人生黄昏時

 老いを心身ともに感じ

  日々の生活で思った事を記す
  

ユタ 【3】

2018年05月15日 00時02分06秒 | 日記

  ユタは公的祭祀など行わないが

神に仕え、神と交信し

霊障や病気、冠婚葬祭、御願事などの問題を中心に助言を行い

また公徳心や道徳を説く事が多いが

教義、戒律などはない

 

ユタは毎日の生活の中で神と人々を結びつける存在であり

また沖縄の人々もユタを、病気、事故などの時にはユタに頼っている

 

また一方では人々の弱みに即けこんで、金儲けをする者が多い

現在でも多数存在していると言われる

 

ユタの存在は世間を惑わす者、迷信、後進的、国の障害と捉え

時の権力者から幾度も弾圧摘発を受けた

 

琉球国行政官の祭温によるユタ禁止令

明治時代、地域でのユタ禁止令

大正時代のユタ征伐運動

昭和初期の戦時体制化のユタ弾圧

これらの時代、ユタは違法的存在として

警察権力の拘束、抑留されるなどしている

 

これらの受難時代を経て現在もなおユタは存続して

ユタにまつわる事件は今も起こっている

 

精神的に弱っている時、問題を抱えている時には

ユタに問題を解決を求め、ユタコーヤ(ユタを買う)をする

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