ユタは公的祭祀など行わないが
神に仕え、神と交信し
霊障や病気、冠婚葬祭、御願事などの問題を中心に助言を行い
また公徳心や道徳を説く事が多いが
教義、戒律などはない
ユタは毎日の生活の中で神と人々を結びつける存在であり
また沖縄の人々もユタを、病気、事故などの時にはユタに頼っている
また一方では人々の弱みに即けこんで、金儲けをする者が多い
現在でも多数存在していると言われる
ユタの存在は世間を惑わす者、迷信、後進的、国の障害と捉え
時の権力者から幾度も弾圧摘発を受けた
琉球国行政官の祭温によるユタ禁止令
明治時代、地域でのユタ禁止令
大正時代のユタ征伐運動
昭和初期の戦時体制化のユタ弾圧
これらの時代、ユタは違法的存在として
警察権力の拘束、抑留されるなどしている
これらの受難時代を経て現在もなおユタは存続して
ユタにまつわる事件は今も起こっている
精神的に弱っている時、問題を抱えている時には
ユタに問題を解決を求め、ユタコーヤ(ユタを買う)をする