愛知HAPPY★あいちハッピー/榊せんせの君子生活

化学を修めた君子。電池、下水浄化、うがいと手洗い、石鹸やコスメの手作り、ハーブ、香りの化学。金欠病の克服、貧乏ライフ。

文化の日・名作「東京物語」

2007年11月03日 | 映画に行こう
1953年の今日は東京物語公開日。

名作らしい。ってことで観てみたら、
意外と退屈な展開で。
中盤で一旦DVDをとめてネット検索したら、
笠なんとかって俳優は48歳で72歳のおじいさん役を演じているのだとか。
これは信じられない!!
おじいさんの演技がうますぎ。
原なんとかていう女優さんは戦前には軍人の妻を演じていたそうな。
この映画では美人で優しい未亡人。いい役です。

終盤、ようやくいい話になってきてGOOD。
ちょっと悲しいけど、いいお話でした。

市役所勤めだったおじいさん。開業医の長男。人気美容師の長女。
って、お金持ちの日本を切り取ってるんだろう。

美容師のおばさん。なかなか現代的でドライで好きだな。
原節子の古風な優しさもいいけど、
合理的で活発なのも悪くない。
東京で暮らしていたら、あのぐらい強くならなきゃね。

国際的に有名なのは、昔の日本がうまく表現されているからかなあ。


心情としては、大人になるってこんなことなのかな。

私の両親は、割とお坊ちゃん、お嬢さん育ちなので
ちょっと共感しました。
両親が祖父、祖母の晩年から危篤、葬式の時に味わった寂しさを
想像できました。

「親孝行 したいときには 親はなし
されとて墓に布団は着せられず」

これは世界中に共通するメッセージだからね。

小津監督の集大成。って声があるから
きっと後期の作品なんじゃないかな。
もっと若々しく、出世作みたいな作品も見たいな。


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