人生黄昏時

 老いを心身ともに感じ

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祖霊 【1】

2021年06月20日 00時00分34秒 | 日記

  沖縄は先祖の祖霊を崇拝する土地としてよく知られている

氏祖は村落、地域の守護神とされている

 

桜井徳太郎は沖縄独特の他界観念として

後生(グソー)観をあげ

その一例として久高島の後生観を取り上げている

 

久高島では墓地の入口を新後生(ミーグソー)と称して

そこを生界と死界との境界だとして

 

7年後の洗骨が終わると死者は真の

後生へ行って神に成ると考えていた

 

新後生では

死者は生前と同じ生活をすると考えているため

新後生の墓廓は現世の家屋と同じ形態を備えている

 

鳥越憲三郎は沖縄人の墓造りは

死後も出来るだけ居心地の良い

住家でありたいとの思いから

 

多額の私財を惜しげなく投じて

豪壮で大規模な墓を造っているとのべている

コメント (3)
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