アイヌ民族関連報道クリップ

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先住民族禁煙キャンペーン(日豪プレス)

2011-03-28 00:00:00 | 先住民族関連
社会 - 2011年3月28日
先住民族禁煙キャンペーン

家族友人への影響を強調
 3月28日、連邦政府は、テレビ、ラジオ、印刷媒体を通して、先住民族喫煙者に禁煙を呼びかけるキャンペーンを始める。今回のキャンペーンでは、共同体意識の強い先住民族アボリジニの価値観に合わせ、喫煙者の健康よりも、家族や友人など周辺の人への影響を強調する内容になっている。
 同日に発表されるキャンペーンの内容は、若いアボリジニ女性が、タバコが引き起こす疾病のために家族や友人を失ったという筋立てになっている。
 ニコーラ・ロクソン保健相は、「このキャンペーンでは、先住民族の約半数に喫煙癖があり、5人に1人は喫煙が引き起こす疾病で亡くなるという厳しい現実に焦点を当てている。統計の数字は不気味だが、メッセージはシンプルだ。この連鎖を断ち切り、致命的な習慣を止めようということだ」と述べている。
 政府は、「研究から、先住民族文化では、個人の健康に対するタバコの害を説くよりも、タバコによる疾病や死亡が友人や家族、特に子供にどれほどつらい思いをさせることになるかを説く方が効果があることが明らかにされている」と発表している。
 先住民族の死因の20%は喫煙関連の疾病が占めている。また、喫煙は、慢性的な健康不良やガン、循環器系疾病の最大の原因になっている。ウォーレン・スノードン先住民族保健担当大臣は、「喫煙関連の疾病は予防可能であり、政府も拱手傍観しているつもりはない。過去50年間の禁煙キャンペーンは多数派国民の価値観に焦点を合わせており、先住民族の考え方をなおざりにしていた。一方で、先住民族共同体では識字率が低かったり、テレビをまったく見ることがないところもあった。今回のキャンペーンでは特定のコミュニティを対象にしなければならない」と述べている。
 労働党政権は、全国の57地域に禁煙推進保健担当チームを派遣している。(AAP)

文末に(AAP)とある記事は、AAP配信記事の忠実な翻訳であり、日本国内の報道と合致しない記述も含まれています。 

http://www.25today.com/news/2011/03/post_5386.php


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