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徒歩ホ女

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もっともっと、難波ネギ

2014-12-26 18:25:22 | Weblog
やっぱり、言わずにおれません。。。


九条ネギのもとになっている難波ネギ。。。
そうそう、千住ねぎも難波ネギが元だって知っています?

天正年間に、砂村に入植した大阪の落ち武者が持ち込んだのが、砂村ネギに。。。

1本ネギのタイプで、関東は寒いので葉が枯れてしまい、土の中の白い部分をもったいないと食べるようになり、
どんどん土の中の白い部分を太らせていったそうです。

この「砂村ネギ」が隅田川を遡り、
特に千住地区で良質なネギが収穫されたことから「千住ネギ」と呼ばれるようになったそうな。。。。


ところで、今では南の繁華街の中心となっている「難波」ですが、なんと明治時代は辺り一面がねぎ畑だったそう。。

 

だって、「難波」って地名は、そこから来てるんだもん。。。


それが市場から姿を消し、「幻の~」となってしまったのは何故???

そんな話こんな話、また明治期に人気だった難波ネギを使った料理などを味わいに出かけました。

「難波葱の魅力とその多彩な料理を愉しむ」

大阪住吉区の上田さんが、自家用に作っていたねぎを
「ネギ、持って帰りなはれ」と、漬物屋の石橋さんに渡したものが、
なにわの伝統野菜の復活に取り組んでいた、森下先生(元大阪府食とみどりの総合技術センター・農学博士)の目にとまり。。。。


そもそも、何で廃れたんでしょう?

実は、葉の繊維が柔らかく、葉折れしてしまう。流通に乗らない。
また、うま味のもとの”ぬめり”が、刻み葱にした時に、ぬるぬるして切りにくく、見た目も悪い。

 

柔らかさや、ジューシーなゼリーって美味しさの証だと思うのに、そんなことで敬遠されたのね

雨が降ると新葉の中にゼリー状のもの(ムチン)がたまるようになります。

そして、3月頃には、葉の表面に透明の蜜がふき出してきます。
種を残そうとして、糖分が中から出てくるんです。

上田さん。自家用にと、作り続けて下さり「ほんと、ありがとうございます!」


さて、それでは美味しく味わいましょう。

 
「田辺大根のふろふきに、白みそと合せた難波ねぎを乗せて」「クジラのお化けと卯の花と難波ねぎ」


   

「雲鶴」の島村さんが今日の料理を作って下さいました。
難波りんごさんも、「なにわの伝統野菜応援団」のお一人です。
稲田さんも、上田さんのお兄さんから種を譲り受け、栽培されています。


 
「はぜとねぎの炊き合わせ」「ぶりの難波煮」

「このしろの 難波煮尤もよし」
1803の素人包丁に記載があり、このしろが出る予定だったのが天候の都合で、ぶりに。。。


さて、稲田さんと上田さんの難波ねぎの食べ比べ。焼いても美味しい!

 
甲乙つけがたい。。。どっちも難波ねぎだもんね。

 
さて、大阪と言えば。。。ネギ焼。天かす、干しエビ、紅生姜入り。最後は、金時風にデザートまで。


京都のねぎ栽培は、伏見稲荷建立とともに始まり、その原種が大阪から来たとされます。
原種だから、色々な遺伝子を持っていて、ピンと立つ九条ねぎもあれば、柔らかい難波ねぎも出てくる。

姿形の良いものの種だけを選りすぐり、見栄えのよいネギとなったのが九条ねぎ。
一方、難波ねぎは、えり好みせず、昔ながらの個性と美味しさを残します。


「どこで買えるの?」「食べられるの?」

道頓堀のそば処「更科」で、美味しい鴨なんばが。。。

また、大寅かまぼこでは「難波ねぎの練り込み」があり
阿倍野ハルカス・高島屋・阪急本店・戎橋本店の4店で買えるそうです。



「鴨なんば」食べたくなってきませんか?













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