利他のすすめ チョーク工場で学んだ幸せに生きる18の知恵
http://book.akahoshitakuya.com/b/4872905083
本の内容もさることながら、書かれている言葉がとても美しい本です。読みながら、心が研ぎ澄まされていくような感じがしてきます。
WSDで学んだ「他者理解」の最たる人かも。
以下、こころに残る言葉■
〇「人の役に立つことこそ、幸せ」
文部科学省の「生きる力」
1)基礎的な知識・技能を習得し、それらを活用して、自ら考え、判断し、表現することにより、さまざまな問題に積極的に対応し、解決する力
2)自らを律しつつ、他人とともに協調し、他人を思いやる心や感動する心など豊かな人間性
3)たくましく生きるための健康や体力など
〇住職さんの言葉
「人間の幸せは、もはやお金ではありません。
人間の究極の究極の幸せは次の四つです。
人に愛されること、
人にほめられること、
人の役に立つこと、
そして、人から必要とされること。
愛されること以外の三つの幸せは、働くことによって得られます。
障害をもつ人たちが働こうとするのは、
本当の幸せを求める人間の証なのです。」
〇人のせいにしないから、自分が磨かれる
〇本気で相手のためを思う。それが強い絆を生む
〇自分を去れば、強く生きられる
:人のために動くことによって、私たちは「無我」になることができる
〇迷ったときこそ、人のために動く
〇利他の積み重ねが、幸せな自分をつくる
〇「壁」は私のなかにある
〇自分にとって「当たり前」のことが、必ずしも相手にとっての「当たり前」とは限らない。自分の考えが相手には通じないことが普通。
〇他人を変えることはできません。
しかし、私たちは自分を変えることはできます。
そして、自分が変われば、相手も変わり始めます。
〇現実社会では、確実に結果を出すことができれは、手段やプロセスがどうであろうと関係ない。
仕事で大切なのは「結果」。「手段」にこだわりすぎるのではなく、「どうすれば結果を出すことができるか」を考え抜く。
〇相手の立場にたって、相手に伝わるような対応をする力をつけていきます。「人のせいにしない」からこそ、自分をみがくようになる
〇「働」は国字。「人のために動く」から、人にほめられ、人の役に立ち、人から必要とされ、愛までも手にすることができる。
〇「動物脳」と「人間脳」
:「動物脳」とは、本能や情動に関する大脳周縁系のこと。この脳は自分の身を守る働きをしており、自分の身を第一に考える
:「人間脳」とは、知性や論理といった人間的な思考を働かせる大脳皮質のことを指す。「自分がやったことで人に喜んでもらうのが心地いい」と感じるようにできている
〇神様は人間のひとりひとりに賜をくださっている
〇個性とは、生まれつき人に備わっているものではない。「人の役に立ち、人にほめられ、人に必要とされる」という幸せを求めて働く中で、発見するものであり、育てていくもの
〇「三方一両得」「四方一両得」を追求する姿勢が大事。できるだけ多くの人が得をするにはどうすればいいかを考え抜く。
〇村上龍:「誰かのためにがんばっていると、その行いがブーメランのように自分のもとに返ってくるのですね」
〇最澄「山家学生式」
「国宝とは何物ぞ
宝とは道心なり
道心ある人を名づけて国宝と為す
故に古人のいわく
径寸十枚是れ国宝に非ず
一隅を照らす
此れ即ち国宝なり
〇東洋思想家 安岡 正篤さん
「賢は賢なりに、
愚は愚なりに、
一つのことを何十年と継続していけば、
必ずものになるものだ、
別に偉い人になるひつ必要はないではないか。
社会のどこにあってあってもその立場立場においてならない人になる。
その仕事を通じて世のため人のために貢献する。
そういう生き方を考えなければならない
その立場立場においてなくてはならない人になる、
「一隅を照らす」とはそのことだ。
〇逆境を甘んじて受け入れ、その境遇を最大限に活かす人生で行こう!
〇マズロー:人間の欲求5段階説
1)生命維持のための食事・睡眠・排せつなどの生理的欲求
2)よい健康状態・よい暮らしなど予測可能な状態を得ようとする「安全の欲求」
3)情緒的な人間を求める「所属と愛の欲求」
4)自分が集団から価値ある存在と認められ、尊重されることを求める「承認の欲求」
5)自分のもつ能力や可能性を最大限発揮したいと思う「自己実現の欲求」
〇マザーテレサ:
「この世の最大の不幸は、貧しさでも病気でもありません。
自分が誰からも必要とされないと感じることです」
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