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中学校教科書の検定結果、「学び舎」の教科書も合格しました

2015年04月08日 | 憲法・平和・人権・防衛
 高校教師の友人から「教育を我らに」「自由を我らに」とメッセージがついた管理人へのメールを転載します。
 拡散大歓迎!

 昨日、中学校教科書の検定結果が報道されましたが、「学び舎」(学びの会)の教科書も合格しました。東京新聞が社会面で大きく取り上げてくれました。韓国のハンギョレ新聞や沖縄の沖縄タイムスも大きく取り上げたところにこの教科書の特徴が出ているでしょう。(添付)
 これからは、採択にむけてこの教科書をひろめていくことになります。今後とも、よろしくお願いします。

学び舎の「社会」(歴史分野)検定通過本の281ページ。
ハンギョレ新聞社
 『暗い条件の中でも意味ある変化はあった。子供たちに正しい歴史を教えようと前・現職の歴史教師たちが集まって作った「子供と学ぶ歴史教科書の会」が設立した出版社「学び舎」は、今回検定を通過した教科書で、2011年以後中学校教科書からは消えた慰安婦関連記述を4年ぶりに復活させた。
 ハンギョレが入手した学び舎の「社会」(歴史分野)検定通過本の281ページ「人権侵害を問い直す」には「1990年、韓国のキム・ハクスンさんの証言が契機となって、日本政府は戦時の女性に対する暴力と人権侵害に対して調査を行った。 そして1993年に謝罪と反省の意を示す政府見解を発表した」と記述された。 自身が日本軍慰安婦だったことを初めて明らかにしたキム・ハクスンさんの勇気ある証言を通じて、日本政府が1993年に慰安婦動員過程の強制性と日本軍の介入を認めた「河野談話」が誕生した事実を明確に示しているわけだ。 同じページには「朝鮮半島で慰安婦の募集・移送などは概して本人の意志に反してなされた」という河野談話の主要内容も引用されている。 日本政府が植民支配と侵略に対する謝罪と反省の意向を明らかにした「村山談話」の具体的内容は紹介されなかったものの、年表の中には日本政府が1995年にこの談話を発表したという事実が整理されている。 この教科書はまた、日本の植民支配と侵略に抵抗した韓国民衆の主体的な動きに焦点を合わせるなど、民衆史的観点の執筆を試みた。
 この間、日本の中学校教科書の慰安婦関連記述は、歴史の中で浮沈を経てきた。 日本の市民団体である「中学歴史教科書に慰安婦記述の復活を要求する市民連絡会」の資料によれば、中学校教科書に慰安婦記述が初めてされたのは1993年の河野談話が発表された後に出た1997年度検定教科書からだ。 当時は7種の歴史教科書の全てに関連記述が含まれていたが、2002年には3種、2006年には2種に減り、2011年検定では全て消えた。 今回文部省は、学び舎の初回原稿を一度不合格処理した後、「強制連行を直接示す資料は発見されなかった」という日本政府の見解を併記する条件で慰安婦関連記述を許容した。 高嶋伸欣・琉球大名誉教授は「中学校教科書で慰安婦関連記述が復活したことは画期的」としつつ「慰安婦記述が教科書検定を通過したので、今後これを書くか書かないかは各出版社の意志にかかった問題になった」と話した。
 日本政府は昨年1月「教科書検定基準」を改定し「閣議決定(閣僚会議議決)など政府の統一された見解がある場合には、これに基づいて記述すること」を要求し、下村博文・文部科学相は昨年3月「河野談話と村山談話は政府の統一された見解ではない」として、これを教科書から追放しようとした。しかし、その後に二つの談話と関連した内容が全て閣議決定されていた事実が確認され、教科書に載せられることになった。』
東京/キル・ユンヒョン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

東京新聞


沖縄タイムス

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