アイヌ民族関連報道クリップ

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1992年の地球サミットで注目された少女の今を取材しました。(FNN)

2012-06-20 12:24:00 | その他のニュース
1992年の地球サミットで注目された少女の今を取材しました。

日本時間20日夜、ブラジルで国連の環境会議「リオ+20」が開催されます。
この会議の原点でもある1992年の「地球サミット」で、日系4世の少女のスピーチが世界から注目されました。
あれから20年。
2児の母となった伝説の少女の今を追いました。

当時12歳のセバン・スズキさんは、1992年の地球サミットで、環境破壊を野放しにする世界各国の現状を子どもの視点で厳しく追及。
その演説は、「伝説のスピーチ」として知られている。
セバンさんは1992年、「きょう、ここに来たのは、ほかでもありません。わたしの未来のために戦っているのです。あなたたちは、政府の役人? サラリーマン? サミットの主催者? それとも記者? 政治家? いいえ、あなたたちは母であり、父なのです」などとスピーチした。
セバンさんは、その後も活動を続け、アメリカ・エール大学で環境学の学位を取るなど、エコに携わってきた。
セバンさんは現在、ハイダグワイというカナダ西部の島で暮らしている。
32歳になったセバンさんは、この島で、2人の子どもの母親になっていた。
先住民族の夫・ジャドソンさんのふるさとである島に、4年前に移り住み、今も環境保護活動を続けている。
セバンさんは「地球環境は非常に深刻な状況です。20年前と比べ、『持続可能性』は、ますます遠のいています」と述べた。
豊かな自然にとけ込み、環境に優しい生活を一家で体現しているセバンさん。
あの演説後、20年たっても、環境保護や温暖化対策がなかなか進まない世界の現状に、危機感を募らせている。
セバンさんは「先進国は、途上国にない問題をたくさん抱えています。先進国に住むわれわれは、それを解決し、途上国に見本を見せなければいけません」と話した。
今回の「リオ+20」でも、大きな前進は期待薄との見方が広がる中、セバンさんは、NGO(非政府組織)代表として、会議に出席する予定。
セバンさんは、1992年のスピーチで「元に戻す方法を知らないなら、これ以上、壊さないでください。『愛している』と子どもたちに言うなら、行動でそれを示してください」と述べた。
伝説の少女は、今度は自分の子どもたちの未来を守るため、20年を経て、再び世界の舞台に臨む。
セバンさんは「20年前、わたしは自分の未来のために戦いました。しかし、今は、子どもたちのために戦っています。誰もが、自分の子どもを愛しているんですから、わたしは変えられると信じています」と話した。
(06/20 12:24)

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00225803.html


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