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人生黄昏時

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ユタ 【2】

2021年01月10日 00時00分48秒 | 日記

  ユタの語源を「ユンタク(おしゃべり)」

あるいは神がかりの時、体が「ユタめく(揺れる)」

ことから名付けられたと言われている

 

ユタと言う、ユタ業はどのように成立したか諸説あるが

断定されていないと言われている

 

伊波普猷は、信託を宣伝すべき神人の中に

その様な力を持たない名ばかりの者がおり

 

かわって信託の宣伝する者が民間に出て

職業とするようになったのが

 

トキまたはユタと称する者であると述べ

ユタがノロ(神人)から分化したのだと考えを示した

 

また、ユタと言う語とユンタ(しゃべる)と

言う語の間には内容上の関係があるかもしれないと述べている

 

桜井徳太郎は、共同体のシャーマンであった

ノロ(祝女)や根神が中央集権的琉球王府の

 

官僚的祭司体制に編入される際に

公共祭祀以外の宗教的機能を担った

 

呪術的宗教者が現れたとし

そうしたアウトローの呪術的宗教者は

 

地域社会の民間信仰といっそう密着しながら

在地性を発揮して民衆の要望に応えることになった

 

そして終に官僚化した司祭者ノロ(祝女)と

袂を分かったのだと述べている

コメント (5)
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