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ぴあのぴあ~の うたのある生活

音楽、グリーグ、芸術、イタリア、北欧、旅…大好きなことを、ゆったり、気ままに書いています。

2009年ノルウェー ~ホテルにて~

2009年07月19日 07時01分20秒 | ・ 2009年 ノルウェー、デンマーク
Unnskyld!(すみません!)

チェックインしたての部屋に人がいる。
あわててドアを閉めた。

どうやらホテルの受付の人は私達に間違った部屋番号のキーを渡したようだ。
老夫婦が驚いて入口まで出てきた。

事情を話したら、驚きの顔が大笑いに変わった。
肩を組みながら、下に降り、ロビーでもう一度大笑い。

こんな静かな休日に、飛んだハプニングだったようだ。


翌朝、私達のバスが発つ時間に、その老夫婦もロビーに出てきていた。
その人懐こい顔にもう一度めぐり合えて、すごく切ない思いに駆られた。

トロンハイムから来たのだという。
貴重なノルウェー語での会話の時間だった。

この風景を見ながら、「また来たい」と別れを告げた。
ミヤコソウの花言葉にちなんで。

2009年ノルウェー ~松~

2009年07月18日 20時36分55秒 | ・ 2009年 ノルウェー、デンマーク
ノルウェーの森はとにかく松だ。このあたりを歩いただけでいろいろな種類の松を見かけることができる。歌にも松は良く出てくるので、今回の旅行では、何気なく見過ごしていたその感覚を掴んでおきたかったのだ。

ドイツ歌曲の緑の森や、イタリアのオリーブの木、そういった身の回りの描写の手触り感って大事だ。その世界観をも覆す可能性があるから。「山」の概念もその土地土地で分析する甲斐のあるものだ。

緑色の配合、湿り気感、高さ、日本の松とは(といっても、高度によって様々ですが)違うはず。

この画面にも3種の松が写っているはずなのだが…?

2009年ノルウェー ~ミヤコソウ~

2009年07月18日 20時09分31秒 | ・ 2009年 ノルウェー、デンマーク
せっかくの北欧サマータイム。食後にしばらく散歩した。

私は何もないところを何も持たずに歩くのが好きだ。
そんなところこそ変化に満ちていてワクワクする。

駄目になったら、いつでも最初からやり直せばいいのだ。

Hardangerviddaから、よく見かけたこの花。
宿の周りにも沢山咲いていた。

ガイドさんには都草と習ったが、日本のそれとはちょっと違うような。
同属の別の種類の花でしょうか?

2009年ノルウェー ~Quality Hotel Voeringfoss~

2009年07月18日 17時26分21秒 | ・ 2009年 ノルウェー、デンマーク
アイフィヨルドの中でも、一際美しいこのホテルに泊まります!
静かで、何にもなくて、何て素敵なんでしょう!!

このホテルの一角にギャラリーがあり
2つの展覧会が催されていました。

一つは、Nils Bergslienという画家の展示。ノルウェー民話を題材にした絵や絵本の挿絵のような絵が何点か展示されていました。

もう一つは写真。Agurtxane Concellon Arechagaという方の作品。
構図によって、写真の表情に色々な意味が出てくることを体感できました。

2009年ノルウェー ~Vaaring fossen~

2009年07月18日 15時57分07秒 | ・ 2009年 ノルウェー、デンマーク
そこまでの道程、新しい水の流れが次から次へと生まれていた。
それが段々川となって滝となる。

世界にはもっともっと大きな滝があるかもしれない。

けれども、ノルウェーの滝は格別だ。
自分の胸にドーンと来る。
身体中にこびりついていた小さな悩みがガラガラと崩れていった。

そんな中、一羽の小さな鳥が舞う。
セキレイだ。
セキレイはノルウェーの国鳥。
自分のフンも他に撒かないように口に含んでしまうほどのきれい好き。
険しい自然に生き残ったものだけが、生の賛歌を寿ぐ。

気がついたら、涙が止まらなくなっていた。
ああ、泣きたかったんだと思った。