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ぴあのぴあ~の うたのある生活

音楽、グリーグ、芸術、イタリア、北欧、旅…大好きなことを、ゆったり、気ままに書いています。

Oslo ~Etterpaa~

2008年07月14日 23時09分10秒 | ・ 2008年 ノルウェー旅行記
Operaenを後にして、私たちはゆっくり街を歩いきながらお話をし
さっき食事をしたKake SKANSENの対面にあるレストランでビールを交わした。
この時期のこの時間は西日が直撃なので、それがあたらないカフェテラスを選んでくれた。

会話は殆ど英語で交わされた。私も英語とノルウェー語をチャンポンで頑張ったけれども、ああ、念願の皆を前にして、自分が殆ど大したことが言えなくて歯がゆい。「足は疲れていないか?時差ぼけはないか?」そう気を使ってくれる皆に対しての気遣いすらままならない。

それでも、時折友人らは私たちにノルウェー語で話しかけてくれ
楽しい時間が過ぎていった。

長くて明るい夜を満喫した後、私たちは名残惜しくもホテルのほうへ向かった。
私たちのホテルは、昔ノルウェーの音楽情報センターがあった場所の向かい。

「ここは、以前、ノルウェーの音楽情報センターがあったところだよ。
今度はホテルか何かになるのかなあ…。」

よく知っていた。私も何度ここへ問い合わせたことか。
自分の足で初めてたどり着いた10年前は、まだ、稼動が安定しないパソコンでインターネットもそう発達していない頃だった。

「また、来年も会いたい!」「コンタクト取ろうね!」

来て良かった。出発直前で実現したサプライズだった。
私の旅友は、彼らとは大分古い付き合いになるが、私にとっては6年前のコンサート以来初めて長い時間を一緒に過ごさせて頂いた機会だった。
思えば皆世界一流のアーティストたちだ。

3人は各々の自転車に乗って、笑顔で去っていった。
11時過ぎだというのに、まだ明るかった。空を見上げた。まだ夢のような余韻があった。

Oslo ~Ny Operaen 9~

2008年07月14日 20時27分53秒 | ・ 2008年 ノルウェー旅行記
外だけでも圧巻なのですが、いよいよ中へ…。

この日は、コンサートは行われていませんでしたが
コンサートがなくても中には入れます。

おそらく今後、このスポットはオスロ観光名所の筆頭となるでしょう!

…ああ、言葉が出ません。

大理石とガラス(空)と木との調和の何と美しいこと。
時折かもめが空を横切ります。
時折子供たちの笑顔がガラス越しに覗きます。

「この建物の設計者は何ていうの?」

そう…、実は前々からノルウェー大使館ホームページや私の渡航した直後に発売されたELLE8月号でも特集されていましたが、あの、ニューヨークのグラウンドゼロ跡地の設計も手がける「スノーヘッダ」が担当しているそうです。

ホールの中までは入れませんでしたが、導入がこれだけ素晴らしければ、
音もいいに違いないと、既に音楽が鳴っているようでした。

「こういうところは、トイレもきれいよ!」

写真では光の加減が写りませんでしたが
緑と銀色の光に誘われ、美しかったです。

Oslo ~Ny Operaen 7~

2008年07月14日 20時25分36秒 | ・ 2008年 ノルウェー旅行記
「こっちは古いオスロ。ここからオスロが始まったんだ。
町の中心の教会はとても大事なんだよ」

360°のスペクタクル。

「そして、こっちが新しいオスロ。このオペラーエンは
オスロの新旧の狭間にあるんだ」

ゆっくり周りながら、友人らは私たちに故郷を案内してくれた。

「…あれからもう、6年も経ったのね…」

もう一人の友人が、そうつぶやいた。
私には、妙にその言葉が沁みた。

私たちは長いこと音楽を通して交流を深めてきた。
そして、お互いに会わないうちにも、人生が進んでいった。
それぞれどこかで繋がっていて、けれども、確実に別々の道を歩んでいる。

「明日はどんなうたを歌っているのだろう」

ここで、この仲間と、こうしてぐるりと景色を見ていると
そう思わずにはいられなかった。
そのさみしさが、妙に清々しかった。