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ぴあのぴあ~の うたのある生活

音楽、グリーグ、芸術、イタリア、北欧、旅…大好きなことを、ゆったり、気ままに書いています。

由紀さおり・安田祥子チャリティコンサート

2007年02月16日 23時34分43秒 | ・コンサート感想
母の友人のご招待で、由紀さおり・安田祥子のコンサートに行った。

第一部は特別ゲスト、ヴァイオリニスト天満敦子さんの演奏だった。
真っ暗な大舞台にストラディヴァリウス1本での無伴奏演奏が始まった。
お恥ずかしながら、天満敦子さんのことについては、それまで全く知らなかったので、何も身構えずに、まるでBGMを聞くかのように目を瞑りながら聞いていた。

ところが…

3曲目、フォスターのスワニー河の調べを聞いているうちに
いろいろなことが、走馬灯のように頭をかけめぐった。
大学卒業後活動していた合唱ユニットでは、よくフォスターの歌を歌った。
それだけではない、何がそうさせたのかわからぬまま
深い感動の海に心をさらわれた。
涙がつうっと走った。

藍色の麻のドレスで、自然に逆らうことなく音そのものになっている
天満さんのその人柄に触れたような気がした。

その後も、バッハの曲とグリーンスリーヴスなどの民謡を交互に重ねながら
最後に十八番のポルムベスク「望郷のバラード」でお納めになった。


第二部 由紀さん、安田さんが登場した。
出てきたときから何というオーラ…。
ハナエモリの少しグレーの入った真っ白な衣装に身を包み現れた。
衣装大事だなと思った。
トークも絶品。一言一言ツボにはまって、人を和ませ、しかも下品でない。

二人の舞台の立ち回りもかなり勉強になった。
30曲以上歌うのであるが、1番1番立ち回りを変えるのだ。
最初は真ん中に並んで立ったかと思ったら、次は右、今度は左、最後に両方
からなどなど。

お二人は、ユニゾンで歌うシェアが多い。
デュエットや、合唱でもユニゾンで聴かせるというのは簡単なようで
実は非常に難しい。
ピッチはさておき、二人の波長がぴったり合っていてこそ
出来る業だ。
その歌唱力に改めて圧倒され、ユニゾンで人に聞かせられるような演奏を
志したいと思った。

曲目は、老若男女日本人であれば馴染み深いものばかりであった。

「歌のカレンダー」12ヶ月の行事に合わせて歌をめぐっていくと
何度となく重ねてきた四季折々の思い出が自分の年輪としてくっきりと浮かび上がってくる。

そして、二人の歌をぐいぐいと引っ張っていき、時に何ともいえない
コードで夢の世界へ誘ってくれる大杉光恵さんのピアノも素晴らしかった。

途中、天満さんとのコラボのコーナーもあったが
歌、ピアノ、ヴァイオリンの音量バランスが絶妙であった。

私はここのところ、外国の歌曲を演奏する機会が多く、
特にグリーグの曲に魅せられ、ユニバーサルな気持ちで
素晴らしい芸術に触れてきたつもりだった。
けれども、母国の歌は別格だ。日々踏みしめている大地、日々生きている時間が
ダイレクトに呼応して、自分も音楽の中でゆらゆら揺れる。
そして、聞いている人が皆同じ夢を見る。最も自然で、リラックスしている。

クライマックス、「赤とんぼ&どこかに帰ろう」が流れた。
NHK紅白歌合戦のときより、立体的に、しんみり染みてくる。
…帰ろう、帰ろう、どこかにかえろう
…自分に帰ろう…
由紀さおりさんが、そう言ったと同時に、どどうっと涙があふれた。
前から涙目気味だったので、もう、どうしようも止まらなくなった。

そんな状態であったが、彼女たちが最後に選んだ曲は
モーツアルト「トルコ行進曲」のスキャットだった。
スカッと気分爽快。何という格好良さ!

正直、こんなに感銘を受けるとは思わなかった。しばらく拍手が鳴り止まない。
アンコールの「浜辺の歌」も今まで聴いたことがないほど艶やかな
アンサンブルだった。

グリーグと文学

2007年02月12日 22時41分24秒 | ・コンサート感想
本日、日本・ノルウェー音楽家協会第12回演奏会に足を運んだ。

協会の演奏会には初回の折に伺った以来だった。

昨年末、自由学園明日館には入ったが、講堂に入るのは初めてだった。

今回は、グリーグの没後100周年にちなんで、詩・戯曲からのインスピレーションによる作品を求めて、という副題がつけられていた。ピアノの曲少々と
主に歌曲を中心としたプログラムだった。

今回は、ノルウェーで研鑽を積まれてきたお二方の演奏を聴くことができた。
全く解釈や歌唱法、表現方法の異なる二人のステージを鑑賞し、
解釈によって、音楽は無限に変容していくことを覚えた。

歌曲に関しては、
その中の全てをもちろん自分は知っており、そのうち数曲は演奏会経験もあり
さらに別の数曲も、意味まで含めてさらったことのある曲だったので
なかなか客観的に聞くことが難しいのではないかと心配していた。
ところが、思ったよりも演奏は冷静に聴くことができ、いろいろな発見もできた。

舞台というのは、自分の生き様が全て出てしまう。
それは、とてもすばらしいことでもあり、とても恐ろしいことでもある。
しかも、それは、自分ひとりの力でコントロールが出来ない部分もある。
自分はただただ、そのときの精一杯を生きるしかない。

演奏家は、よく演奏し、且つ、人の演奏を良く聴かなければならない
という格言を聞くが、その意味が、漸くわかったような気がした。

ノルウェー民俗音楽の夕べ

2006年12月06日 23時28分40秒 | ・コンサート感想
2006年12月6日(水)
ノルウェー民俗音楽の夕べ
重要文化財自由学園明日館ラウンジホール

今週は週初めから風邪なのか
お腹の激痛と発熱で夜眠れなく、やむなく会社を休んだ。

そんな中ノルウェー語の先生から
おすすめのコンサートの知らせが届いた。

来年はグリーグ没後100年の記念の年。
そのプレイヤーイベントということで
ノルウェーテレマルクからフィドルと歌の民俗音楽グループGjetordが来日するという。
そのうちのハルダンゲルフィドラー1人は日本人女性
樫原 聡子さんだ。

1時間強くらいのライトなコンサートかと思ったが
休憩を挟んでのフルコンサート形式で、曲目も多く
様々なノルウェー民謡をライブで聴くことができた。

古くから伝わる民謡も多かったが
メンバーの何人かは自作の曲も聴かせてくれた。
その歌が、胸にダイレクトに響いて、涙が出そうになった。
やはり歌はハートだなあと。

会場となった自由学園明日館も、なかなか素敵なところであった。
池袋メトロポリタン口から歩いてすぐだが
フランク・ロイド・ライトが設計した
木のぬくもりのある小さな建物が、ひっそりと建っている。
その中で、Lokk(牛飼いは羊飼いの呼び声)や民謡がこだまし
ノルウェーの自然や、懐かしい友人のことを思い出させた。

休憩時間には、中2階のラウンジで
ノルウェーのクリスマス菓子を
お茶と一緒に頂いた。
ここも木のテーブルと椅子にすわって落ち着く空間。
いろいろな種類のクッキーをほおばりながら
当日会場でばったりと出会ったお友達と
積もる話を交わした。

そこへ、Gjetordのメンバーの1人が友達に話しかけてきた。
友達が英語とスウェーデン語でいろいろと話を弾ませるのを私も聞いていたところ
「彼女はノルウェー語を勉強しているんです」とふられてしまった。

正直、こういう流れになることを全く準備していなかったので
彼女からの会話を全く聞き取ることが出来なかった。
困ってしまった彼女は「お名前は何ですか?」と聞きなおしてくださった。
私も緊張をほぐして、そこから立ち直ろうと思ったが
自分のことしか出てこない。
そして、それが彼女に伝わらなくて、会話は終わった。

「その服きれいね」「歌がとてもすばらしかった!」そういった
彼女に対するほめ言葉の表現が全く出てこず、
正直泣きそうだった。

会話は本当に難しい。まだ現地に行ってしまえば、常にその言語で頭を
慣らしているからいいものの、日本で外国人と話すのは本当に難しい。
とっさの一言がいえるようになるためには
知識ではなくて、どれだけトレーニングを積んでいるかだなと
改めて痛感。2週間に1回程度では、そのときいくらやっても駄目なのだ。
まだ、習ってからも1年経っていないし、語学習得には本当に時間がかかる。
そんな状態では、自分の中にシナリオの準備がなければお手上げだ。
まずシチュエーションを想定して、頭の中でイメージして、それから練習して
何度も繰り返して、覚えて、試して、失敗して、またチャレンジして…。

その後も、沢山の音楽を聴いて
最後にグリーグのクリスマスの歌をみんなでうたって終わった。

私の知っている、グリーグがヴィニエの詩に曲をつけた「ロンダーネにて」
という曲も無伴奏ソロで歌われた。
これには民謡バージョンで、別の作曲家が節をつけたものも存在するのに
驚いた。

それらをききながら、日本にはこれだけ豊かな
古くから継がれてきたうたというのはあるだろうか、という思いに駆られた。
彼女たちに、私たちは何を返せるだろうか。

そんなことを考えていたら
アンコールで「かえるのうた」と「ちょうちょう」をアレンジしたものを
聴かせてくれた。それがとても嬉しかった。

以前、デンマークの方々のパーティに招かれ
合唱団でデンマークの民謡と「赤とんぼ」を歌った時に
胸がじーんと熱くなるのを覚えた。

継いでいくうたがあるということは、とても美しいことだと思うのだ。

ヨハン・ヘディン ニッケルハルパソロコンサート&ワークショップ

2006年10月28日 23時40分03秒 | ・コンサート感想
ヨハン・ヘディン ニッケルハルパ ソロ コンサート & ワークショップ
会場:松明堂音楽ホール(新所沢)

先日のステーンハンマル友の会コンサートのチラシにて
ニッケルハルパのコンサートとワークショップが開催されるのを知り
ニッケルハルパを以前から持っている愛知在住の親友を誘って
ワークショップとコンサートに参加した。

ニッケルハルパとは、スウェーデンの民族楽器。
鍵盤のあるバイオリンみたいなものだ。
画体は結構大きく、鍵盤がいくつも着いているので
カマキリとか大きな蝉の腹を見るようだが、共鳴弦がとても繊細な音色を紡ぎだす。

(新)所沢で下車するのは初めてだったが、駅を出て、まず、野菜の安さに目を奪われた。松明堂音楽ホールは、駅前どおりをまっすぐ徒歩5分くらいのところにあるが
その間、昼食を食べる場所を物色。パン屋、和菓子屋、喫茶店、飲み屋が閑静な住宅街を背に程よく並ぶ。

会場は地下にあり、小さな隠れ家のよう。キリスト教のカタコンベのように
何か聖なるものに守られたお堂のようでもあり、小さな演劇サークルを結成したばかりの
稽古場のような、ああもいい、こうもいうアットホームな空間を、少々低くて幅の狭い長椅子が演出をしている。
我々が現れたときには、既に殆どの参加者が揃っていた。

親友は、ワークショップに参加したが、私は楽器は弾けないので、見学させてもらった。

ヘディン先生を囲んで丸くなる。参加者は15名だったが、うち10名はニッケルハルパ所有者!3名がフィドル、ハーリングフェレ(ハルダンゲルフィドル)、カンテレという構成。自己紹介でもスウェーデン語が飛び交い、参加者の情熱が静かに熱く伝わってくる。課題曲は2曲あり、それを先生の音に習ってさらっていく。

最初の曲は、古い短調のPolskaという舞踊曲。先生は、あまり簡単ではないけれども
難しくもないと説明。まず先生が弾いてみせる。皆が耳を傾ける中、先生の澄んだ
音色にあわせて、昔々…の鼓動が静かに脈を打ち始めた。そのうたが、彼らにとって
とても大事なものであることが伝わってきた。
おそらく、それを弾くことになるであろう参加者の人々も、私と同じように
そのとき、何と魅力的な曲だろうと感動していたと思う。私はその曲をモノに出来る皆を
とても羨ましい気持ちで見ていた。

参加している人は、弾き初めて間もない人から、19年も経つ人まで様々であったが
各自先生の音を一生懸命拾いながら、それを自分の音として継いでいった。
最初は、その音色は様々な方向を向いていたけれども、段々揃ってきた。
それは、ヘディン先生がいて、皆がいて、初めて生まれ出る運動だ。

その単旋律に、先生は、ドローン(低音の持続音)パートを入れる提案をしてきた。
ハルパ奏者とフィドラーが分かれて、変わり万古で演奏する。
「静かに弾くように」ただそれだけ指導された。
そうすることにより、旋律をよく聴いて自身が支える役であることを身体で覚えていく。
耳のトレーニングも含まれた上で歌われる旋律は、益々洗練されていく。

最後には、先生がちょっとしたアレンジを入れながら、15色の音が互いに響きあい
一体となって曲ができあがった。

もう一つの課題曲は、結婚の時に演奏されるという明るいトラッドだった。

私はただただ聞いているだけだったが、それだけでも忘れかけていた音楽の大切なこと
新しい発見が沢山あった。そして何より、皆様から頂いた音楽の中で感動していた。


コンサートのプログラムも、中世以前のトラッドから始まり、ヘディンが作った
曲までの彼のアイデンティティの表出された素晴らしい内容であった。

最初の古いトラッドの共鳴弦の倍音を聞いていて、彼らの先祖のことを思った。
ヘディンはおそらく、お母さまのお腹にいるときから、ずっとこの旋律を聞いていた
はずだ。そして、代々受け継がれてきた曲を楽譜ではなく、音伝えで伝承し
楽器もおじいさんの代から受け継いできている。
彼自身、楽器製作にも関与しているので、おそらくハルパ自体は自分の分身であり
代々受け継がれる魂に匹敵する存在だと思われる。

時代の変遷を追って、またスウェーデンの様々な地域からのチョイスで
ニッケルハルパが織り成す変化や発展性についても触れながら
ワークショップで扱ってくれたテキストを別のアレンジで弾いて見せた。
それを聴いて改めて、旋律はドローンを中心にくるくるまわっていて
ドローンが決まれば旋律が自由になることを実感した。
この演出には、思わず涙腺がゆるんでしまった。

アンコールが終わった後、ニッケルハルパにもお辞儀をさせていたヨハン。
私はすっかり彼のファンになってしまった。


演奏が終わった後も、ステンハンマル友の会の主催の方や、参加者の皆様と
名刺交換をしたり、情報交換をしあった。このコンサートの主催・企画の方はじめ
司会のayakoさん、参加者の皆様、皆とても気さくで繊細で大切なものを大事にしていく素敵な方ばかりだった。
そういった方々とめぐり合うことができたことも大きな財産となった。


帰り口で、アンケート回収と共に、ワークショップ参加者に課題曲の楽譜を
配布していた。私は見学のみだったので、親友に見せてもらった。
確かに、譜面に書いてある通りの音、拍子であったが、頭の中に鳴っている音楽とは
まるで別物だった。この体験をなくしては、再現不能のものであった。
私達がいつも手にしている「楽譜」というのものが、いかに表現に限界があるのかという
ことを思い知らされた。楽譜の背景にある大きなバックグラウンドを知りつつ表現していくことがいかに大切かということも。

暫くの間、私の頭の中ではPolskaがぐるぐる回っていた。

スウェーデン音楽の調べ~スウェーデン音楽とドイツ文化~

2006年09月24日 23時31分44秒 | ・コンサート感想
今日は久しぶりに音楽会に行った。
昨年合唱団でお世話になったステーンハンマル友の会の方々の演奏会だ。

どの曲も初めて聞く曲だったが、とても聴き応えのあるものだった。
曲自体は、F.ベールヴァルド「ピアノとヴァイオリンのための二重奏曲 ニ長調」と
W.ペッテション=ベリエル「グッレバーンの子守歌 第五番」が好きだった。

けれども、演奏はW.ステーンハンマル「ピアノ協奏曲 第一番 変ロ短調 作品1より」
を2台のピアノ譜に編曲したものに圧倒された。
よくテレビやCDでオーケストラの名演を聴くことはあるし、生オーケストラ鑑賞も
何度となく足を運んでいるが、今日のような風圧、流れのようなものまでを感じたことは
あまりなかった。ピアノ2台とは思えないほどの強さと緊張感が私達聴衆をぐいぐい引っ張っていくのを感じられた。

歌曲も沢山聞くことができた。歌い手さんもとても素晴らしいメゾ・ソプラノで
昨日ボイストレーニングで私が注意を受けたことを、さらりとやり遂げていた。
「こんな風に歌うんだな」と関心しながら聴いていた。
歌の量も多く、前後にリサイタルを控えているせいか、譜は落とさずに演奏をされていた。衣装や表情が譜面台で塞がれてもったいないような気がしたが、
こういうスタイルでの演奏もあるということが勉強になった。

昨年は、演奏者として演奏を聴いていたようで、我々以外の出演者の演奏を
あまりきちんと聴けなかったが
今回は、余すところなく名演を堪能できた。
ステーンハンマル友の会では、かなり頻繁にコンサートを開いているようなので
また足を運びたいと思う。

リサイタル

2006年07月25日 23時48分28秒 | ・コンサート感想
今日は、先日の「歌曲の会」の主催者とお世話になったピアニストの
リサイタルコンサートに足を運んだ。

モーツアルト、シューベルト、シューマン、
ブラームス、ヴォルフ、シュトラウスのドイツリートを23曲歌い上げたのであるが
技術もさることながら、難しい歌詞を暗譜で23曲覚えたのが
同志には脅威に思えるのだ。

相当の曲を収集し、歌いこなさないと
なかなか自分にあった曲は選曲できない。

そういった意味でもなかなか
聴き応えのあるプログラムだった。

自分より約10歳先輩の立ち姿を拝見し
私も10年後あのように麗しい演奏をできるのかと
ただただ驚嘆の眼差しで見ていた。

オルランド・ラッススとベネチア楽派の音楽

2006年02月27日 01時53分50秒 | ・コンサート感想
2006年2月26日

歌仲間のコンサートも聞きにいった。
日曜日の夜、雨がざあざあだったが、お客様は結構いた。

ベネチア楽派の音楽は、A.ヴィラルート、C.メールロ、G.ガブリエーリ
らの4曲。こちらは、あまり強烈な印象はない。

次に、オルランドゥス・ラッススの音楽。
「聖木曜日のためのレスポンソリウム」では、曲の間にグレゴリオ聖歌が
織り込まれていた。
あまりに穏やかで眠りに入ってしまった。
特に演奏が平易だったとかそういうわけではなく
人をリラックスさせる効用のある音楽なのだと思った。
我を張らず、皆が同じ旋律を歌うリズムに吸い込まれた。

休憩を挟んで「聖木曜日のためのエレミヤの哀歌」が演奏された。
ヘブライ語のアルファベットが
各節の最初に歌われる。
その和声がとても美しかった。
私はこれが一番好きだった。

アカペラ・ポトラックパーティー

2006年02月04日 22時40分18秒 | ・コンサート感想
今日は友人のコンサートに足を運んだ。

7組のアカペラグループが15分程度の時間配分で
曲を演奏していく。

歌を始めてから20年くらい経つだろうか
コーラスでは宗教曲やマドリガル、世界各国の民謡
ソロでは、ドイツロマン派やイタリア歌曲を
多く歌っているが
同じアカペラでも、様々なジャンルをテーマに
活動している方が沢山いることを知った。

特に、トライトーンVox One等の
ユニット名と、彼らのアレンジを聞くのは初めてであった。

音叉やチューナーを片手に
息を合わせてうたうその空気から
暖かい元気をもらった。

歌に関しては
聞く機会というのは
実はあまりないが
歌はやっぱり素晴らしい!

そして、さらに素敵なことが待っていた。

当初予定していた参加グループ数より少なかったため
余った時間で、参加メンバーで大初見大会!
シャンティクリアの楽譜より
メキシカンバロックの とある歌が配られた。

ドッペル4声の約15ページほどの曲を
1時間で仕上げるという。
Ddurの曲だが、4拍子が3/8になったり6/4になったり
ヘミオラが入ったり
かなり難しそうな曲だったが
皆日ごろ耳を鍛えているメンバのせいか
かなり長いフレーズを一気に歌う。
何とか1時間で歌いきった。

ドッペルの曲を、これだけの技量のあるメンバーと
さっと楽しめる素晴らしさ。
久しぶりの快感だった。

各グループの演奏もとても面白かったし
とりわけ友人が今も研鑽を積む姿が何より刺激になったし
聴きにいった自分までもが歌えるとは
夢にも思わなかった。
しかも、前に同じユニットで一緒だった
友人との久しぶりの共演。
感無量のひと時でした。

誘ってくれて本当にありがとう!