴れなかったにも関わらず、予定通り決勝スタート。
当日のような湿度が高い環境で爆音を立てると霧が濃くなりや雨が降ったりします。(空気の振動により大気中の水分が結合するため)
視界が悪ければクラッシュの確率が上がります。
もし大事故がおこればメディカルヘリで病院へ搬送となるのですが、あの環境で安全に搬送できたのか疑問です。

【施設の消灯時間】
多数の観客がバス待ちをしているにも関わらず、18時には救護室が消灯となったそうです。
しかも、その建物の2Fでは関係者が談笑・・・多くの観客が寒空の雨のなか誘導もなくバスを待っているのに。

【高すぎる出店】
地元の商店が出店できないようなショバ代とみかじめ料を請求していたらしいです。
そのおかげで、祭り価格としも考えられないような価格の食べ物がならんだようです。
最も高い弁当1万円~カレーパン500円。


軽くネットを漁っただけで、これくらい出てきます。
来年もFSWでF1が開催されますが、上記の問題はどれだけ改善されるのでしょうか。
F1は外国からも観戦客が訪れますが、今回の惨状をみてどう思ったでしょう。
また、初めてF1を観戦した子供が5時間以上も雨の中バスを待つ経験をしてモータースポーツを好きになるでしょうか?

TOYOTAは宣伝のためにF1に参入しFSWを購入及び開催となりましたが、自らネガティブキャンペーンを行った形となりました。
露骨にTOYOTA優遇の状況をみて快く思う人は少ないでしょうからね。
TOYOTA及びFSWにはファンあってのモータースポーツであることを今一度考えて、関係者や身内優遇の体質は改めていただきたいと思います。

とりあえず、今回の騒動で死者がでなくて良かった。。。
救急車は数台出動したようですけどね。

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