人生黄昏時

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沖縄の仏教 【17】

2017年10月10日 00時03分06秒 | 日記

 袋中良定上人 <6>

袋中は、中国明に渡る機会を待っていたが

その目的を果たすことが出来ず、1606年帰国する

 

沖縄で、三年の滞在期間であった

渡船を待ちつつ、浄土念仏の布教活動を熱心に行ってきた

 

尚寧王始め王府の高官、一般民衆も帰依し

沖縄の人々、文化に多大な影響を与えた

 

袋中が教えた、念仏踊りは

エイサーへと発展し沖縄各地域へと広まり

 

旧盆の時期には、全島で盛んにエイサー祭りが行われ

全国的に知られ有名になっている

 

袋中帰国、三年後沖縄は薩摩藩の侵攻を受け

琉球国王尚寧は薩摩に連行されて行く

 

その後尚寧王は、時の将軍二代目徳川秀忠に謁見するため

江戸への道中、京都伏見で袋中と親しく再開した

 

袋中に親筆と賛辞と肖像画・書棚・青貝掛板・クバ団扇・

西湖図など、三十数点余りの宝物、送られた

 

尚寧王直筆の肖像画には

「私は法を譲りて、師を奉げるため、師の像を描き

師が桂林寺を創建された、以来我が師と仰ぐ」と記されている

 

尚寧王と袋中上人の親交の深さ、信頼関係が伺える

これらの宝物は、現在京都府の博物館に保管されている

 

袋中良定上人は、1639年2月23日、八十八歳で入滅する

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