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読書の森

その場所

前回のblogでチラリと触れましたが、自分の場合だけでなく、財産は貯めるのは時間がかかりますが失うのはあっという間です。
例えば災害や戦争で営々と築いてきたその国の財産や人の命がいとも簡単になくなってしまう、これは理不尽としか言いようがありません。

ただ、この災害戦争への対処の仕方が国によってかなり異なるのでないか、と最近思えるのです。

前にも紹介した司馬遼太郎の歴史に関する面白いエッセイです。

この中で、江戸時代に幕府が絶対的な統一体制をとった中、それに対する各藩の施政が異なった、という話があります。
もともと関ヶ原の戦いで、勝った側のみが領主になった訳でないし、家康側に付いた大名も絶対服従という訳ではなかった。
維新で活躍した藩は実は中央に隠れて力を蓄えていた。

つまり、地方が独自性を持って土地を治めていたらしいです。
なので、その地方によって非常に個性のある人物が育ったと感じます。
例えば坂本龍馬みたいな。

狭い日本ですらそうなのですから、全ての住民を一律に統一するというのはかなり無理のある事と感じました。
その為の戦いが根本のところで非人道的だとも思えます。


その土地によって育つ植物の形態も異なります。
例えば、自分の遠いご先祖が住んでたという長野県、気候の関係で昔はお米が採れにくい非常にやせた土地が多いです。
満州へ移民した人も多い。
そこで昔、長野では学問を重視して県の質の向上を計ったという事です。

私としては、どこへ行っても金太郎飴みたいな顔を持たずに、それぞれの土地の良い個性は残して欲しいな、と願ってます。



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