シリウスの環

時事問題を弄るblogと化してしまいましたw
初めの主旨から大変革・・・。

携帯電話のお勉強

2006-11-01 11:26:00 | お勉強会
今日は会社も休みなので、携帯電話のお勉強をします。
昨日、携帯のニュースを扱ったのでその関連と言うことで^^;

1 携帯電話の使用周波数
携帯電話は無線にて通話やDATAの送受を行うため、決められた周波数の電波を使用します。
周波数帯によって特徴がありますが、周波数は有限のものであるため周波数再編に伴い様々な駆け引きが行われました。
各周波数の特徴は下記のとおりです。

・800MHz帯
 携帯電話に割り当てられている周波数では最も低い周波数帯。
 周波数が低い(波長が長い)と物体を透過しやすいため、電波の到達距離が長くなりやすい=少ない基地局で広いエリアをカバーできる。
 現在、使用しているのはDoCoMoとau。
 総務省の取り組み(周波数再編)により2012年までに700/900MHz帯も携帯電話用周波数として割り当てられる予定。

・1.5GHz帯
 800MHzより高い周波数であるため、物体の透過率がおちるため、建物の影とうでは圏外となりやすい=基地局が多数必要となる。(以下周波数が上がる事にこの事象は顕著となる。
 この周波数帯を携帯電話として使用しているのは日本のみ。
 DoCoMoやソフトバンクモバイル、ツーカーで使用。

・1.7GHz帯
 WRC-2000(2000年に開催された世界無線通信会議)で新たに携帯電話用周波数として割り当てられた周波数帯。
 日本では新規事業者参入に向け検討。

・2.0GHz帯
 新規事業者向けたauのIMT-2000として使用。
 auの最近の端末は800MHz帯と2.0GHzのデュアル仕様となっていおり、800MHzの輻輳時は2.0GHz帯を使用するようになっている・・・らしい。

2 通信規格
2G携帯(第2世代携帯電話)と3G携帯(第3世代携帯電話)がありますが、3G携帯の通信規格だけ説明します。
2G携帯はそのうちなくなるだろうから^^;

・W-CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)
 DoCoMoと欧州携帯電話機器メーカーにより共同開発された規格。
 特徴は、広い帯域を使用することで、データ転送速度や通話音質を高めるというメリットを得ていること。
 W-CDMAでは1.25MHz/5MHz/10MHz/15MHzという4種類の帯域幅が規定されており、高速な転送速度が必要なら広い帯域を、不要なら狭い帯域を選択できるようになっている。
 DoCoMoのFOMAやソフトバンクモバイルで採用されている方式。

・CDMA2000
 米国のQUALCOMM(クアルコム)社などが開発した北米標準規格。
 cdmaOneの設備に最小限の改修を行うことでサービス開始が可能であり、cdmaOne端末(電話機)の使用も可能。
 このため、cdmaOneを先行採用していたauはこちらの規格を採用。
 拡張規格としてCDMA2000 1xがあえい、auはこちらを採用している。

3 電磁波問題
 携帯電話で必ずと言って良いほど出てくるのが電磁波です。
 電磁波を理由に基地局建設に反対する住民もいるほど・・・。
 しかし、電磁波と健康被害については科学的立証がされていません。
 紫外線やX線、ガンマ線は発ガン性があるとされ、年間被曝量が法律で定められていますが・・・。
 WHOが2001年に行った疫学調査では、送電線などから発生する低周波磁場には「ヒトに対して発がん性がある可能性がある」(Possibly carcinogenic to humans)と分類しましたが、影響レベルは「コーヒー」や「ガソリンエンジン排ガス」と同じです。
 よく電子レンジ(2.45GHz)と周波数が近いため恐怖感を煽る方々がいますが、問題なのは出力です。
 とは言っても、アンテナの前に立ちたくはないですけどね。
 電磁波の生体への影響については、米国の公的機関NIEHSが作成したパンフレットによると「臨床研究、細胞を用いた実験室での研究、動物を使用した研究、疫学研究の各分野を組み合わせ検証した結果でないと全体像が見えない」と解説しています。


他にも書きたかったけど、異様に長文になってきたからこれくらいでお終い^^
携帯電話の社会的影響とか・・・そのうち気が向いたら書こうっとw

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