人生黄昏時

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渇水と闘いの歴史

2023年06月13日 09時45分59秒 | 日記

    渇水と給水制限 闘いの歴史

 

沖縄は明治以前、明治以降も

「水」に悩まされ 「水」に翻弄され続けてきた

 

特に1981年7月から1983年6月まで

326日間に亘って断水、給水時間制限が

実施された事である

 

1981年、年の始めから小雨が続き

梅雨に入っても、降雨量は平均値の50%以下で

 

観測史上4番目の記録であった

4つのダムの貯水量は日毎に減少していった

 

この年の夏は高温続きの連日

水の消費量は最高を記録した

 

このような状況を踏まえ

1981年7月10日、20時から翌日6時まで

夜間10時間の断水を実地したが

 

降水は無くダムの貯水量は減少をし続け日々激しさを増す

そのため7月16日から、24時間隔日給水制限に踏み切った

 

なお降雨は無く水事情は更に悪化し

1982年2月15日から給水制限を さらに強化

 

隔日24時間を、20時間給水を実地

沖縄本島全域で4時間まったく水が出ない事態になった

水事情はますます激しく成って行く

 

自衛隊の協力を得て何度か人工降雨を試みるが

期待する程の成果はなかった

 

貯水タンクの無い家庭では飲料、生活用水確保に追われ

また、病院、福祉施設、観光業や水を多く使う飲食店でも

 

隔日断水に強化に 悲鳴を上げた

その混乱は想像を 絶するものであった

 

なお降雨は無く、さらに状況は深刻になり

給水制限は320日を超え最悪の状態になった

 

そのような状況の中1982年6月2日から

空は厚い 黒い雲に覆われ 雷鳴と共に雨が降った

 

降雨は5日まで続き 既存の4つのダム

新たに作られた2つのダムも

ほぼ満水状態になった

 

6月7日をもって 326日ぶりに断水地獄

「水」確保の闘いから 解放された

 

 

 

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コメント (3)
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