葵から菊へ&東京の戦争遺跡を歩く会The Tokyo War Memorial Walkers

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都内で初めて、世田谷区立平和資料館オープン。流石に保阪革新区政だ

2015年08月23日 | 世田谷日誌

 8月15日にオープンした世田谷区立平和資料館を見学してきました。




 以前の資料館は小学校の教室にあったそうですが、戦後70年記念として世田谷公園内に新設しました。
 東京都内では初めての平和に特化した博物館です。但し博物館法に基づいていないといないと思われるのは、収蔵庫がないからと、学芸員が常駐していないことです。
 区内の軍事施設や被災地域図を始め、学童疎開資料などを展示してありましたが、乃村工藝社等の展示専門会社に委託しないで、職員がパネル展示のレイアウトをしたそうです。最も感じたことは、学芸員がいませんので区民から寄贈された戦争遺物が生かされていないことです。第23期予科練に入隊した新井さんという方が「七つ釦」の制服、制帽がガラスケースに並んでいるだけで、予科練についての説明文が一切ありません。またハンモックも寄贈されたようですが展示スペースがありません。
 管理人は、以前館長に「新宿区平和マップ」を渡してありますし、これから助言をしていきたいと思っています。
 さらには、世田谷公園に隣接して陸上自衛隊三宿駐屯地があり、衛生学校内には旧陸軍軍医学校時代の史資料が保管・公開している医学情報史料室「彰古館」がありますので、コラボレーションをしていけば「平和教育・社会教育」に役立つと考えています。
 4月10日に「国民学校一年生の会」事務局長高岡岑郷さんと見学しました。高岡さんは一ヶ月後に他界されましたので、最後の平和活動となりました。高岡さんのご活動を偲びご冥福を心からお祈りいたします。
左から三人目、右端が管理人

資料館で配布していましたチラシですが、素晴らしい企画ですね。


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