宇宙船地球号操縦マニュアル (ちくま学芸文庫)
http://book.akahoshitakuya.com/b/4480085866
70年代初頭にデザインを志した方たちが読んで、とても感銘を受けたというお話を聞いて読んでみました。
今から、世界を変えていくぞ?という意気込みが感じられる内容になっている本だと思いました。
以下、気になった言葉■
○宇宙船地球号の全体の富には安全要因がデザインされていた。
○宇宙船地球号をいかに操縦し、維持するかということについて、また、その複雑な生命維持や再生のシステムについて、取扱説明書がなかったこともデザインされていた。
○測地線
ふたつの独立して動いている「出来事」のあいだを結ぶ、もっとも無駄のない相互関係の線
○シナジー
システムのなかの別々の部分、あるいはそうした部分の寄せ集めの振る舞いをバラバラに見ていても、決して予想ができないようなシステム全体の振る舞い
○「工業化のはじめに話し言葉ありき」言葉やアイディアを文字としてかけるようになったことがコンピュータのはじまり。
○デザインと発明の革命によってのみ戦争を排除できる
○イニシアティブをとるのはとるのはプランナーであり、建築家であり、技術者なのだ。仕事に取りかかって欲しい。とりわけ協同作業をして、たがいに抑制し合ったり、他人の犠牲で得をしようなどとはしないで欲しい。
○ワールド・ゲーム
宇宙船地球号の現状を参加者に体験的に感得させ、問題解決のためのヒント、ないしフラーの考え方を学習させるためのワークショップ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます