シリウスの環

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初めの主旨から大変革・・・。

太陽が活動期入りか 携帯・ATMも障害の可能性

2008-01-11 23:16:41 | お勉強会
太陽が活動期入りか 携帯・ATMも障害の可能性(朝日新聞) - goo ニュース
米海洋大気局(NOAA)は、太陽が新たな活動期に入ったことを示す黒点を観測した。太陽活動はほぼ11年周期で変動しており、活動が活発になる今後数年は、携帯電話や現金自動出入機(ATM)の停止など、さまざまな電子・通信機器に障害が起きる可能性があると警告している。

***以上一部引用***

なんか記事の内容が寂しいので補足記事です。

【太陽活動】
太陽の差動回転(太陽や木星等のガス惑星では緯度によって自転速度が異なる)により生じた磁力線のねじれが太陽黒点やプロミネンスやフレアと呼ばれる爆発現象を伴って開放される活動。太陽磁場は太陽黒点の11年周期ごとに一回反転する。

爆発現象により太陽嵐・磁気嵐が発生すると,強力な電磁波や粒子線が放出され地球へ甚大な影響を及ぼす可能性がある。
電磁波によって誘導電流が発生すると変電設備等に深刻なダメージを与え停電が発生したり,通信システムの根幹である無線通信に対し電波障害を発生させたりする。
実際に1989年3月にはカナダの送電システムに障害が発生し,長時間に及ぶ停電が発生。
2003年にも大規模なフレアが発生し多くの衛星・無線通信に悪影響を与えたこともある。
また,太陽嵐によって低緯度地域でもオーロラが観測されることもある。


正直,朝日新聞の記事あるATM(現金自動預払機)の影響よりももっと深刻な事象が発生する可能性があります。
前述の停電はもとより航空無線への影響など人命の関わる事象が発生する可能性があるにも関わらず携帯電話とATMを例に出したのかイマイチ理解に苦しみます。
パニックを防止するためとも思いましたが,朝日新聞にそんな良識がある訳もないので・・・。

太陽の活動が活発になっていますが,実際に被害がでるかは不明です。
また,過去の例をみても被害は限定的かつ一時的なものです。
安易に楽観視することはいけませんが,何かが起こる可能性があることを認識しておく必要があると思います。

たまには政治や事件・事故でなく自然に関する記事もいいもんですね。

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2 コメント

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リスク管理 (三四郎)
2008-01-14 18:00:11
自然の脅威に備えることはリスク管理の基本ですね。日本は地震、台風に対しては過去の経験から議論も活発で、対策もそれなりに進んでいると思いますが、太陽活動による電波への影響についてはあまり深刻に議論されていないようです。「経験の蓄積」がないことが大きいのかもしれませんが、「予期せぬ危機」に備えることこそ究極のリスク管理と考えます。いざというときの「パニック」を最小限にするためにも、もっと広範な議論が必要だと思いますね。
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心構え (秋月@管理人)
2008-01-15 01:44:36
三四郎さんのおっしゃるとおりですね。
台風は事前に察知できるため準備ができますが、他の天災は難しいです。
地震は比較的身近な天災ですが、今回のような天災は影響もわからないため対処は困難です。
何があって対処できるような準備や心構えを持つことがパニックを防止することに繋がります。
実践は難しいですが、どんな事が起こりうるかを知っているだけでも違いますよね。
報道する側ももっと詳細にしてくれるといいんですが・・・。
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